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2024年9月18日水曜日

日本三霊山、白山御前峰にてご来光を拝む



 1 導入

こんにちは、63期の今岡です。白山の日の出が綺麗だと探検部同期が言っていたので白山に登ってきました。

2 白山概要 


白山は石川県と岐阜県の間にそびえる最高峰御前峰2702mの日本三霊山の一つです。

ちなみに日本三霊山は古くからの山岳信仰が盛んな山で、残りは富士山と立山が挙げられることが多いようです。

また近くには温泉が多く、登山後も楽しめる良い山だと思います。

一日目の夕日


3 企画概要 

ここからは今回の企画を詳しく書いていきます。


この白山登山が行われたのは2024/9/13-14にかけて、いつもの明道館に集合したのは午前8時。企画者である僕は8時開店のトヨタレンタカーで車を借りてきて、そのハイエースに皆で荷物を積み込んで、出発したのは8時30分。

4 出発から登山口

どこかの青空


白山の登山口、別当出会へ向かう前にJR小松駅に寄ることになっています。北陸出身の先輩Kさんが帰省しており、現地でおちあって一緒に登山する算段なのです。

11:30頃、高速道路を飛ばしているとKさんからメッセージが。何時ごろにつくかの確認でした。あと1時間半ぐらいかな?と思いましたが、いやそもそも企画書には何時に小松につく予定だった?と焦って確認すると、企画書を作ったときの自分は小松駅11時半到着の予定にしていました。Kさんは勿論すでに小松駅についているようでびっくり!

まあ高速道路をそれ以上急ぐこともできないのでLINEで平謝りして小松へ向かいます。

ハイエース車内ではどうやって謝るか、反省を伝えるか、そもそもKさんはどれくらい怒っているかに関して大議論がなされていました。

ようやく小松駅に着いたのは12:50。駅のロータリーに停車して待っていると、Kさんが到底朗らかとは言えない表情で登場。こちらは会議のかいあって反省している雰囲気を出せていたからか、あんまり怒られずに済みました?

待ち時間はひとりでKOMATSUの見学へ



なんとか仲直りして(待っている間何していたか聞いたりした)別当出会登山口に向かいます。

下もくぐれたらしい(楽しそう)

5登山開始 雨が降り始めて避難小屋まで

小松駅に着いた時点で1時間20分の遅れでしたが、登山を開始したのは予定よりちょうど1時間遅れの3時でした。泊りでの登山を経験したことのないメンバーもいて大体コースタイム通りの登山になるかなと予想していました。

別当出会を出発するとまずは大きな吊り橋があります。出立にふさわしく、わたしたちもテンションが上がります。 

最初は吊り橋


登り始めて1時間が過ぎたころ、ぽつぽつと雨が降り出しました。その雨は最初はレインウェアを着るほどもない小雨でしたが、だんだんと強くなりレインウェアを着ないと寒いぐらいに。登山行程を変更することも考える必要がでてきました。

そもそもの予定では竜ヶ馬場のキャンプ場で野営するつもりでしたが、そこへ向かう登山道に甚之助避難小屋があります。テントを張ってキャンプすることを楽しみにしている部員もいましたが、ここは低体温症も心配なので避難小屋で宿泊することに。

避難小屋について雨足は弱くなりましたが、各自ご飯を食べ、寝る準備に入りました。

夕暮れを眺めながら食べる袋めんは、予想通りいつもよりおいしかった。

夕日に染まる避難小屋


早めに寝て明日は朝の2時出発です。

望遠カメラすごいね


6 出発から頂上

朝2時になり時間通りに皆準備完了、出発できる状態でした。早めに用意のできた人たちで星空を眺めていると流れ星が見えました。メンバー同士で見えた見えないなど言い合いながら登山開始。

2時間半ほどで頂上に到着です。

7頂上

登頂は午前4時半ごろ。余裕をもって日の出(5:30)の1時間前には着きました。早く着きすぎたような気がしましたが太陽が出てくるまで星空を見ていると時間はあっという間でした。白山の周囲には高い山がないため全方位が開けています。星座早見盤のようにすべての星が見えるあんな眺望は初めてでした。流れ星も幾度となく現れ、約1時間の星空観察は素晴らしいものでした。

天の川も見えたよ


そうこうしていると東の空が赤色に染まってきます。山頂は朝日を待つ登山者も増えて徐々に盛り上がってきました。一眼レフをかまえるひと、ドローンを飛ばすひと、集合写真を撮る私たちなど、それぞれに御来光を楽しんでいました。

コーヒーを沸かす炎


ようやく姿を現す



8 下山

御前峰からの展望を予定よりも楽しみすぎたので、大汝峰に行くのはキャンセルして下山することに、室堂センターで各自お土産を買い(僕は63℃Tシャツ)、下山します。夜中に登っていて見えなかった高山の景色は朝日を浴びて輝いていました。避難小屋においていた寝袋やテントを回収して下山します。

下山途中

9温泉&昼食

下山が完了し、おつかれ山して最初に向かうのはもちろん温泉です。今回は白峰温泉総湯という温泉へ。登山口から30分ほどで到着。建物は最近立て直されたのか、



とてもきれいで、他のお客さんも少なく快適でした。

風呂から上がり昼ご飯を食べました。2つの店に分かれて入り、私はイワナの刺身をいただきました。服部文祥氏がイワナの刺身が一番うまいとどこかで言っていたのを思い出し食べてみました。ただの魚とは思えないほど甘みが強く、脂の乗りも海の魚のようでマグロ、サケにも負けていません。

10 帰阪

各自腹を満たし、Kさんを小松駅でおろして大阪への帰途につきます。途中渋滞がありながらも夕方6時半には大阪大学に帰れました。

11 まとめ

白山は総合的に満足度の高い登山ができました。星空、流れ星、御来光、温泉。特に朝日は雲が全くかからず、運がよかったと思います。メンバーとも話していましたが、難易度もそこまで高くない山で景色が綺麗で満足度は高いため、装備購入後企画などで行くのも良いかもしれません。あと、もし行ったときは白峰温泉総湯の近くのお食事処こよもんでイワナの刺身をたべてください。 おわり。