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2019年5月12日日曜日

北関東百名山狩り

おっす。おらコマ。
スキー合宿に行ってきたぞ!
どんな旅だったのか。
ワクワクすっぞ!

(コマはよかけ)




下書き一覧を見てたらこんなのがありました。スキーから三ヶ月もたって今更かけるわけないです。勘弁してください。


どうも、探検部の影の番長こと三回生の工学部地球総合工学科の小間です。

探検部の正式な企画ではないのですが、二月に探検部員十数名で信州は八方尾根にスキー&スノボをしに行ってきたんです。
探検部はこんな感じで普通にみんなで探検以外の旅行みたいなことも偶にしてます。こんな感じ。↓





今回のGWも十連休を利用して北関東に行ってきました。なんやかんや山に登りまくってたけど。非公式活動なんでブログ書くか迷ったんですけど、後輩が同じ山に登る事があるかもしれないので、そのときに参考になればということで書いていきます。




まずはこの旅、最悪の幕開けから紹介します。
30の昼間、来るべき徹夜運転にそなえて昼間に寝ようとした矢先に前川さんからのLINE。



阿蘇山の噴火で九州企画を断念したコマはただでさえ低いモチベをこのLINEですべて奪われました。
それでも何とか出発。レンタカーを借りて高速に乗り込みます。

令和を迎える瞬間はみんなで祝おうなんて言ってたのに、運転してた僕以外みんな三十分前くらいに寝落ち。何やってんねん。
五分前にたたき起こして車内でのんあるビールで乾杯しました。みんな不味いって言って一口飲んでまた寝た。

この辺で薄々感づいてました。僕以外の三人は車に乗り込んだ時点でバイトにつかれたから寝たいとか言ってたし。

そうなんです。やってやりました。大阪東京間単独徹夜運転。楽しかった。
間違えて首都高で降りちゃって、たまたますぐ隣に国会議事堂が見えたときは東京におびえましたわ。

地名だけでテンション上がる田舎出身。

その後また首都高に乗って筑波山麓まで行きます。朝の5時着。運転楽しかったです。
朝の筑波山。

ここから車中泊して朝の9時くらい?に登山開始。僅か5分で山頂付近に到着。異様に早い爆速登山でしょ。頑張ったもん。そういえば筑波山にはケーブルカーあるらしい。使ったら数分で山頂まで行けるらしい。よく知らんけど。途中でトンネル通ったりするらしい。よく知らんけど。
というわけで山頂を取りました。日本百名山一座目制覇。いやー頑張った。


写真お願いした人がシャッター切るときに「はい、れーいわ!」って言ってくれた。そんな令和一発目の登山。


下山後は僕が運転してた時に一番爆睡してた出口にハンドルを任せて日光に行きます。
僕爆睡してたからあんまり覚えてない。

やっぱりここに来たからには行っとくかということで日光東照宮。雨の中行きました。


普通にしまってた。がっかり。入口的なところでパシャリ。

この後は鬼怒川温泉岩風呂さんでひとっぷろ。雨の中の露天風呂が気持ちよかった。いとおかし。休憩スペースでみんなで一寝入り。

今回の旅行は登山とその後の温泉による至高の快楽が目的。なのでお風呂多めよ。

休憩が終わるとみんなで晩御飯。「せっかくなので地元のものが食べたいコマ」VS「安上がりなファミレスに行きたい勢」。勝てるわけがなかったです。ガスト行きました。普通においしかった。

個人的にはこの夜は中禅寺湖湖畔で寝たかったんだけど、みんなの道の駅で寝たい欲に敗北。車で1時間くらいの道の駅で寝酒を嗜んで就寝。





5月2日。


朝起きてちゃっちゃと男体山登山に向かいたい一行を阻むGW渋滞。東照宮周りが激混み。車内には登山あきらめムードが漂ってた。登山口に10時30分に間に合わなければ登山見送りだもん。
渋滞を抜けてからもさらなる試練が。その名も「いろは坂」。日光と中禅寺湖を結ぶ道で、山道によくあるつづら折りのカーブが48個あることからその名前が付きました。各坂にいろはにほへとが順に充てられてます。

最初はみんなハイテンション。この道にあこがれてた僕も上機嫌で運転してます。
坂に充てられた名前を叫ぶ一行。

次第にみんな疲れてくる。僕しか叫ばない。なんとなく寂しくてむかついた直後の急カーブ。




僕は満足しました。




さて、ぎりぎり目標時間内に男体山登山口についたので登山します。


男体山には面白い神話があります。(興味なかったら飛ばしてね)
むかし、男体山の神と赤城山(後で僕ら登ります。)の神が、美しい中禅寺湖を領地にしようと奪い合う戦いをしたらしい。最終的には他の神様の力を借りて男体山の勝利。この戦いのあった野原を戦場ヶ原、勝負がついた所を菖蒲ヶ浜、男体の神が勝利を喜び歌い踊った所を歌ヶ浜という。
そんな神話を持ってる男体山は麓の神社の私有地。なので毎年5月5日の開山の儀式以前は登れないらしい。なんでか今年は開山が例年より早かった。ラッキー。

最初から最後までバチコリ急登の登山。最初はジョンミュア参加組の出口マキが以上に速い。勘弁してくれ。僕とカラスは最初の三十分でバテバテ。ばてすぎて写真無い。

途中で先頭を変わってもらって(気使わせてごめんよ)ずんずん上る。これから数日間ずっと気を使わせっぱなしかと思うと先が思いやられる。

五合目の小屋。一休み。

ここからはがれ場を登ります。ずっと直登。でも後ろを振り返ると綺麗な中禅寺湖が見えました。あっぱれ。



余裕のマキ。


このまま岩場をズンドコ登る。八合目まで。先頭変わってもらってからは僕も余裕が多少は出てきた。

そして到着した八合目。


ここでご飯。アルファ米を食べる僕は水沸かしてからも15分も待たないと食べれない。
みんなを待たせるのが申し訳なくて五分で食べ始めました。お米がパリッパリ。二度と食べたくない。


↑余裕の二人。

ここで遭遇したおじさんが「すぐにアイゼン必須になるよー」っておしえてくれた。持ってきててよかった。さすがは残雪期。

出発してからしばらくでほんとに雪が見えてきました。正直歩けなくはないけど、この企画のために新しくアイゼンを購入した僕は使いたくて仕方ない。みんなで着けます。


ここからもずんずん上っていきます。
そして九合目あたりからはなぜか雪がなくなりました。いらんかったやん。
森林限界を越えたのか、眺望がめちゃめちゃ開けます。残雪期の日光白根とか見えた。百名山ハンターの出口君テンション上がってた。

踏み抜くなよーって注意するコマ↓
この写真かなり気に入ってます。


そして山頂へ。山頂だって神社の敷地。二荒山神社(ふたらやまじんじゃ)。
お疲れさまでした。

ちなみにこの山頂のランドマークは刺さった巨大な日本刀。そこでインスタ映え祭りの開催です。いっぱい撮ったからいっぱい載せるね。


マキのポーズがかっこいい。
プテラノドンマキと頭に恐竜出口
僕だってイケメンショット撮りたい。

カラスもポーズを決めていく。

品がない出口。
これほんとかっこいい。

そして最後はこの四人で記念撮影。
男体山に男体四つ。全員やせ型。
この写真撮るの死ぬほど寒かった。

ここからは下山です。ずっと中禅寺湖が見えてる。このころには綺麗な景色と登頂の喜びで疲れも吹っ飛んでました。下山始めたばっかりの時の写真↓


ちなみに下山は一切疲れませんでした。ずっと急な下りだから膝にちょっと負担かかるくらい。足元に注意しながら下りていきます。


さて、下山が終了したら一同は温泉へ直行します。奥日光のおおるり山荘へ。
下山後に登った山を見ると感慨深くなります。

ありがとう男体山。

これは戦場ヶ原。


汗臭い男体四つは奥日光のおおるり山荘に到着。しかし受付の人に「今日の風呂はもうおしまいね。べつんとこいきな」と言われました。残念。

しかたなく一行は近くの別の温泉へ。結構古風な狭めの温泉。個人的に好きでした。

夕食はこの温泉に併設されてる食堂で鍋を食べたいコマvs安くで済ませたい勢
今回も完敗でした。前橋で餃子を食べたりもしたかったんですけどね。それ宇都宮やし。
というわけで翌日登山予定の皇海山の近くの道の駅を探す。そしてその近くでご飯をすます。中華定食屋さんでした。餃子についてたラー油が辛かった。

お腹もいっぱいになったし、またお酒でも飲もうかとした矢先、カラスくんがショルダーバッグを紛失したことに気づきました。車の中身全部出しての大捜索。見つからん。
コンタクト用品やら家の鍵やらが入ってるらしい。一大事。
もしやと思って温泉に電話したら見つかりました。よかった。

こんどこそお酒を飲もうとしたときにマキ君、頭痛を訴えるのマキ。もう今日はとっとと寝よう。小間もちょっと疲れてるし。というわけでこの日はおしまい。





5月3日


おはようございます。道の駅が新しくてきれいでした。おかげで気持ちよく寝れました。

寝起きにコーヒーを淹れる僕。なんか民度低い。


準備を済ませていざ出発。僕はこの日の運転死ぬほど怖かった。
この日に登る予定の山「皇海山(すかいさん)」は登山口までのアクセスが最悪。
殆ど舗装されていない林道を一時間近く進まなきゃいけない。
動画撮影時間短いけどこんな感じ。
道中は落石注意の看板が多数。しかも頭上注意って書いてる。どうやって見ろって言うねん。他にも警笛ならせの標識も多数見つけました。人生で初めて見た。

ちなみにその標識、落石で曲がってるのもありました。
おそろしい。

道中でめっちゃ粗削りなトンネルがありました。
初心者マークの付いたレンタカーで行く場所じゃねぇ。


なんとか登山口についたので、登山開始します。

昨日の男体山が非常に眺望の良い山だったので、今回は写真少なめ。

序盤はこんな感じ。(これ下りで撮った写真だけど)
平坦な道が一時間くらい続く。周囲の風景も林。個人的にはこんな感じの楽な道も好きなんだけど、あんまり道を楽しんだりせずにちょっと巻き気味で進む。この後に急登があるって聞いてたし。

これがその急登。急登に差し掛かったあたりからは雪道。でも男体山の坂の方が急だったし、雪も多かった。というわけでアイゼンを使わずに登っていく。

雪解け水が流れる真上の雪の上を歩く。そのせいでめっちゃ雪を踏み抜く。恐るべし、残雪期。

上の写真を撮ってくれた出口。トレッキングポールを使いたいらしい。

そんな出口をあざ笑うかのように天然素材のトレッキングポールを使いこなすカラス。使い捨て可だしね。

そして皇海山と鋸山の間のコルに出る。
虹が見えました。太陽の周りに輪を描く虹は雨の前兆。急ごう。


コルから皇海山山頂までは雪で道がわかりにくい。トレースもぐちゃぐちゃでした。
雪もそんなにきれいじゃない。

雪道を踏み抜きながらもなんとか登頂。
山頂からの景色もあんまり。がっかり百名山でした。記念撮影。




それでも何とか絵になる写真を撮ろうと必死の一行。






あとなぜかこの山にも刀ありました。
またもや品の無い出口。

昼食をすまして、ちゃっちゃと下山開始します。

下山中の僕らの会話、それはもうひどかった。何日も四人でいると話題もなくなってくる。男四人、周囲に登山客もなし。ブログには書けないような話ばっかりでした。

内容は書けないので、下山中に撮った写真だけ載せときます。

後ろ姿で写真撮りがち。一人ODパーカー着てないやつがいるな?


さっきの写真撮る前にこっそり撮った。あっかんべー。

こんかいも余裕な二人


どーゆー表情やねん。


俺抜きで撮らないで…

というわけで下山が完了しました。この辺から僕らの品性は崩壊します。

帰りもズンドコ例の林道を運転です。帰りはマキと出口が交代でやってくれました。ありがとう。

翌日の登山は赤城山。赤城山の登山口は山中にあります。その近く(車で30分)の富士見温泉でひとっぷろ。露天風呂の景色がいいんです。


おふろの後は夕食タイム。今回は僕の希望が通りました。群馬県名産のおっきりこみという物を食べに行きます。
それがこれ↓

手打ちの太麺と季節の野菜、里芋、大根などをたっぷりの汁で煮込んだ料理です。非常にうまかった。

夕食ついでにコインランドリーにも寄って、あとはまた就寝場所の道の駅へ向かいました。
今回は何事もなくお酒飲みましたよ。その勢いでほんのちょっと部員紹介も弄りました。暇があればどこが変わったか探してみてね。

おやすみなさい。





5月4日

朝起きて、飯食って、車のって、ハイ登山口。
ブログ書くの疲れてきました。なので要約しました。写真もないし。

というわけでこの日は赤城山登山。男体山に負けた山です。名前の由来も男体山に負けたときに流れた血が赤いからってのが有力な説らしいです。不憫。

赤城山は山の名前じゃなくて、大沼というカルデラ湖を囲む山々一帯の総称だそうです。なので今回はその中の最高峰である黒檜山に登って登頂とします。
といっても、上りのコースタイムが1時間30分。今回の企画で3つの百名山を制覇している僕らにはちょろい。

と思って舐めてました。今まで僕に気を使ってくれてたJMT組が最初っから飛ばしてきた。すぐに僕はばてました。先頭変わってもらいました。情けない。


この山も写真はない。周りに他の登山客が非常に多かったからね。邪魔になるもん。決して面倒になってたわけじゃない。


すぐにばててたけど、今回の登山はめっちゃ気持ちよかった。GW登山客のあいさつがめっちゃさわやかだったんです。挨拶を笑顔でできるとうれしいよね。

というわけで山頂。

赤城といえば麻雀。ジャンカス出口君がロンしてる。ジャン力は高まったのだろうか。

山頂に到着してからは思い出したかのように写真撮りまくった。でも眺望は悪い。んでこんな写真が撮れる。


ボヘミアンラプソディーのジャケット。なんでこれ撮ったんやろうか。

あとは特に意味のない写真たち。





あとは下山するだけ。走ったりした。そうするとおじいちゃんとかが「若いってええなー!」とか言ってくれる。うれしいね。
他にも通り過ぎる小学生とかにエールを送ったりしながらの下山。気分晴れやかでした。


下山終了。車止めてたところの近くにある赤城山神社にお参りをしました。普通は登る前に安全を祈願するところやろ。


当初の予定ではこの時点で草津温泉に向かって、草津のお風呂で疲れをいやすつもりでした。しかしそうは問屋が卸さない。
カラスの忘れ物を取りに行きます。片道二時間くらい。忘れた本人に運転させる。

道中雨が降ってきました。多分皇海山で見た虹が教えてくれてた雨はこの雨。


カラスの忘れ物撮るついでに先日入れなかった奥日光のおおるり山荘のお風呂に入る。めっちゃよかった。そこで四人で新歓お話なんかもしてた。


次は晩御飯タイム。昨日おっきりこみを食べた食堂のメニュー「獅子鍋」が忘れられない一行。食べに行きました。

弾力のある豚って感じ。美味かったなぁ。

これ食った後は隣のスーパーで今夜のお酒購入。
僕は親父に赤城山っていう地酒を買って帰りました。楽しみです。


んで草津温泉にむかってレッツゴー。車で二時間くらい。車の中での会話、これもひどいことこの上ない。楽しかった。

草津温泉でも道の駅で一泊。お風呂は翌日に持ち越し。






5月5日


もともと登山が雨で流れたりしたときの予備日として予定を何もいれてなかったこの日、めっちゃ持て余します。

朝起きたらまずは温泉。真っ先に西の河原露天風呂に向かいます。
草津にある温泉で、その名の通り河原にある。とっても広くてくつろげる。
さすがは日本一の温泉街、草津。楽しませてくれるじゃないか。


お風呂あがって9時くらい。僕は草津で観光してたら一日くらい潰せると思ってました。
甘かった。なんもねぇ。いや、あると思うけど下調べしてないからわからん。

夜泊まった道の駅に戻ってみんなでアイス食べてぼーっとしてた。すると一行は日本百名山リストがプリントアウトされた暖簾を見つける。

「今からなら両神山登れんじゃね?」
「いやでも東京観光とかの方がええかも…。山はもうええわ」

二択を迫られ、我々は最終手段に。小間が買ったら東京。マキが買ったら両神山。
命運は我ら二人のじゃんけんに託された。
マキが勝ちました。

両神山の登山口までのルートを検索する我々にカーナビが表示してきた到着予定時刻は14時。さすがにこれは登山できない。結局東京に行くことにしました。


東京観光といってもそこは探検部。東京の八王子にあるアウトドアショップ専門の商業施設「Outdoor Village」に向かいました。めっちゃよかったよ。
リンク張っときます。関東に行く際はぜひ。

ちなみにここで見たMysteryRanch のザック、よかったんで僕は大阪で買おうと思います。ちょうど日帰り登山用のザックほしかったんですよね。

他にも登山用のタオルとか買っちゃいました。カラスと僕、お揃いです。いいでしょ。

ちなみにモンベルでバイトをする出口マキの二人はしっかり適地偵察してました。なんかこわかった。


もう思い残すことはないと思った一行ですが、ここでひとつやり残したことに気づきます。

霞が関で写真撮ってねぇ。

専門が土木の僕は国土交通省。

スペイン語マキは外務省で写真撮ってました。


近くで最後にステーキを食って東京観光はおしまい。帰路につきました。

帰りはマキと出口に運転してもらいました。途中深夜帯に仮眠をとりつつ帰阪。無事大阪に帰ってレンタカーを返却しました。






この一年くらい、いろんな企画に参加して自分なりの探検部生活を試してみました。その中には自分がやりたかったことがたくさん詰まってました。もちろんそうでないものもありました。そんな中で、今回で自分にとってやりたいことはこれだ!って定まった気がします。大学生活も折り返し地点の今、気づくことができてよかったです。

最後に。頼りない僕についてきてくれた三人のおかげでGWがとても充実したものになりました。それもみんなフォローのおかげです。本当にありがとう。



以上。長くて詰まんない文章、よんでくれてありがとう。