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2022年9月1日木曜日

甲斐駒仙丈2022

4年の三村崚太です。

2022年7月、南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳に行ってきました。


深田久弥『日本百名山』では


 日本アルプスで一番代表的なピラミッドは、と問われたら、私は真っ先にこの駒ヶ岳をあげよう。その金字塔の本領は、八ヶ岳や霧ヶ峰や北アルプスから望んだ時、いよいよ発揮される。南アルプスの巨峰群が重畳している中に、この端正な三角錐はその仲間から少し離れて、はなはだ個性的な姿勢で立っている。まさしく毅然という形容に値する威と品をそなえた山容である。

 日本アルプスで一番奇麗な頂上は、と訊かれても、やはり私は甲斐駒をあげよう。眺望の豊かなことは言うまでもないとして、花園岩の白砂を敷きつめた頂上の美しさを推したいのである。(中略)甲斐駒ケ岳は名峰である。もし日本の十名山を選べと言われたとしても、私はこの山を落さないだろう。昔から言い伝えられ崇められてきたのも当然である。



甲斐駒ヶ岳は褒められている。探検部のホープ・西川(あ)にも


私も甲斐駒登りたかったんですよ

 

と言わしめている。グーグル評価も堂々の4.6。



アルプス入門にふさわしい甲斐駒、企画を立てる際は、ぜひこのブログを参考にしてください。






メンバー紹介。1年と2年と4年の6人。


4年以外は全員覚えてください。



1年 外国語学部フランス語専攻 稲垣



バスケ・冷静沈着・丸眼鏡という
清川の三要素を抑えた逸材。



2年 基礎工学部情報科学科 近藤


スーパーの納豆を全種試した自称「納豆ソムリエ」



2年 工学部地球総合工学科 辻埜


探検部1セブンイレブンを知る男


2年 基礎工学部システム科学科 吉田


筋トレがうまくいかず、「まずは形から」とマッチョの髪型?に



4年 文学部比較文学専修 上別府


小学生の頃、姉につけられた あだ名は「もっちょ」



4年 文学部人文地理学専修 三村


これは剣山のトイレ



※上別府が付けられた「もっちょ」は、①姉が好きだったキャラクター ②「ともき」の「も」に由来し、地縁社会 宮崎で瞬く間に広まったんだとか。





7月1日 (金)

18:00 集合

 

シエンタで登山は6人が限界


25:00 仙流荘着

 

高速の深夜割引を狙ったため この時間。


駐車場は仙流荘ではなく、奥のバス利用者駐車場が広い

バス停は仙流荘との間。トイレ前の広場に並ぶ





バス利用者駐車場、北側の崖の手前なら地面で寝れた。

工夫して駐車して、邪魔にならず、轢かれないようにしてください。

 

(僕は いつか探検部が寝てる間に轢かれるんじゃないかとガチで危惧してます) 

 




7月2日(土)


休日ということで、翌朝4:15くらいに起きるとバスに長蛇の列。

日の出の4:30頃にはバス3台分は並んでた。4:45くらいに並んだ。


右にリュックの列、左に人の列。

※リュックの列は見せかけで、リュックの順番には意味がない。
大切なのは、人間の順番であり、チケットを買うまで進み続ける必要がある。


この瞬間が2日間で一番晴れてた


確か、バスは6:05発やったが、5:40くらいから臨時便が出始めていた。


普通に乗られへんと思ってたら車庫が空いてバス登場。安心感がすごい。


6:00 バス発車


 ここのバスは5台とも乗られへんかったが、下界から来た7台目くらいのバスに乗車。

 席と席の間にも席が出て、全員座れる。





涼しいし快適


次の日に登る仙丈ケ岳





稲垣、爆音の鶏アラームをならしてしまう


6:40 北沢峠


7:00 北沢峠テント場


長衛小屋のほぼ目の前    


 長衛小屋で申し込み、テントを立てて荷物を減らして出発。




 北沢峠経由で森の中を2時間近く登る。



 駒津峰手前くらいでようやく高山ぽくなる。



9:40 駒津峰

 甲斐駒展望スポット。ずっと曇ってた。


一瞬晴れてくれた!!




岩っぽくなっていく


まっすぐが直登、右が回り道








直登ルートと回り道ルートに分かれる。



直登

駒津峰と同じ男女に撮ってもらった



満足そう


回り道ルートを選んだ上別府といくみが道から外れてすごい道通ったらしい。

下山中に、上別府オリジナルルートが上の方から現れる。どんなとこ通ってるねん。

結構な急斜面やった

晴れてたらめっちゃよさそう



山頂らへんはおもろい



看板が山頂ぽいが、全く山頂ではない。矢印らしい。










甲斐駒は高いわりにとにかくハエが多かった。


上別府を襲うハエ



下山で一瞬雨が降り、晴れ男として崇められていたはずの三村は生まれて初めてレインウェアを使う。


そして、転んだときにケータイを山で初めて落としたが、駒津峰と甲斐駒で写真撮ってもらった男女に拾っていただきました。ありがとうございました。



晴れた


この日のドコモユーザーは、仙水峠から翌朝の仙丈の登りまで電波がなかった。

(ドコモの登山道情報と違っていた)


山頂(左)と摩利支天(右)


仙水峠を過ぎると、ずっと岩でおもしろい。


ずっと岩



疲れる

到着


長衛小屋はそんなに広くないが、100円で桃が売っていた。

桃はどう皮をむくのか、そもそもむくものなのか、が最初わからなかった。
電波がなく、ググれなかったのでとりあえずむいたが、めっちゃ美味しかった。上別府はめっちゃ食べてた。



ここで、
三村は事中にブヨに刺される。
腫れてきてかゆかった。刺された跡が残った。

他の虫も多かったから虫除けスプレー持って行くべき。
刺されたらファーストエイドのポイズンリムーバー使うべき。


7月3日(日)
4:30 山あるある:明るくて起きる 発動


4:55 仙丈ヶ岳にむけて出発



 昨日の5倍晴れてる




 1000mくらいずっと登る。




かなり疲れとる


甲斐駒




山あるある:ライチョウの存在を教えてくれるおじさんにすれ違う



ライチョウ発見。全然逃げない。



鳴き声はカエルと同じらしい?






雪残ってる












6:13 小仙丈ケ岳





小仙丈からの縦走にテンションが上がる。














7:30 登頂


 


 ちなみに、富士山・北岳・間ノ岳の日本の山 TOP3を見れる

富士山と北岳



綺麗







2年3人衆





下りはそこそこ下界が見える





 雪渓は軽アイゼンなしでも耐える。





下山後、テント場に戻って撤収。
テントを端正にたたむ近藤。

職人



 13:00 バスで北沢峠出発

  登山客が集まり次第30分ごと?くらいにバスが出ていた。



 14:00 仙流荘
  日帰り入浴500円。

  伊那市内の『門・やません』でロースカツ丼

めちゃくちゃよかった



 16:30 帰阪開始


 21:00 阪大着

  雨のため、近藤と吉田が自宅でテント干してくれためっちゃありがとう。




4年間の探検部人生のラスト企画?やったけど、非常に楽しかった。


甲斐駒も仙丈もアルプス入門にぴったりなので、みなさん是非行ってください!!