斎藤です。再び連続投稿です。隠居したのをいいことに、最近は好きな外岩企画ばっか立ててます。
第2回外岩班活動として、11/10(水)に百丈岩に外岩の練習へ行ってきました。
今回も大阪外大出身のおじさん(以下、Iさん)が付き合ってくれました。
今回は、自己確保、支点構築、懸垂下降を習いました。
メンバーは
蟻の塔渡りで強くなった佐藤 |
ハロウィンでゾンビになってた岸本 |
外岩班リーダーを引き継いでくれた井下 |
カミキリムシの幼虫を食べ損ねた斎藤 |
中之島山岳部との合同企画ということで、医学部1年生のH君も参加。学生5人とIさんの6人で活動してきました。
さてさてここで、アルパインクライミングのざっくりとした流れを説明しときます。適当な説明なんでざつい部分もあるけどそれはごめんなさい。興味ない人は適当に読み飛ばしてね。ちなみに最初に登る人がリード、次に登る人がセカンドです。用具名、結び目の説明そんなしてなくてごめん。ざっとしたイメージだけ掴んでもらえると。
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1.
アルパインクライミングざっと流れ
①ビレイヤー自己確保→②相互の安全確認→③リードが登る→④登りきったことを確認し、リードは支点構築しビレイの準備、セカンドは登る準備→⑤セカンドが登る→⑥セカンドだった人が次のリードとなり②~⑥の繰り返し、または⑦懸垂下降
2.
リードへのビレイ法と自己確保
①適当な木などにスリング(輪っか状の細いロープ)とPAS(自己確保用のギア)などで自己確保を取る。
②リードがエイトノット(8の字結び。基本の結び方。)を結んだ近くで、ハーネスに装着した確保器(ATCなど。ビレイをするためのギア)にロープをつける。
③グローブをはめ、相互の安全確認(ハーネスが正しく取り付けられているか、結び方は正しいか、確保器は正しく取り付けられているかなどのチェック)後、リードへのビレイ開始。
具体的には、リードが登りやすいようにどんどんロープを出してやる。ヌンチャク(スリングの両端にカラビナがついてるもの)などで支点をとるときにはとくに多めに出してやり、その直後はロープを戻してやる。ロープを出すときは右手、戻すときは左右どちらかの手を、絶対にロープから離さない。
④クライマーが危ないとき、ロープを張ってほしいとき(「テンション」と言われたとき)はロープにテンションをかける。
⑤クライマーが登りきり、「ビレイ解除」と言われたら、ビレイ具をロープから外す。
3.
リードクライミング
①ハーネスにエイトノットでロープを装着する。
②ビレイヤーと相互の安全確認後、登り始める。
③ボルトに到達したらヌンチャクをかけ、カラビナを反転し(そのほうが強度が強い)、下のカラビナにロープを正しく(ビレイ側ロープが岩の近くになるように)かける。
④支点を確保しつつどんどん登る。
⑤登り終わったら4.自己確保と支点構築へ。
4.
自己確保と支点構築
①PASなどで自己確保を適当なボルトを支点にしてとる。
②支点を構築する。環付きカラビナ2つにスリングを通し、ボルト2つに環付きカラビナをかけ、カラビナを反転し、スリングをねじって3つ目の環付きカラビナをつける。このとき、支点(ボルト)から伸びるスリングの角度が90度をこえないように。
③②の3つ目のカラビナにロープを通し、インクノット(固定用の結び方)で固定。「ビレイ解除」の旨を下のビレイヤーに伝える。これで自己確保を2点取ったことになる。
④②の3つ目のカラビナにATCの空洞部分を、向きを考えながら装着する。
⑤ザイルアップ(ロープアップ)(=余っている部分のロープを上にあげる)し、インクノットで固定している部分を軸にロープを絡まらないよう整理する。
⑥ATCにロープを装着した後、ロープにテンションをかけ、下の人に合図をし、登ってきてもらう。
5.
セカンドへのビレイ法
大きくはリードへのビレイと変わらん。でもATCの向きが違うのでやりにくい。ロープがどんどん溜まってくるので、絡まらないように整理することだけ気をつける。セカンドが自己確保を取ったらビレイ解除。
6.
セカンドクライミング
ヌンチャクをしまいながら登る。
7.
懸垂下降(ロープが1本のとき)
①セカンド、ビレイ両方とも自己確保を取っていることを確認し、ロープ末端の結び目(インクノットとかエイトノットがされてるはず)を外し、ボルト2つにロープを通し、ロープの末端同士を解けないように固結びなどで結ぶ。
②末端同士の結び目が地面に届くようにしながら、ロープダウン(ロープを下にさげる)。
③自己確保に必要なギア以外回収し、ハーネスに装着したATC(もしくはエイト環)にロープをセットし、グローブをはめ、右手を常に握りながら下降する。腰をしっかり落とすのがコツ。下降したら「完了」と伝え、次の人が下降する。
④全員降りたら、ロープの結び目をほどき、ロープを回収する。
まぁ、ざっくりとこんな感じです。
他にも細かい行程や気をつけることはあるけど、まぁ、とりあえず。前回の活動で2,3を習い、今回の活動で4~6を習った感じかな。
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さてさて、この日の活動報告に戻ります。みなさんお気づきかもしれないがこの日は平日。なので、授業終わりに行ってきました。
12時前に部室に集合し、用具を準備し、出発。駅で佐藤、H君と合流。石橋阪大前駅に近づくと突然雨が降ってきた。池田、川西能勢口まで来るとめっちゃ晴れてきた。うーーんなんやねんこの天気。雨雲レーダーでは振らない予報だったが、やばいかもしれない。まぁ、そもそも前日雨で岩は濡れているはずで、もともと今日は、高いところに登っての活動は諦めていた。最悪講習だけでもできれば、という気持ちで、ひとまずIさんとの集合場所である道場駅へ向かう。
13時すぎ。Iさんと合流。道場駅は晴れ。だが百丈岩方面は雲行きが怪しい。気にしないことにして出発する。
…15分ほど歩いたところで降ってきた。やっぱりかぁ。レインウェアを着る。ザックにカバーをかける。
さて再出発、と思ったら、やんだ。そういうもんよね。
駅を出発して30分後、目的地に到着。雨はまた降り出していた。
雨の中準備する 中之島山岳部のH君が持ってきた大きい傘の中に荷物を置く |
これはクライマーが落下したときにかかる衝撃を講習等で見せるための装置 すごい衝撃らしい ビレイ練習、クライマーとビレイヤーの信頼関係が大事ですな |
この装置の右横らへんで活動した。13時45分ごろ。支点構築、懸垂下降の方法をまずは地上で教えていただく。
ビレイヤー井下 |