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2020年2月23日日曜日

蜘蛛の糸 2nd


蜘蛛の糸という糸という話をご存じでしょうか。仏様が地獄に蜘蛛の糸を垂らし、罪人たちを救ってやろうとするお話です。またワカサギという魚をご存じでしょうか。前世で大罪を犯した者が、氷獄と化した雲仙寺湖に転生し寒さにぶるぶる震えている姿、それがワカサギです。

かわいそうなので、氷に孔を開けて釣りに行きます(サークルアップ:【ワカサギ】蜘蛛の糸【募集】著:ガイヤール先輩 より抜粋)

こんにちは。こんばんは。出口です。これで最後のブログになるのでしょうか。
あ、谷川のブログの一日目が投稿されたのでそろぼち二日目を投稿します。ちょっとだけ待ってください。





さて、昨年の冬、数多くの大罪人を救った僕が今年も慈悲の心をもって救いに行くことを決意した。慈悲深き仏様の数は昨年より11体増え、16体となった。
ワカサギ釣りたい人多すぎんか。びっくり

昨年の大罪人の様子

 
去年は群馬のバラギ湖でワカサギ釣りをおこなった。暖冬の影響で長野ではできなかったのである。しかし今年はさらなる暖冬に見舞われた。人数も多いこともあってバラギ湖よりも更に大きな湖「赤城大沼」で氷上ワカサギ釣りをすることにした。同じくこちらも群馬県にある湖である。これは終わってから気づいことだが、ワカサギのために一日だけ群馬までハイエース二台で遠征するのは凶器の沙汰といえよう。しかし僕はこの一年で群馬に車で6回も訪れている。なにかと馬鹿にされがちな群馬であるが僕にとっては最高の活動場所なのだ。それともなにか僕を引き寄せるようなものでもあるのだろうか。



さて、6度の群馬遠征から僕にはハッキリと分かっていることが一つあった。
車を18時から借りて出発すると、どうあがいても朝の3時ごろに到着するのだ。鬼の睡眠時間不足問題である。
しかし、トヨレンのナイトフリーパックを使いたいため18時出発の壁だけはどうしても破ることが出来ないのだ。しかたないね。
さてハイエース二台で出発である。

出発時間すぎているのに西澤と石山は飯を食いに行っていた。西澤は彼女と長崎デートから帰ってきたばかりでお腹がすいたらしい。良いご身分である。

さて群馬までの車旅はとても長い。。こちらの車は石山大先生が群馬まで全部運転してくれた。天才のそれである。運転嫌いの僕にとっては大助かりである。

途中SAで森脇が10人分の抹茶ソフトを奢った。彼はこれから梅干しご飯生活である。


なんやかんやで目的地に着いたのは3時半ごろだっただろか。
睡眠時間は3時間である。翌日(もはや当日)の予定が登山じゃなくてよかった と思いながら寝る。
愛の巣

寒い。いい寝袋を使っているお前が言うなと怒られそうだが寒いものは寒いのである。なぜ朝はこうも辛いのだろう。しかし、ありがたいことに寒すぎて全員の動き出しが早い。やはり寒さというのは人を起こすのに一番効果的だと感じさせられる。
 夏の渓流釣りで鈴子に寝袋をはぎとられて起こされたことを思い出す。彼女の行動はめちゃくちゃに見えて実はあの状況下で最適解を選んでいたのだと思うと彼女のしたたかさには感服させられる。ちなみに微塵も思っていない。
 
さて、寝ていた場所から一時間ほどで赤城大沼に到着した。途中路面が雪で覆われており怖かったが、スタッドレスタイヤが何とかしてくれた。


釣り竿、椅子等々をレンタルし湖にいよいよ繰り出す。
広い。


かなりすべりやすい。雪がかぶっているため歩きやすいところもあればスケートリンクの様につるつるになっているところもある。何名かは派手にずっこけていた。
こいつで穴を掘る。
この孔の場所はかなり重要で、後から知ったのだが僕らが釣っていた場所はあまり釣れないところだったようだ。先に場所を確認すべきであった。
氷に孔を開けるのだがこれがまぁ結構固い。なぎさがドリルに振り回されてしまっている。やはり多数の大罪人地獄とを隔てる氷はそうやすやすと開けられるものではない。

まわりには電動ドリルであっという間に開けていた玄人がいたのはここだけのはなしである。





氷が割れて落ちたりしないのか?なんて心配してる人もいた。
ちゃんと管理されてるから大丈夫なんだろうが、時々聞こえる氷の深く響くような
「バキボキ」という音は確かに怖かった。



しかし、今回の大罪人は相当罪が重いようだ。誰一人として釣れないまま2時間ほど経過していた。確かに去年もこんな感じではあった。あのときは管理人のお兄さんが教えてに来てくれてからバカスカ釣れ始めたのである。今年もだれか教えてくれる人が現れないかなぁ、とひたすら待った。つまり人が教えに来てくれるというイベントは「確定演出」と考えているのである。
企画者も氷上でこの表情である。
氷上で、この表情である。

























笑うまで続きはない。













こんなことを言ってるから釣れないのだろう。







地黄はそんな僕を置いてラーメンを作り始めた。

救う立場が救いようのない体勢になってしまった。
彼にもいろいろ思うところはあるのだろう
僕と同じく2年連続参加の慈悲深い粗千んも全く釣りあげることが出来ない。
山コーヒーの人。あまりにもつれないので彼はワカサギに向かってナンパをしていた。
ワカサギと真摯に向き合っていたが紳士的ではなかった。



千尋とまた今年来ようか?そんな話をしていた矢先である。現れたのだ。
釣り方を教えてくださるおじさまが。これが何を意味するかお分かりだろうか。

そう、「確定演出」である。




僕らはばらけて座っていたため、最初は女子のいるところを教えてくださっていた。
教えてきてくれるの待ちながら竿を振っていると、
ぴくん、と明らかに大罪人がかかったあたりが僕の竿にあった。




記念すべき第一号は企画者出口であった。0匹で帰ることになりそうな気がしてた僕は胸を撫で下ろした。
去年大爆笑を攫ったガイヤール先生の喜び方を超えるのは無理だったのは仕方ない。

さてここからぼちぼちとみんなにもあたりが出だす。
 
ワカサギ釣りにハマりそう。らしい

腹に引っ掛けるトリックプレイ

目標は頼れる先輩になることらしい


終盤、あだ名がジョナサンからダイソンに変わっていた。

合計で9匹(?)釣れた。

全員一人一匹釣れなかったのがとても残念である。みんなに釣ってほしかった。
是非リベンジして欲しい。ニシちゃんは睡眠を前日にしっかり睡眠をとっててほしい。今回来たかったけど来れなかった人もいるようなので多分来年もやるのではないだろうか。

16時にはもう上がらないといけないので15時半に撤収を開始した。


さて、撤収もおわり、釣り竿などを返却する。
ここ、赤城大沼では嬉しいことに釣ったワカサギをてんぷらにしてくれるサービスがある。ガスコンロと鍋と油をばっちり準備していたが必要なかった。
明らかに大きい前田氏の釣ったワカサギ

お店の人のご厚意により一人一匹てんぷらを食べれるようにサービスしてくれた。
本当にありがとうございます。てか逆によくあの場所で釣れたねって言われた。

今年はあまり多くの罪人を救うことが出来なかった僕たちであった。
集合写真を撮ったので載せておく。
なぎさは頼れる先輩を目指す前に写真で目をつぶるのをやめてくれ。

これだけ集まっても割れない氷。偉大である。参加してくれてありがとう。

ここからお風呂に入って帰阪開始である。



企画者、わかさぎ釣れまくって2時ごろ飽きて12時前には阪大にいる予定だった。


が、想定外に罪の重い大罪人の前に予定は大幅にずれてしまった。


めっちゃどうでもいいんですけどね
最近出口、車の運転が怖いんですね。目が冴えているうちは、もうめっちゃめっちゃ安全運転になってしまうんですよね。
暗い道とかで対向車がくると若干ブレーキ踏んじゃうんですよ。それをね、もう一台のハイエースの連中が笑っていたというんですね。僕はもう悔しくて悔しくて。頑張ってる人を笑うのはやっぱりよくないと思いませんか?

なんて怒りにふるえながら寝てると大阪に着いてた。
結局3時半帰阪。

おつかれさま










最後に

MVP


冬用靴やのにこけてたよね?
人間が出来ている人は釣れないと言い張る人ら。
僕が雪玉を当てても誰が当てたか分からんくらいやからしょうがない。


僕はもう疲れた