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2011年11月4日金曜日

雪彦山登山

10月29日に行われた雪彦山登山の報告です。

当日、姫路のバスターミナルに7:30までに集合ということで、全員が来れるか企画者として心配でしたが、全員ふつうに来てました。若さ故の~ってやつですね。
7:40に山ノ内行きのバスに乗車。朝が早かったせいか睡眠をとってる人が多かったですが、初対面の先輩と楽しそうに話している人もいたりと多彩な人間模様がバスの中であったようです。
8:40に終点山ノ内で下車。バス停の近くでは蜘蛛とカマキリの死闘がちょうど戦われており、接近しようとする蜘蛛に対し、カマキリが鎌で牽制をするという静かな、しかし白熱した前哨戦でした。5分ほど見守った後、登山口に向けて45分ほどの車道歩きがスタート。人家は進むにつれて少なくなり、だんだんとなくなっていきます。当日は快晴だったせいか、登山に来る人は多かったようで何度か車に追い越されました。次来るならレンタカーのほうがいいかもしれません・・・。でも歩きながら行くと田舎の自然を楽しめるのでそれもそれで捨てがたいですね。
9:40に登山口付近に到着。日も照ってきて少し暑いぐらいです。五分ほどトイレ休憩し、登山口で登山届けを書いて提出した後(事前に書いておくべきでした。待たせてしまい、すいませんでした)、いよいよ登山
・・・でしたが全員結構序盤の急な登りに音を上げていました。反省点ですが、計画書より時間をロスしていたので、少しペースを上げすぎてしまったのと初めての企画だったので後ろを振り返って全員の状態の確認を十分にできませんでした。
どうにかこうにか10:10に展望岩に到着。ここから地蔵岳に登るクライマーも見ることができ、眺望も晴天で最高でした。五分ほど休憩した後に出発。いくらか傾斜がゆるくなったとはいえ、相変わらす厳しい登りの上に気温も少しずつ上昇し、着実に体力が奪われます。10:50に五分遅れで出雲岩に到着。頭の上にせり出すような巨岩に師匠さんや代表はいたく刺激されたようですが、結局断念。次にくるときはがんばってください。
10:40に出雲岩を出発。ここからは傾斜もゆるい上に軽い岩登りが楽しめる楽な道になります。歩き始めてすぐに最初の鎖場に遭遇。全員難なくこなし、こころなしか歩くペースも上がってきます。やはり歩くだけの単調なコースよりも手を使って登るほうが楽しいのは自分だけではないことに安心。やはりこの山を選んでよかったです。以後も岩場は続きますが、序盤とはまったく異なる早いペースで登っていきます。
予定より十分ほど早く大天井岳山頂に到着。山頂からは来るときに通った道がよく見えます。絶景です。いいカメラがほしいです・・・。昼食休憩を12:00まで取る予定でしたが、12:50ごろに現れた蜂に全員あわてて退散しました。一番重大な反省点ですがファーストエイドを部室から持ってくるの忘れていたのでポイズンリムーバーがなく、もし刺されていたら大変なところでした。
5分もたたずに名所(?)天狗岩に到着。どこら辺が天狗なんだと全員から突っ込まれていましたが、たぶん岩の上に天狗がいたんじゃないでしょうか。知らないですけど。
登る予定はなかったのですが誰かがいった「登れるんじゃね?」という言葉に全員が登り始めました。やはりボルタリングに定期的に通ってる師匠さん、マイマイさん、代表、K沢氏は当然のように(自分の目からは)ほとんどホールドがあるように見えないところを登っていました。なぜか同じようにT中氏も突っ込み、そして登りきっていました。勝てる気がまったくしないです・・・。
全員(というかこの5人)十分に堪能したのち、下山道にもどります。いよいよ楽しい下山の始まりです。目玉はなんと言ってもはぼ垂直な壁を鎖につかまって降りる場所。ほとんど全員こっちの上級者コースを選択ししました。さすが伊達に探検部をやっているわけではないですね。というか全員なんでこんな降りるスピードが速いのですかね。K沢氏はさらに鎖を使わずに降りていました。ますます勝てる気がしない・・・。

予定よりはやく地蔵岳に到着。山頂からは不行岳が見え、またまた絶景。
途中の虹が滝で一休み。最近晴れの日が続いたせいか、川の水の量が少なく、わたりやすかったです。それにしても相変わらずT中(今回2人いました)はどれだけ体力があるのでしょうか。暴走しまくりです。
さて下山路の途中で、たくさんの人が集まっていました。どうやらクライミング中に事故がおき、ヘリで負傷者を救助するようです。間近でこういう現場を見るのは初めてでしたが、なかなか迫力がありました。安全に気をつけたいですね。
15:00ごろに登山口に到着。全員少し疲れているようですが、ここから雪彦温泉まで1時間ほど歩きます。道中でみくに氏が細長いミミズのような生き物を発見。体色は青紫色で腹の部分は若干白身がかかっていました。自分はおそらくメクラヘビの一種だと思うのですが、ミミズだという意見も。なぞですね・・・。
16;00ごろに雪彦温泉に到着。やっぱり登山の後の温泉はすばらしいです。露天風呂もあり、ひそかに盛り上がっていました。でも恥ずかしいので面には出しません。一日の汗を流した後、バスに乗って18:20に姫路に到着。
師匠さんがおでんがおいしいという店を予約してくれたのですが、予約した時間が遅かったせいか、ぜんぜんおでんがありませんでした。せっかくお酒がおいしかったのに・・・残念です。ちなみになんかいろいろいってたよと後で言われましたが、自分はぜんぜん記憶にないです・・・。とりあえずおでんはおいしかったので次にくるときは事前に予約したいですね。

とまあこんな感じでした。
とりあえず反省点はたくさん。
1、ファーストエイドセットと遭難したときのための装備を持ってこなかった。
2、登山届けを事前に書いておかなかった。
3、バスの料金が調べたのと違った。
4、全体をうまくまとめられなかった。
5、歩くペースをうまく作れなかった。
6、店・・・事前に探して予約しておくべきだった・・・。
こんな感じです。だめだめですね・・・。とりあえず誰も怪我をせずに終わってよかったです。反省点は多いですが、登山の内容自体はみんな楽しかったよと言ってくれたので助かりました。それだけが救いですね・・・。次に企画するときはこれを生かすので、ご容赦ください。
ではまた、次の企画でお会いしましょう~
  

                                            (カドイ)