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2018年11月5日月曜日

我釣九絵者也―クエ釣りプロジェクト vol.1―

夏休みは終わり、また気だるい授業が始まる10月。自分の企画が控えてないとなんとなくだらけてしまう。家でゴロゴロしながら過去の企画の写真を見返していた。僕はこの1年間で初めての冬山を経験し、初めての海外登山を経験し、たまには馬鹿みたいなママチャリの旅をし、百名山は26座を数えるまでになった。思い返すとたくさんの企画に参加してきたものだ。光陰矢のごとし。気づけば大学3年生となった。もうやり残したことはないかな…
そう自分の大学生活に思いを馳せているとふと頭に電流が走った。

『クエ釣ってない!!!!!!!』


「クェ釣ろや!!!クェ!!!」(クェとはクエのこと)
そうもんだが言い出したのは2017年8月。僕らが大学2年生、屋久島合宿での釣りをしていた時のことだった。屋久島では釣れなかったものの、クエは僕らのロマンとして、いつかは釣ろうと誓ったのであった。

急遽企画。もんだ、平、ジオーを緊急招集し、紀伊大島でのクエ釣り企画が立てられた。期間はまちかね祭期間中の10/31-11/2。

10/31 19:00出発。



左から平、ジオー、もんだ

ほんとは18時出発だったんだけどね。この日は高野秀行さんが箕面キャンパスに講演に来てたから聞きに行ってたら遅れちゃったね。


ポテト150円クーポン
寄り道したり交通規制に捕まってたりしたら到着は1:00。本当はこの夜も釣りする予定だったのだが、翌朝が一番の勝負所と踏んでいた僕らは早めにAコープ紀南で野宿して朝釣りに備える。
勝負所とはどういうことか。11/1,2は小潮。潮は最悪。そして今年は黒潮が紀伊半島から離岸している。 こうなると状況は最悪。クエは釣れなくとも紀伊大島まで行けばブリやカンパチは釣れるかとおもってたのに。そうした状況の中でも釣果を最大限に上げるために干潮と満潮時間を調べ、魚の活性が上がる上げ3分下げ7分の時間とマズメの時間が重なる時間を割り出すと、11/2の早朝が最も釣れるという結論に至ったのだった。


黒潮大蛇行
引用元【http://www.jamstec.go.jp/aplinfo/kowatch/?cat=1】

釣り場は紀伊大島でも有数の磯、ハゲアジロ。干潮と満潮の差が少ない小潮の日でも潮通しの良いこの磯なら魚が釣れると考えた。少し寝坊してやぶをかき分け進む。


5時30分、明るくなってきた。

登山靴を履いている

じおーのせなか

厚着しすぎて汗かきながら磯に到着。風速は3m。ほどよい荒れ具合。4人とも泳がせ釣りの支度をして竿を構える。

登山靴を着用


ねてるたいら

じおー

釣れないなぁ―なんて言いながら座ってその辺のおじさんと話してるともんだの声が響いた
「つれたぁぁぁあああああああああ!!」



釣れちゃった感

きれいな魚

ネリゴ(カンパチの子供)

血抜き

よっしゃあああ!つれるぞおおお!!!なんて盛り上がって竿を握ったがそのまま1時間何もなく経過。やはり釣れない。また藪の中を歩いて駐車場へ戻る。午前の部は終了し温泉に行く。サンゴの湯。お世話になります。

ひるね@サンゴの湯

平の特技は給油
大阪王将で昼ご飯食べた。この日もんだの持ってた株が20%UPでストップがかかり、もんだの機嫌が良かった。

午後の部開始!磯に行く元気がなかったので串本漁港の堤防で釣りをすることに。


鳥の写真しかない

ぜんっぜん釣れん。アジもまばら。魚の気配がないので早めに切り上げる。潮岬キャンプ場で魚を捌いて調理。


アジを捌くじおー

アジの鱗を取るたいら

カンパチを捌くスター

アジの唐揚げ

唐揚げみたいなジオー

カンパチのアラ汁

カンパチのカルパッチョと刺身

唯一の集合写真

あそんでる
想像以上においしい夕飯をたべてサンゴの湯に行って、スーパーオークラで小腹を満たしてまた野宿@紀州なぎさの駅水門まつり


めっちゃめちゃ蚊にさされた

みかんの皮とタオル


女子は車中泊


11/2は4時起き、昨日の堤防で朝から泳がせ釣り。アジ10匹で1200円。痛いが仕方ないのだ。

たいらはねてる

おれもねてる

アカハタがつれた

この日もぜんっぜん魚の気配がしないので早めに撤退。損切りは素早く。
このまま手ぶらで帰ることをプライドが許さなかった僕らは「とれとれ市場」に向かいハマチと鯛をかけて男気をぶつけ合った。毎度のことながらもんだの男気が炸裂し、占めて3500円のお買い上げ。帰阪して宴会。

車が小さい

カサゴの唐揚げ

ハマチの漬け丼

もんちゃん

結局今回もつれなかった。
それどころか釣り人のおっちゃん達にクエなんか釣れるわけないと馬鹿にされる始末。うるせぇ。と言ってやりたかったがそこは我慢。なかなか釣れないからこそロマンなのだ。


さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。



前田君へ
模擬無人島ブログ早く書こうね。
そういえば、前田の屋久島Tシャツよく分からないけどぼくがもってるので、欲しければ言ってください。