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2018年7月11日水曜日

『長期縦走のすゝめシリーズ ー美容・服装編ー』

 


『長期縦走のすゝめシリーズ』第三弾、美容・服装編。
第55期渉外たけのが責任をもって執筆いたします。

定期テストで点数高いやつの「なんもしてないよ~」と同じぐらい、
女の子による「なんもしてないよ~」は全部うそ。

日常生活はともかく、長期縦走において「なんもしてない」はほんまにマズイ。

強烈な紫外線!!!!
膨大な運動量!!!!汗!!!!
お風呂に入れない!!!!
ビタミンの欠乏!!!!

私も数多く、「うわぁミスった〜」を繰り返しました。
そんな私の試行錯誤が、これからの探検部女子(まあ、男子も)の糧になることを祈って。
できるだけ恥もあられもなく、ガチで綴っていこうと思います。レッツゴー。




この日焼け具合はミスですよね、バイト先でしか褒められませんでした。
 

目次
1. 長期縦走における服装
2. 入浴代用グッズについて
3. 日焼け防止対策について
4. 山でのおすすめサプリメント
5. 買い物リスト


1,長期縦走における服装


服装について最終的に私が行き着いた答えがこちらです。




上の服

下の服

下着

・山小屋T(日数分
 

ジオライン L.W. ラウンドネックシャツ(日数分)
 

O.D.パーカ
 

ユニクロウルトラライトダウン

・コンバーチブル 1/2パンツ(1着)
 

半ズボン(1着)
 

タイツ(1枚)
 

靴下(日数分)

 

・ジオライン シェイプタンクトップ ウィズブラWomen's(日数分)

 

・百均パンツ(日数分)

日数分と表記しているが、三泊以上になれば3枚~4枚ほどで着まわせる。行程中に洗濯。干すことができる。

うしろに洗濯物が干してありますね。ズボンの干し方おかしくない?

                     
衣類は圧縮袋にいれてパッキング。圧縮袋はもう一枚余分に持ってきて、「きれいな衣服」と「汚い衣服」が決して混ざらないようにしておくことが大切。


(a)上の服について

Tシャツはもちろん乾きやすいもので。コットンとかNG。今まで集めてきた山小屋ティシャツを集結させましょう。

以下は使われることのなくなってしまった山Tシリーズです。



どこにいってしまったのでしょうね
 
ダサいのがいいよね、って言いながらも



で、日焼け防止のために、私は、アンダーとしてジオライン L.W. ラウンドネックシャツを着てます。腕の皮めくれてる勢に差をつけましょう。

もうジオラインはすごい。ほんとにすごい。自社商品褒めちぎります。
私が熱く語ってもいいのですが
手前味噌になるので、他人の褒めちぎっているブログを一応挙げておきます。


適度な保温力を持ち、素早く汗を吸水拡散して素肌を常に乾いた状態に保ちます。


(参考)
http://maccoblog.net/monbell-zioline/


この上に肌寒ければODパーカーを羽織ります。
ユニクロウルトラダウンは、防寒着として超優秀。フリースよりかさばらない。
気候も気温も変化が激しい山の中、防寒着は必ず持参しといたほうがいいです。

(b)下の服について

まあ下のズボンとかはぶっちゃけ好きにせーや。って感じなんですけど。
お勧めしたいのがコンバーチブル 1/2パンツ。

ひざ下部分をジッパーで着脱でき、ショートとロング、2種類のはき方が可能です。

ズボンってそんなに汗かかないし、汚れない、、と思いきや。
裾の部分だけ汚れたり、ぬれちゃったり。そんな時こいつは下半分切り離して使えるので便利!
傷跡にはアットノン

まあ、ストレッチ性の高いものなら下半身はなんでもいいんとちゃいますか?

靴下はきちんと日数分あるのが安心です。私は心配性なので1枚多めに持っていきます。
他と比べて乾きにくいし、雨で万が一ぬれたりするとほんとに不快。

乾かない靴下

(c)下着について

がんばって試行錯誤してきた部分なので、ぜひ参考にしてください。

ただーきくんとか、地黄くんとかも推定Bカップぐらいありそうなので(偏見)読んどいたほうがいいんちゃうかなあ。


・ブラジャーについて
×〈ワイヤーありタイプ〉
ブラジャーなんかなんでもいけるやろと思っているあなた。
ワイヤーブラは長期縦走ではやめとけ。

①締め付けられて苦しい。
②汗がワイヤー部分にたまる。
③重いザックが肩の紐部分に喰いこんでめっちゃ痛い。
④恥ずかしくて干せない。
⑤汗が染み込んで以後、普段用に使うのに憚られる。


△〈一般的なスポーツブラタイプ〉
元バスケ部として、スポーツブラへの信頼は厚かったものの、以下の観点から登山にはベストとはいえない。

①締め付けられる
②速乾性がないタイプが多い。
③干したらブラジャーやなって感じ。まあスポブラやしええか。


○ジオライン メッシュ フロントホック ソフトブラ
先に述べたとおり、ジオラインは最強。ただ、下着感は強め。


◎ジオライン シェイプタンクトップ ウィズブラ


一見キャミソールにみえることから、干していても違和感が無い。すぐ乾くし、蒸れない


但し、気をつけたいのは、「クーパー靭帯」について。
胸は「クーパーじん帯」という繊維組織が脂肪と乳腺を皮膚や筋肉につなぎとめる吊りケーブルのような役割をすることでバストの下垂を防ぎ形状を保っています。何も着けずに運動するとバストの揺れによってクーパーじん帯が傷つき胸が垂れる原因になります。

クーパー靭帯は、一度切れたり、伸びたりしてしまうと戻りません!!
揺れの激しいスポーツを行う場合、(トレラン、下山で走る可能性がある登山)では固定性の高いスポーツブラを必ずつけましょう。ジオライン商品には固定性はなく、おっぱいの揺れ(≒クーパー靭帯の損傷)に繋がります。

長期縦走のときは下山は走らんことを前提としてます。走るときはスポブラを着用しておこう。おっぱいは大事。



・パンツについて
これに関してはまだ試行錯誤途中である。女の子として、パンツってさすがに干せへん。
私は百均パンツを日数分買って、使い捨ててます。(毎度ODガべッジバッグにごみとともにINしてる。この告白もどうかと思う)

パンツ見せても恥ずかしくないならば、ジオラインのパンツを使ってください。


以上、衣服において最も重視したいのは、【速乾性】であるといえる。
着心地においても(汗冷えしない)、衛生面においても(干しやすい)、速乾性があればなんとかなる!

とりあえず、服装に関しては「ジオラインいいよ!」と『クーパー靭帯についての知識』ぐらいしか言えへん。


2.入浴代用グッズについて
長期縦走、お風呂が入れない壁、を乗り越えなくてはなりません。
こういうお風呂が入れるときもある。

お風呂の代用として持っているのがこの四点。
①シャンプースプレーミニボトル
②ボディシート
③ソークアップタオル
④化粧水スプレー

①シャンプースプレーミニボトル
洗えないときに使うシャンプーというものが世の中にはありまして。



これを百均の詰め替え用スプレーボトルに入れなおしてコンパクトに。
ちょっとした消臭にも使えて便利です。
②ボディシート

体を拭きます。必須。お気に入りはBan。シートが分厚いのがいい。毛穴と汗腺がつまるから、ノンパウダーのほうがいいって保健の先生が言ってた。

③ソークアップタオル
 
何度でも、繰り返して使えるうえ、コンパクト。縦走のタオル問題はこれで解決。

④化粧水
日焼けして皮めくれた〜うはは〜って言うてる場合じゃないんですよ、男性陣も。
肌に負担をかけないためにも保湿は大事。
どうせ、爪とかずっと汚いし、スプレータイプで直接かけとこう。手に出すタイプは躊躇してしまう。
これも百均の詰め替えミストボトルに入れ直して軽量化。

以上、四点をジップロックの中に入れて、寝袋と一緒にアクアベルパックの中に。

そういえば、絶対濡らしたくない寝袋はアクアベルパックに入れるのがおすすめ。
就寝・入浴グッズをまとめておくと、スパッと寝る準備が捗ります。


3.日焼け防止対策について

まだまだ試行錯誤中ですが、

私は日焼け止めクリーム⇒日焼け止めスプレーの2本使いを始めました。
種類の違うタイプを重ねづけすることで、徹底的に紫外線をブロックします。

でも、何を使うかというより、〈こまめに塗りなおせるか〉が問題。どれだけすぐ出せる位置に日焼け止めがあるかが重要になります。(「すぐ取り出せるか選手権」でなんなら私は水と携帯と日焼け止めが並ぶ)


4.山でのおすすめサプリメント

あくまで補強的なものとしてとってるのは、鉄分サプリとビタミン群。
おすすめしたいのは鉄分サプリ。小粒レーズンだけじゃ不安やし。めっちゃ鼻血出た時、これ飲んで安心させてました。鉄分大事。あと、山に行くと肌荒れしがちなのでこれも飲んでます。
まあ、気休めですけどね



5.買い物リスト

ごちゃごちゃしてきちゃいましたね。長期縦走のために買い足す物整理して最後にします。



【モンベル】

ODガベッジバッグ(ゴミ入れ)

◎ジオラインLWラウンドネックシャツ(アンダーシャツ)

◎ソークアップタオル

◎アクアベルパック

○ジオラインシェイプタンクトップウィズブラ

【百均】

◎圧縮袋L2

◎詰め替えミストボトル2

○ジップロック

○パンツ(日数分)

【薬局】

◎洗い流さないシャンプー

◎ボディーシート

◎ソイジョイ・アミノバイタル・一本満足など

◎日焼け止め

○化粧水

〇サプリメント

 

【好日山荘】

AF食品

 


さて、55期による、『長期縦走のすゝめ』シリーズもこれにて終わりです。ここまで読んでくれてありがとう。
シリーズ第四弾、第五弾の執筆は、これを読んで長期縦走にチャレンジした後の君たちに任せました。

「ごーきさんああ言うてたけど、ウイダーはおいしいもん」とか「下山で山にフィットする方法について」とか、「パンツ問題解決策見つけました!」とか、あーだこーだいろいろ言いながら、自分の長期縦走でのスタイルを確立させてほしい。それで一緒に共有し合おう。なんだかんだ、準備の段階で一緒にワクワクできるような仲間がいること自体が素敵なことだと思います。

後輩たちがそんな仲間になってくれるかもしれない、今の状況がとてもとても嬉しくて執筆も捗りました。引退しても、山行こう!誘ってください!

それでは第三弾終了です。いってらっしゃい、いってきます!




かわいい後輩とマグマのはじける笑顔で〆
出演
GRTTと四女とセノカナツノタダーキ