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2017年7月19日水曜日

全休アルプス〜雲ノ平→水晶岳→鷲羽岳→双六編(4日目)〜

滑らかに交代することができず、4日目。引き続き竹野がお送りいたします。


【マグマ黒岳】
活火山。日本二百名山に指定されている。その黒い容貌に似つかわしくなく、登山道は樹林帯の急坂を含む。標高2892メートル。

【スキムミルクおじさんs】
なんかいつもいるおじさん3人組。薬師峠→雲ノ平。雲ノ平→双六まで我々と行程が同じ。超ホワイト企業につとめているらしい。三日前からほのめかすと仕事を休んで山に行くことができ、金曜日には定時上がりでザックを背負い込み山に向かうらしい。全体的に油がのっていない40代。

【ハンサムおじさん】
ブヨに刺されて目が腫れていることを必死に訴えかけていたおじさん。仲間には「蚊じゃないの〜」と言われていた。決め台詞は「明日にはハンサムになってるから!」
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さて、こんな注釈をしておいてから、ブログ書き始めますね。ずっと冗談しか言わなかったこの企画。3人で100時間以上の時間をすごそうと思ったらこうなりました。

さて、JAPAN最後の秘境は電波が通じなかったわけで、終了報告者の皆さんご心配かけてすみませんでした。私たちは元気に、洗濯して、本読んで、石狩鍋食べて、おじさんに出会って、寝てました。


さて起床後、最初のピークハント。水晶岳にはザックをデポってから向かいます。ザックを置けばこっちのもんやと、のぼりほぼほぼコースタイム0.3。37分で登頂。
水晶岳山頂には、また一人のおじさん。おじさんは角度を何度も変えて12枚もの写真を取ってくださいました。水晶岳山頂写真だけやたら多い。12枚。


良作も不作も含めた12枚である


【水晶おじさん】
水晶岳に生息。山座同定に自信ニキ。

鷲羽岳遠そうに見えてサクッと登頂。今日の2座シリーズはなんとなく楽勝ですね。山頂に、半袖半パン、なんだかギラついたおじさん3人組が現れます。


      わしポーズ。@鷲羽岳


ギラギラおじさんsに私達の『ワシポーズ』を伝授して写真を撮ってにこやかにさよならしたあと、

『ワシも撮ってくれへんか?』との声が。おじいさん、しっかり私達の『ワシポーズ』をしてくれてました。わしじい。あんな面白いこといえるじいばあになりたいものです。


さてさて、一行は三俣に向かいます。実は私、雲ノ平でTシャツがないことにちょこっと駄々をこね、三俣山荘で見せてもらう交渉をしておりまして。山荘には伊藤正一の孫2人のちびっ子がいて可愛らしかったです。

三俣山荘にて無事TシャツGETしたあと、雨が降り出し、レインウェアを着込みます。いざ双六テン場へ。あ、ハンサムおじさんはハンサムにもどってました。


双六テン場についた私たちは呆然。雨風の嵐でテントがあちらこちらで倒れております。むりちゃうん、これ。しかし、暴風雨が吹き荒れる中、お金のない我々には小屋に泊まるという裁断ができず…



『僕がテント抱えとくから2人はグラウンドシート引いて』の図。マグマちゃっかり写真を要求。


お昼ごはんに「カルビ丼」を食べて、テントに戻ります。それにしてもまたしても暇。


ご飯を食べて1時。することがない。じゃんけんに負け、テントの最奥という超最悪の寝床を得たマグマ。お酒を飲んでなんとかして就寝体制へ。(彼の頭には風にはためくテントがバサバサとあたります。)

私と大塚Gはなんとかして持ってきた食糧を減らすべく、コッヘルを駆使して調理。食べまくります。そういえば雲ノ平でもこの行為は行われておりました。失敗しがち。

粉々になったSOYJOYに練乳かけてココア入れて飲んでみたり。
フリーズドライのお味噌汁にフリーズドライの親子丼のもとを入れて、アルファ米と切り干し大根とひじきを入れてみたり。ううーん試行錯誤、どれもいまいち。

私達二人もなんだかんだ16時にはねて。明日は4時起床予定。睡眠が過多すぎる。そんなこんなで4日目終了です。さてさて5日目ごうきくん、お願いします。