長らく放置しておりました、屋久島の活動報告をばしよーとおもいます(`・ω・´)
屋久島企画といえば、十数人で10日も共同生活する、探検部きっての大型企画!楽しくないわけがない!!
今年の屋久島企画に参加したのは、2回生はなかじー、A下、ゲス森、S石、その、とみー、でーひが、はまーん。1回生は、いでちゃん、だーうえ、キム。そして院生のカツヲさん。計12名で離島生活をしておりました!
人数は去年と変わりありませんね。1回生率は下がりましたが・・・。
さてさて。
10日もあると、書くことが多すぎて、どうしたものかわからないので、覚えている範囲で軽く。夏休みですし、絵日記的な?写真日記?
僕はカメラを持って行っていなかったので、ほかのメンバーが撮った写真を拝借します~
8月23日
ついにこの日が来た!屋久島へと向かうその初日!
しかし、この日は鹿児島までの移動のみ。屋久島に到着するのは明日です。
今年もpeachを利用して鹿児島まで!去年よりも飛行機代がお高くついてしまった・・・。もっと早めに予約を取ればよかったのかな??
さて、飛行機乗り場の写真がありません。ちょっとやらかしが重なりすぎて、撮っている時間なんてなかったんや・・・
まず。チェックインはほぼ時間通りにできましたが・・・そこから荷物の持ち込みで事件が発生。
S石のもってきた釣竿が長すぎる。だから機内持ち込みの荷物は三辺の合計が110センチだと言ったのに・・・なぜ一本で110センチ超えの竿を持ってくるのか・・・
ここからS石は度々やらかすのですが、屋久島企画最大のやらかしは間違いなくコレ。
結局、釣竿はコンビニから家に郵送したらしいです。おかげで搭乗時間ギリギリに。
鹿児島に着いて、バスと電車を乗り継ぎ・・・五位野駅から港まで歩く!これが結構な距離。去年も歩いたので、迷いはしませんでした。
大きい荷物を持って大移動。隅っこに観音像が。 |
港についてからは長い。船に乗船してから、下船するまで実に14時間。
今年も使いました、フェリーはいびすかす。早朝に屋久島に着くのがこれで、なおかつ一番安い。
暇だから大富豪。飽きることはなかった。 |
ほぼ貨物船。フェリーはいびすかす。 |
8月24日
屋久島上陸!
レンタカーを借りるまではお土産屋さんなどで時間つぶし。この間にガスボンベを購入する。飛行機に持ち込めないから、買うならここくらい。
レンタカーを借りてから宿のある吉田へ。
レンタカーを借りるときに恒例の、保険。今回はこの保険に助けられることになる。
駐車場所から見えた海。めっちゃ綺麗な水平線。 |
去年と同じく左回り。西部林道を回りました。
運転できるようになって痛感。あの道は狭い。しかもバスと何回も遭遇するし(ーー;)
去年はたくさんの屋久猿と出会いましたが、今年は鹿ばかりでした・・・。
西部林道を抜けて。大川の滝へ!屋久島最大の滝で、落差は88m!日本の滝百選に選ばれる立派な滝です。
立派な大川の滝 |
島を一周。どうにも広い。所詮島。されど島。
さあ、次の日は縄文杉までトレッキング登山だ!
8月25日
起床、夜明け遥か前!
周りは真っ暗。それでも米を炊いて朝ごはんを食べる。今から12時間以上の長時間トレッキングだ。体力をつけねばと、ごはんをドカ食いして少し気持ち悪くなったのは内緒だ!
さて、縄文杉までのルート。
通常、ガイドブックなどで紹介されているのは荒川登山口からトロッコ道を3時間ほど歩いてから登山するルート。
しかしわれわれ探検部は違う。白谷雲水峡という場所がある。かのジブリ長編アニメ作品「ものけ姫」の舞台となったと言われる場所である。そこを出発地点として、コースタイム通りで休憩時間などを含めて総計14時間以上という、長距離トレッキング。
どのガイドブックを見ても、白谷雲水峡トレッキングと縄文杉登山は別で紹介されているので、いかがなものか、想像できると思う。
登山開始は4時半!日が昇るまで一時間以上ある。もちろん真っ暗なので、ヘッドライトをつけて歩く。
真っ暗な中を進む。当然街灯なんてない。 |
太鼓岩の頂上から。 |
ちなみに太鼓岩。もののけ姫のモロたちの住処のモデルだとか。
この岩ももののけ姫の舞台 |
しばらく苔むした森を歩き続けると、トロッコ道に出る。
このトロッコ道、最初は綺麗で感動するが、歩き続けていると嫌になるくらい単調。つらい。
トロッコ道。実は現役。 |
トロッコ道の終着点で最終トイレを済ませ、いよいよ登山開始。ここからは少し急な登山道が続く。
20分ほどでウィルソン株という切り株に到着する。ウィルソンさんが紹介したからウィルソン株らしい。この切り株、中が空洞になっていて、そこから見上げると・・・
ハート型に見える♡
そこからしばらく登山。ひたすら登山。2時間くらい登山。
途中、大王杉や夫婦杉なんていう杉もとおり過ぎた。
ちなみに、杉の類でいえば、縄文杉が有名だが、縄文杉が発見されるまでは大王杉が一番お年寄りの杉だったそうで。みんなスルーしていくけど、じつはよくよく見るとえげつなくでかい。
夫婦杉。二本の杉がくっついている。 |
どうやら、縄文杉の枝の根元に腐敗が見つかったらしく、展望スペースが制限されているらしい。それで写真を撮るスペースがなくて、混み合っているようだ。
縄文杉、あまり近づくことができないが、それでもとてもでかい。枝一本で普通の大きい杉くらいには大きい。
縄文杉。教科書に載っているようなの。 |
謎のポーズ。 一部メンバーで「縄文杉ってこんなん」なイメージだったらしい。 |
とりあえずコースを逆走。お昼ご飯を食べられる場所を目指す。途中、鹿に遭遇したりした。
下山休憩中、みんな疲れて座り込んでいたが、中には元気な部員も。
彼曰く「休憩は楽しむもの。騒がないと損」
抑えきれない元気。 |
猫のぽんこくんです。
毎晩こいつのせいで深夜に起こされる生活はなかなか辛いものがあったぜ・・・
8月26日
この日はリバーカヤックとダイビング体験!
去年と同じく屋久島aquastyleさんにお世話になりました。どうやら僕のことは覚えてくれていたらしい!
なかじーさん来年も来ますよね?と言われたのだが、果たしてどうだろうか・・・
一回生ズに任せた。
リバーカヤックは去年もやったけど、今年のメンツはスピードがとにかく速い。ガイドさんも説明を諦めるレベルで速い。去年聞いた説明なんかも、半分くらいしか聞けなかったぞ。。。
集合写真。ガイドさんが驚くほど集合が早かった。 |
しかし、着替えているあいだは風が強いし、雨も激しいしで、果たして大丈夫かと心配になった・・・。
いざ潜ってみると、海の透明度はめちゃくちゃ高い!15~20m先が見通せるほど!
2班に分かれて潜り、待機組はシュノーケリングなんぞをしていたが、僕はそのあいだにウツボとタコを発見!カマスもいたし、ブダイもいた!
屋久島の海すげえ!(・∀・)
天気は悪いが、海はいつもどおり。 |
綺麗なお魚がたくさんいた。 |
やっと屋久島生活初の漁港シャワーデビュー!
あまり入ろうとするメンツがいないのが問題。漁港シャワー、気持ちいいのに(´・ω・`)
そして事件発生。
ゲス森とS石と僕で、車のライトでライトアップしながらシャワーを浴びたあと。
エンジンがかからない(´Д`;)
どうやらバッテリーあがりのようで。
ロードサービスに頼んでみるものの、こんな離島に夜中に動いてくれるところがある訳もなく。翌朝に直してもらうことに。
レンタカーのご利用の際は保険サービスは絶対に活用しよう。
8月27日
予定ではサイクリング・・・だったが、どうにも天気が悪い。判断し損ねているうちに、レンタサイクルを忘れてしまう。さらに、前日のバッテリーあがりのおかげで10時半までは行動できずにいた。
ダメな企画者で申し訳ない。
とりあえず、車を直してから衣服をコインランドリーへ。そのあいだに昼食をとった。
場所は割烹海舟。トビウオの唐揚げや刺身定食なんかを頼んだ。
注文してから料理が来るまでの間に寝るS石 |
刺身定食。トビウオの羽根がカッコイイ |
午後は、トローキの滝という川から海に落ちる滝と、平内海中温泉へ行った。
トローキの滝は、大川の滝を見たあとでは迫力に欠ける上に、展望箇所が随分と滝から離れている・・・。ちょっと残念。
海中温泉、混浴なうえに水着禁止なものだから、男だけが集団で入りに行った。体験してみたいという女子もいたが、さすがにほかのお客の手前、そうもいかず。みんなが出てくるまでおとなしく待機。
さて、この頃から怪しい天気予報が。
台 風 で あ る。
この頃から、縦走登山は無理なのではないかという話が浮かび始める。いや、それどころか島から出られないのでは・・・?
今後の天気予報に注意しながら予定を組み立てることにする。
ちなみに。
この日の晩も、一部メンバーで漁港シャワー。今度はしっかりライトは消したまま。軽自動車のバッテリーはすぐにあがってしまうのだ。
カツヲさんは一瞬浴びて「無理!冷たすぎる!!」と撤退。修行が足りませぬな笑
8月28日
この日は予定通り海釣りに出かける。
釣り道具を持っていない人もいたので、借りたりして出かけた。
ここでも班分け。というか釣りに積極的でない連中は家でゴロゴロしたあと、漁港で遊んでいたらしい。
釣り組はというと。
女性陣が非常に大漁。よく釣り上げる。そして男性陣は全く釣れぬ・・・。こんなところにも女尊男卑が浸透していようとは。世知辛い世の中である。
彼女はこのあと3匹釣り上げた |
家でゴロゴロ組は。どうやら日高さんと仲良くなっていたようである。何やら銃剣で遊んだり、日高さんの武勇伝を聴いたりしていたらしい。
そのあと漁港に行き、ダイブして遊んでいたらしい。釣り組もそれに合流する。漁港ダイブ楽しい(・∀・)
何が楽しいのか、ひとりで座り込むなかじー。 ここから飛び込んで遊んでいた。正直怖い。 |
さて、この時には既に台風の脅威が迫っていたわけで。
釣り餌を買った商店のおじさんにも、日高さんにも、台風が来ているから登山はやめたほうがいいと言われる始末。特に30日はやばいかもしれないとのこと。
この時点で、縦走登山の中止を決定。無茶をして事故が起きてはいけないし、そもそも屋久島からでられるかどうかも怪しい(すでにフェリーの欠航が出始めていた)。
というわけで予定を変更。
縦走を中止して、鹿児島へ帰る日程を一日縮めた。すくなくとも30日の午前中ならギリギリ連絡船が出るんじゃないか?とはじゃらい亭のおばちゃん。
さっそくレンタカーの返却日を変えて、船の予約も変更しなければ・・・!
ここで船の予約センターの電話がつながらない(´;ω;`)
仕方ないので、買い出しついでに直接おもむくことに。
午後は疲れたお昼寝組と、買い出し&観光組に分かれた。
なぜかみんなガジュマル園に行きたがったのでガジュマル園へ。
2013年版ガジュマる(動詞) |
S石によってもたらされた、土下座の上位種。 その名も「寝下座」 |
一方。一回生のだーうえもよく寝ていた。誰よりも早く就寝し、誰よりも遅く起床した。車の移動中も、ふと会話から消えたと思ってバックミラーを覗くと寝ていた笑。極めつけはこれ。
先輩の持ってきたマットを奪って寝る様。みんなで大富豪をしていた束の間の出来事である。
実に健康的な二人だった。
8月29日
早くも屋久島最終日となってしまった。
明日には鹿児島へと戻らなければならない
この日も2班に分かれて行動。モッチョム岳を登った組と、下界観光組である。
モッチョム組はヒッチハイカーと仲良くなったり、いろいろとハッスルしていたようだ。そのあたりの報告はモッチョム組に任せよう。
下界観光組はというと。
とりあえずウミガメ館へ。こじんまりとした施設だったが、ウミガメの赤ちゃんと触れ合えたり、個人的にはウミガメの手ぬぐいをゲットできたので非常に満足だった。
ウミガメの赤ちゃんに餌やり |
屋久杉記念館。どんなものかと思って行ってみたが、かなり楽しめる!大きな屋久杉(確か昔縄文杉の折れたやつ)だとか、屋久杉クイズやらパズルやら・・・。
パズルはなぜか中級が一番簡単だった。
帰り際に車を一台返却。S石と僕が残って、迎の車を待つことにする。
晩御飯は、なぜか家にたこ焼き器があったのでたこパをすることに。中にはたこパをしたことがないどころかたこ焼きを食べたことがないというのもいて驚いた。タコが苦手なようだ・・・。
カツヲさんによるたこ焼き講座 |
8月30日
一日早く鹿児島へと戻ることにする。天気はさほど悪くはないが、もしかして予定通りに行動できたのではなかろうか・・・。
とりあえず荷造りが終わり、家を出る直前。
日高さんとカラオケ!取り合えずみんなで島唄を熱唱!
名残惜しくも、これで屋久島生活は最後となった・・・
とりあえず連絡船トッピー&ロケット乗り場へ。
ちなみに、トッピーというのは、種子島の方言でトビウオのこと。ロケットも然り、種子島推しである。
お昼すぎ、鹿児島に到着。とりあえず鹿児島駅のコインロッカーに大きな荷物をまとめて入れる。
飛行機の時間は翌日、31日の夕方である。そのため、一日以上暇な時間が生まれるという・・・。島を脱出できないよりはマシなので、鹿児島で時間を潰すしかない。
「じゃあ、24時間後ここに集合。解散!!」
こんな解散の仕方をしたのは人生初である笑
ここからも2班に分かれて行動。カラオケオール組とネカフェでぐっすり組。
ちなみにネカフェ組は半分以上が初体験。僕も初体験。
ネカフェに入るまで鹿児島観光。フラフラと歩いてとりあえずしろくまを食す。結構量が多かったが、僕の胃袋はブラックホール状態に近かったのでまだ大丈夫。ちなみに、またしても手ぬぐいを購入。
しろくま。かなり多い。カツヲさんにご馳走になった。 |
カツヲさん曰く「こんなキャンパスライフを送りたかった」 |
雨が降り始めたので撤退。とりあえずネカフェは12時間パックを利用することにして、8時くらいまで時間つぶし。たまたま近くにモンベルの店があったので、そこで時間を潰した。
ネカフェに入ったのは8時すぎ
とりあえず、12時間後に受付に集合することにして、各自のブースで思い思いの時間を過ごす。だーうえは即刻寝たらしい。S石は珍しく寝ることもなく。ハガレンを全巻読破するつもりだったようだ。僕は「孤高の人」という登山漫画を全巻読破。
屋久島企画とは関係ないが、「孤高の人」について。
たぶん、みんなが知っているのは最近漫画になっていた方がとおもうけど、実はあれには原作がある。新田次郎が書いた「孤高の人」という、加藤文太郎という実在した人物をモデルに書いた小説があるのだ。この加藤文太郎、凄まじい登山家だったらしい。登山に興味がある人にはぜひ一読してもらいたい。漫画の方も非常に興味深かった。両方読んでみることをオススメします。
さて、話を戻して。
翌日。ネカフェ組は鹿児島水族館へと向かった!
ジンベエザメもいるような、けっこう大きな水族館だ。なになに?ジンベエザメの餌やり体験??
抽選だが、ジンベエザメに餌をやる体験ができるらしい。あたったらいいねー、とひとり一枚抽選券をもらったが・・・。なんと、部員が二人も(そのとだーうえ)当選した笑。
その大興奮!
水族館をあとにして、黄熊というスイーツ笑を食べに行った。しろくまに対抗したいらしい。こちらは完全に黄色一色。
しろくまよりでけぇ・・・。 |
そうこうしている間に、集合時間が迫り、まさかの遅刻。カラオケ組のみなさん、ほんとうに申し訳ありませんでした・・・。
多少遅れながらも鹿児島中央駅を出発し、鹿児島空港へ。チェックインまでも時間が余っていたし、早めの晩御飯をとってもらうことに。
この先は特にどうということもなく、飛行機に乗って帰ったとさ!
みなさん、本当にグズな企画者ですみませんでした・・・。
とまあ、こんな感じの屋久島生活でしたが・・・。
鹿児島で夜を明かしたあと、ニュースを見てみると
「台風消滅してんじゃねーか!!!!」
しかも連絡船のページを覗いてみると
「トッピーも動いてんじゃねーか!!!」
台風にはさんざんひどい目に合わされました。結果的には島に残っていても問題はなかったうえに、縦走だって可能だったのですが。
しかし現地での判断は間違っていなかったと信じています。でないと救われません(´;ω;`)
さて、今年はこんな屋久島でちょっと遺恨が残りますが・・・。来年の屋久島はもっと楽しいものにして欲しいですね。縦走もしなさいよ!三岳制覇するんだぞ!
それとお節介な助言を一つ。
ひとりで企画はやめておいたほうがいいぞヽ(゚∀゚)ノ!
以上、屋久島2013活動記録でした!!長々とごめんんさいね!
P.S.
槍ヶ岳と屋久島企画を終えて、私の目標が失われました。誰か私に火をつけてくれー