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2013年10月10日木曜日

中央アルプス、八ヶ岳、槍・穂高 山篭り企画! 

こんちゃーガッツです(ωωω)
先々代HP管理です、皆さんお久ぶり。
幹部交代おっつおっつ、時の流れは早いですねー。

長らく活動には参加していませんでしたが、院試が終わりつかの間の解放。
予定未定の僕らを巻き込み、だいひょが企画を立ててくれたおかげでまた山に登ることができました。いやー、1人でこんな大企画の企画ありがとう。

今回はその活動報告を書いていこうと思います。

西表のブログ書きかけで諦めるという、前科ありの飽きっぽい性格。書き上げられるのだろうか。というかそもそも内容も他の人と被っているし、存在意義があるのかどうか…。
まぁ違う視点からの報告ということで許して下さい。
久々に探検部の活動に参加し、今回の活動をブログに書きたくなったんです。

ではでは,16日間連続企画の活動報告を!毎度の事ですが小学生並みの語彙力と馬鹿な大学生風の書き方を許して下さい!






93 ~朝焼けのモルゲンロート()

大企画の初日。青春18で電車の旅。5時に家を出て梅田へ向かうも、集まったのはなぜか2人。もう1人は前日の大阪生きのバスを寝過ごしてしまった模様。まったくもうだよまったくもう。


そこから2人で大阪から長野まで一日かけての大移動。
一年の時もこんなことありました。阿蘇山企画が懐かしいです。

電車の中で寝ることを期待し徹夜していたのですが、座れない所が多く非常に辛い。
青春18の旅では毎度お馴染みこのパターン……学習しましょうよ俺ら。

彦根付近で阪大生に声をかけられ世間話。一回生とか若いです。
コミュ力高い方でした。東京に遊びにいくそうな。楽しめよー。

企画について話したり、地図を眺めたり、そんなこんなで塩尻へ。
ここであずさに乗って颯爽と現れるてらもらと合流。火の国から名古屋まで新幹線だったのだとか2万円\(^o^)

予定の街、駒ヶ根に到着。
とりあえず駅前の銅像の前で、その銅像と同じポーズで集合写真を撮ることに。全くもって意味分からん。
ちなみに銅像は美女3人。こちら山男3人。あちらは全裸。こちらも脱ぎたかった…?
ホテルに行って荷物を置き、そこから晩飯へ。
歩き回った結果、名物であるソースカツ丼を食べることに決定。
実は昼もカツ丼、そして夜もカツ丼。おっも。
ついでに蜂の子を発見したので購入。




噛んだ時の感触がプチっと皮が破けて中身がドロっと出て来てまさに幼虫
舐めてました。幼虫はハードル高いわ…((((;゚Д))))))) 

その後買い出し。
I「山頂に果物持ってかない?」
M「ありっちゃあり」
I「この梨どうよ?」
M「なしっちゃなし」
しょうもな()

風呂場でも予想通り一波乱。騒ぎが終わるとこの日はとっとと就寝。
彼はいつも通り電話へ。大変ですねぇ





4
~それでも俺はやってない~

麓の天気は曇り。山頂が怖い。駅前からバス。登山口まで一気に行きます。
途中「女体入口」というバス停を発見。どこに入るんですかねぇ
由来が知りたいですねぇ。ぅーむモッチョム!
ちなみに有名らしく何度かテレビに取り上げられてるのだとか。

バスでしらび平駅へ。そこから駒ヶ岳ロープウェイで一気に標高を稼ぎ千畳敷へ。
ちなみにこの駅、日本にあるロープウェイの駅の中では一番高い位置にあるのだそうです。
標高が上がるにつれ雨雲と合流してしまい、残念ながらここから写真少なめです。
千畳敷の駅にて夏合宿縦走班と遭遇。なんか懐かし過ぎて泣ける。この三人パーティーなら雨の中でもめっちゃ速いんじゃないかと言われハードルあがる。でも嬉しい。

そんなこんなで登山開始。
いきなり坂がキツイ。息がきれる。荷物が重い。これが三ヶ月引きこもった結果でしょうかね…。こちとらごく稀に運動するくらいでしたからね

息も絶え絶え一つ目の山小屋に到着。荷物をデポし、サブザックで駒ヶ岳へ。

軽い荷物は楽ですね、あっさり山頂へ。この旅1つ目の百名山クリア。
念ながらてっぺんは真っ白でした。雲の中、山頂で記念撮影。

山頂から再び山小屋へ。ここで昼飯タイム。バーナーでお湯を沸かしてたらなんと、なんと!夏合宿の日帰り組とも遭遇!!みんなロープウェイの駅から登り始めたところらしいです。



数多いよ!山小屋占領しちまってる(汗


最近探検部に関わってなかったからみんなが懐かしい。会えて良かった。

研究室に引き篭り、それが生活の全てになってしまうと、自分がこの部活にいた事を忘れてしまいそうで。これまでの三年間を思い出せました。探検部はいいものだ。
日帰り組は駒ヶ岳を目指して山荘から出発しました。
俺らも話し込んで遅くなった分を取り返そうとすぐに出発。




山小屋から動き始め、いくつかの鎖場を超え、宝剣岳に着いて振り返るとあれ?駒ヶ岳の山頂晴れてる?雨男が離れたからですかねぇちなみに写真は鎖場。いい感じ。



まぁ駒ヶ岳山頂で晴れているよりも、遠くから晴れている駒ヶ岳(写真左奥)を見た方が断然いいですし、馬の形とか分からないけど眺めるには奇麗な山ですし(震え声



宝剣の形は立派な槍型。右側の山です。この形!惚れる!


宝剣を抜け次の山へ。
ペースあげて雲の上をどんどん進む。
天候が回復しテンションあがる。
「山に戻ってきたぞ!」
そうですねぇ
「生きてて良かった!」
なにがあったんですかねぇ
「山にくると下界の趣味とかこれまでの生活がどうでもよくなる!」
まさにクライマーズハイ。

懐かしいメンバーに久々の高高度。馬鹿は高い所が好きなんですよ!テンションMAX
テンションゲージ振り切れました。クライマーズハイ!

そのまま突き進みます。
しばらくはハイテンションで続いていたのですがあれ?次の山まだつかないの?檜尾…?熊沢…?東川…?遠くない?コースタイムきっつ?

段々と不穏な空気が
登り降りが多く、地図(山と高原)のコースタイムギリギリ。
大概の場所なら短縮できるタイムが縮まない。久々の運動だからなのか?
久々の山だからか?荷物持ち過ぎたか?うーむ。

そんな時、道の先の方からこちらに手をふる団体が。あれ?縦走班?
合流して会話。彼らは行程が2時間ほど遅れているとのこと。やっぱり地図のコースタイムがきつめだった模様。

一部の人と話すも話した人達はまだ元気そうだったので、彼らには負けられないと先に出発。
心の中で一瞬「こいつらと一緒に休もうぜ、わたしゃもう疲れたよ。鬼!悪魔!やまd!」とか罵っていたものの、直ぐに気を引き締め出発。空元気。後輩達より先にへばるわけにはいかぬ…!

追いつかれるわけにはいかないとの一心で進む。
それどころか前の班に追いついてやろうとかなりスピード出していた気がします。

途中で天候が悪化。雨が降り出す。行程がさらに遅くなる。レインウェアを着用し、若干心が折れそうになりながらなんとか山小屋に到着。

いやぁ、久々にきつかった。
西表海岸踏破と永田ナイトハイクと劔の帰りの林道と大天井の大爆走とヌディルの坂とモッチョムの次くらいにきつかった。あれ、よくある辛さかもしれない?

木曽殿山荘に着くと、縦走班の早い組がもう到着していました。
雑談しながらストーブの熱で生き返る。あったけぇ。

乾いた服に着替えて晩飯タイムだったのですが、ここでサプライズ。なぜか取り出したのはコーラ。肉。肉。肉。
「誕生日おめでとう。焼肉をしましょう」

え?いや、僕の誕生日半年くらい前なんですけど

どうやら僕の誕生会を半年前に出来なかったからその代わりなのだとか。
そういやあの頃は研究室配属決めでずっと学校があって忙しかったからなぁありがとう。
そしてこれは連鎖が始まる予感。覚悟しといて下さいな()

焼肉途中に縦走班の最後の班が到着。中々にハードでしたね、ほんとお疲れ様。

8
時の消灯ギリギリまで動いてようやく就寝。
いやぁ、疲れた一日だった

ここで事件が起こる。
山小屋はほぼ探検部の貸切状態。
夏合宿とは別に予約していた俺らは探検部の集団の端っこでした。
ですが、俺らの奥に外部のおっさんがもう1人いたのです!

8
時消灯。5分とせずおっさんがいびきをかきだす。
何人か苦笑。ヒソヒソ声。
「いまのだれ?」
「ガッツさんです()

ファッ!?

いや、確かにそっちの布団から見たら方角的に俺しかいない用に見えるかもだけど、その奥にもう1人おっさんがいるから!俺じゃねぇよ俺は寝つき悪いんだよおっさんだよ!というか山小屋でいびきなんて普通だよ!ここは今うちが乗っ取ってるから分からないけど少人数で山小屋泊してみろ!おっさんやじいちゃんのいびきの大合唱だぞ!まだましだよ!免罪だ。それでも俺はやってない!!!

以上、弁明。
ただでさえおっさんに見られる俺にとってこの疑惑は致命傷なのである。





5
日 ~あれー?先輩達遅かったっすねー?~

起床。夜中の雷は鳴り止み、雨も降り止む。とっとと準備してご飯。山小屋泊は楽だなぁ。
合宿組より10分早く出発。追いつかれるわけにはいかないととばす。
目指すは目の前空木岳。2つ目の百名山。いきなりの急坂。でも目の前も後ろも真っ白。
視界は悪くとも、食べて荷物が軽くなったのか前日のしんどさが嘘のよう。危惧していた岩場も楽勝でコースタイムを大幅に短縮し山頂到着。しかし山頂に着いた途端に雨が降り出す。雨男ぉ



空木で記念撮影。


次の進路は南駒ヶ岳or下山。
ちなみに南駒ヶ岳は、空木とどちらを百名山に入れるかで悩まれたくらい、綺麗な山だそうです。是非登ってみたかった。でも雨も降ってどうせ真っ白。なので南駒ヶ岳登るはずの時間を温泉に回します。温泉に向け超特急で下山!もはやトレラン状態。おかげで膝がボロボロ。

昼ご飯球形の時、この時間で縦走班に抜かれたらどうしようみたいな心配をずっとしていました。俺らの妄想の中、圧倒的スピードのP班よ

登山口に到着。そしてなぜかここで道を間違える。油断大敵。登山口超えてまだ登山道があるとか思いませんでしたもん^^;完全に林道コースかと勘違い。

この辺で俺の左ひざ撃沈。
何故か痛い。曲げると痛い。一歩ごとに痛い。うーむ、これは初めて。

途中の分岐で林道から登山道に切り替えようやく温泉へ到着。いやー疲れた。
ほんと疲れた。前日の疲れ+今日、無理やり飛ばした分が膝に(-_-)

こまくさの湯でラフティング班が出迎えてくれました。
ラフティング班は、ツアーの方から天候悪過ぎて何かに憑かれてるとまで言われたそうですね雨男の僕か、それとも夏合宿のジンクスが続いているのか…。


何はともあれ温泉へ。ボロボロの体に湯がしみる。最高。登山後は温泉ですよ。
温泉入ってさっぱりしたら近くのお土産見て回る。ラフティング班と少し話したりしながらダラダラ。





ソースカツうまま。(この旅三食目のカツ)

飲むヨーグルトは絶品です。

満喫ですね。

本当は夏合宿の幹部交代式にも参加したかったけれど、ホテルにまぎれこむのは難しそうなので一足先に離脱。

三人で打ち上げ。
美味しそうなソースカツ丼の店、ただしこの旅カツ4食目\(^o^)/スーパーで刺身買って豪遊、ただし醤油の買い忘れ\(^o^)/皆で買った地酒、ただしみんな酒弱くて飲みきれない\(^o^)/





6日 ~トンボの群れの大

早朝電車で松本へ移動。
レンタカーで山道を進み美ヶ原へ。


こいつら馬?牛?馬なんだろうけど短足すぎない?

観光名所、うつくしの塔。なんか不思議な形していますねー。
遭難防止用の塔だそうで、中に避難できるつくりになっています。



全体的にはこんな感じの高原が広がっています。
丘の向こうに見えるのは天候観測機でしょうか?

山頂まではあっという間。サンダルでもいける登山?でした。
これでも百名山なんですよねー。まぁ高原としては最高だと思います。


ビーナスラインへ乗って次の目的地へ。久々に運転しました。
ひゃっほー。ここ最高のドライブできるよ。

バイクのツーリング集団がかっこよかったなぁ。

次は霧ヶ峰 車山。これもまた百名山です。諏訪湖の例大祭の御柱が山頂に。凄いなぁ

ちょっと山頂でうたた寝したりのんびりとした登山。



ちなみに霧ヶ峰からはよく八ヶ岳が見えます。明後日登りに行くぜ八ヶ岳。…蓼科の下り具合が異常。

山を下山でころぽっくるひゅって。小人化モード?

帰り道は返却時間との戦いでした。
無能なナビめちがうな、無能な俺らめ(^o^)
まぁでも遠回りしたおかげで諏訪大社やら諏訪湖やらテンションあがる。
マッキーお疲れ様。

晩飯は焼肉。二年前入って、文字通り食べ尽くしたお店。

最高でした。ありがとう。来年また来るよ。
ホテル入り。持ち物整理しつつ漫画室の漫画を読むふける。
空前のBLEACHブームが巻き起こりました()





7日~…このステッキ、とても素敵…~


まずは買い出し。石井スポーツに好日山荘へ。
膝が心配だったのでサポータ購入、素敵なステッキ(笑)の購入は見送りました。
余った時間は色んな本で八ヶ岳の勉強。そしてさらに余った時間はカラオケ()
暇を持て余してましたね。

松本から移動、茅野へ。旅館入り、アロワナ素敵。
ここまで3人組でしたが、新たなメンバーと合流し、一気に8人の大所帯に。賑やかですねぇ。

ホテル付近のコンビニのおばちゃんが最高でした。
そもそもは八ヶ岳トレランとはなんぞやと質問したとこからはじまり……、晩飯の場所に、花火のポジションに、色々教えてもらいました。旅先はコミュ力が倍くらいに上がる気がします。

勧められた場所でごく普通のご飯を食べ、勧められた場所から男8人で花火を見る。うむ、なんか悲しい。

帰り際の買い出し時に100円のマグロを本気で買おうか悩む馬鹿2人。

旅館に戻ってまた準備。防水対策を厳重に!





8 ~すげぇ!山ちゃんの斬魄刀は常時解放型だ!!~

八ヶ岳へ縦走の始まり。まずはタクシーで観音平まで送っていってもらいました。ザック入れるとトランクが閉まらずロープで固定。
ザックの霊圧が消えた?マッキーのザックが消えた?頭の中はBLEACH脳。

ここで捨てられて野生化した?犬発見。逃げ回るIZM。すごく意外。

今回の登山も登り始めは微妙な天気でした。
降りはしないものの降りそうなどんよりとした雲、それにしばらくは森の中だから露とかで服がぬれそうなのでレインウェア。嫌だなぁ…。
なにはともあれ観音平から南から北への全山縦走スタート!

息はきれるも、休まず動けるくらいの丁度いいペースで編笠へ登頂。
天候悪し。眺め真っ白。とっとと次に進みます。

青年小屋到着。かき氷の暖簾発見。しかもなんと練乳かけ放題。ノリで頼む俺ら。待っている間に体温が下がってくる。食べながらも勿論体温が下がっていく。寒すぎて凍えそうでした。



次の山小屋、権現小屋到着。おっちゃんと話していたのですが、今日の朝方の気温は2度程度、また現在(昼前)は6,7度だそうな。さっむ。


山小屋ではこたつでご飯。こたつ最高。
体温と差がありすぎてオーラ(湯気)が出る。
雨と風とと小屋から出たくないと愚痴りながらも無理やり出発。


守れ権現 夜明けよ露よ 山は命の禊場所
権現岳をサラッと登りキレット小屋へ。

キレット小屋に到着。行者小屋へ行くか否かの話し合い。
ほぼ全会一致でキレット小屋居残り、そして半ば無理やりみんなでテント泊へ。

テント泊は今年泊。雨の中のテントは辛い。やっぱり辛い。荷物軽くするため折りたたみ傘を省いたので非常に面倒くさい。レインウェアも乾かないし……山では晴れて欲しいです。

なるだけテントに篭ってました。こういう時狭いテントは辛いですねー。





9日 ~あたし馬鹿だから星座分かんない!~

4:00起床。ダラダラ準備して6:00前出発。もうちょい朝は早く動こーぜと個人的には思う。

目指すは赤岳、百名山。この日の登山はきつかったです。ペース早めでどんどん飛ばす。
持っていた水の量のせいか非常に辛かった覚えがありますねー。年か年か。





中々の道のり。雨が辛い。



雨が上がって、雲と日光といい雰囲気ですね。こういう写真大好き。


雲の上です。いい気分。



赤岳山頂で集合写真。祠がすごくいい感じ。
僕が山頂に来る直前にくもったのだとか何とか。…ほんとに呪われてやがる。
写真はギリギリの雲の切れ間を狙ってとりました。

赤岳からの横岳からの硫黄岳へ

硫黄岳山荘手前にてわんちゃんと遭遇。飼い主さんと一緒に登山していました。岩場で決めポーズ。怖くないのかなぁ……。



途中でブロッケン発見。初めてですわ。写真じゃ分かりにくいかな?
一瞬だったけど奇麗でした。よくぞ見つけたP。

山荘にて大量の若者と遭遇。男子も女子も同じくらいに多い。
珍しい。だが……話してみるとのりがおかしい。なんか苦手な雰囲気。
こ、これは、チャラいリア充集団だorz
わー女子が順番にゴリラの真似してるよー……近くで見てたけどこいつらのノリこえーです。

うーむ、なんか3年間を否定された気分ですねーふぁっく。
山にくるのはそういう集団じゃないんですよ(泣

追いつかれたくなかったのであまり休まず一気に硫黄岳へ。
硫黄岳山頂からは火口が見えます。爆裂火口です。




根石岳山荘で初のヘリコプターの荷物の輸送を見ました。商品置いてゴミを持ってく。
昔乗ったことあるけどやっぱり風圧強いしうるさいです。

根石から天狗へ進みます。
東天狗登った後、ザックをデポして、かけ足で西天狗へ。
ここで西天狗から東天狗を見たのですが……東の方が高く見える?
二つの山は目と鼻の先。標高は西の方が僅かに高い……はず。
ペットボトルで水の傾き具合から高さを調べてみるも…やはり東の方が高い?

もう一度西を登って再び計測。東側からだと西が高く見える。
これは目の錯覚?それとも地球の曲率的に…ってそんなに距離はないはずなのだけど。
うーむ、謎。

この後は黒百合ヒュッテへ。
非常に奇麗な山小屋でした。小屋自体もトイレも奇麗。受付のお姉さんも奇麗でした。……高山病にかかったようだ。
長門牧場のアイスは美味しいし、素晴らしい山小屋でした。ここお勧めします。



アイス食べたり牛丼食べたり(!?)
若干日差しが残ってたので前日の濡れたテントやレインウェアを全部干しました。
日差しがありがたい…(涙

ここで問題発生。なんと靴のソールがはげかけるという事態に。
三年間無茶させてばっかりだったからなぁ…。下山を悩む。アクシデントだらけです。
山小屋のお兄さんの勧めでビニールテープでぐるぐる巻きにすることに。
今後の日程もあるだろうしテープ一巻き全部持って行っていいよとのこと。
本当にありがとうございました。いい山小屋ですよここ。

結構早い時間に到着していたのでのんびり晩飯を食べて早めに就寝。
夜中に聞こえたきた「あたし馬鹿だから星座わかんない!」が個人的につぼ。
山での夜は静かにしましょ。





10日 ~千枝ちゃんは○○!

天気はよさげ。黒百合を出発。
最初の30分で靴に巻いてたテープがやられました。テープ貼り直し時間をガッツ休憩と命名。
ちょっと歩いては巻きなおすという繰り返し。これはひどい。
見かねて次の小屋で針金とタコ糸をもらう。お兄さんありがとう。ここで靴をさらにメタルに強化。

茶薄に縞枯にどんどん進む。全体的にきつくもなく、下り多めのいい感じの登山でした。
縞枯はほんとに枯れてたよ……。なんであのラインだけ消えるんですかねぇ…。



休憩中の馬鹿な写真。なかなかでは?


昼飯は八ヶ岳ロープウェイ付近で。山頂駅はもはや人里って感じでした。
駅の売店に感謝。サイダーがおいしいです。こけももアイスがおいしいです。

周りは観光客なのに自分たちはバーナー使って調理。

ご飯の後は北横へ。登ってる途中諦めてソールを全部剥ぐことに。
滑ると思いきや結構安定。これが意外と歩きやすい。

この辺までは気楽でした。前日ほど辛くもなく。高低差もそこそこ。
この先から道がきつくなります。岩場岩場岩場。巨大な岩を飛びはねてすすむ。
これが足に膝にくる。疲労がたまる。疲れる。でも楽しい。岩場跳ぶの大好きです。

どうせならとサブザックで大岳にぱぱっと登る。体が軽い足が軽い。


大岳から長かった。さらに大きな岩場だらけ。飛んで跳ねてが辛い。
途中KDI謎の鼻血事件があったりなんたりしたものの無事目標の双子池に到着。




雄池と雌池の双子池。凄く奇麗な池です。でも近づいたらアメンボが沢山。
流れもしない溜まった水を飲み水ってきつくないですか……。

双子池は山小屋とテン場が大きく離れていました。
池とはいえ水場周りにテントを張るのには抵抗があります。
あとここのトイレの汚さはやばかったそうな。
……黒百合は良かったなぁ。




山で泊るのは最終日ということで山小屋でビールを購入。最高。
池に映るテントを眺めながら晩飯です。






11日~マックで豪遊!3000円使い切れ!

双子池を出発,八ヶ岳最期のボス蓼科へ向かいます。この山1つだけ他と離れてるからなぁ…。
きついと思いきやどんどん登れる。最初はずっと楽な道が続きました。
双子山を駆け抜け蓼科へ。
途中人里に近いとこまで降りましたね。自動車の道路と合流すると少し萎えるのは僕だけでしょうか?
まぁでも自販機のコーラうまかったし許します。値段がなんと1200円!

蓼科までは意外と近く、思っていたより楽に登れた気がします。荷物の問題かな?



山頂到着。てっぺんなのに広い。平たい。びっくり。
霧が逆に広さを強調している気がします。なかなか見れない景色。
ここでも記念撮影。ちなみにこの旅6個目の百名山。

ここでアクシデント。蓼科山頂ヒュッテが閉まっていたせいでバッチが買えない!
この後の行程はもう下山だけで行く先に山小屋はない…
一部のメンツはダッシュで蓼科山荘までバッチを買いにいきました。往復1時間よくやるよ。
残ったメンバーは山頂の散策をして,のんびりティータイム。うーん、いい匂い。

山頂からの下りは早い早い。蓼科山登山口、女神茶屋まであっという間でした。
登山口で私の別荘がここにあるからせっかくだし蓼科登りたいのよ(ドヤッ
みたいなおばちゃんと会話。わお。
登山口からが長かった。信玄棒道。かつて信玄が戦に使うため作ったという道。馬で走ってたのだろうかと妄想しながら駆け足。平坦な道は楽ですね。

ようやく温泉に到着。この温泉が超高級。場違い感がはんぱない。ごめんね臭くってさー。
温泉に畳がしいてありました。別府でも見たことあるけどなれないです。
滑らないらしいけど肌触りがなんとも。

温泉堪能からのバスで人里へ。宿に戻って人休憩。

打ち上げに焼き肉を探すも見つからず、結局打ち上げはマックに。
KDIの艦隊知識に感動した。株があがった。すげぇ。
マックで8人お金を気にせず食べれるだけ食べる。ビバ下界の味。
ちないに僕は1500円くらい使いました。マックでこんな散財したのは初めてかもしれない。
日本人たるものファーストフードを楽しめなくちゃね。


マックからのお酒を買ってホテルの部屋で飲み会。
最初はテンション高かったものの徐々に眠気に負けていく。
精神疾患怖いです。40枚引いて当たらんガチャも怖いです。





12日~むーりぃー~
起きたくないのに朝早く起きてしまう不思議。山の生活リズムは最高です。

ここでのんびり朝風呂して片付けしてお見送り。

僕と山ちゃん以外はここまでです。これまでありがとー。お疲れ様。
てらもりは火の国にいくため、朝5時には出発してたというね…。
他のメンツも9時くらいにはいなくなり……ここからまた二人旅ですねー

旅館を出て再び松本に向かいます。もはや何回目。

電車の中では次の行程の話し合い。この時点では1516が雨の予報。雨の中の大キレットはむーりぃーということで日程変更。コース変更。大幅変更。

ホテル着からの翌日準備。
お決まりの好日山荘に石井スポーツに。
さらに本屋で穂高のお勉強。ほんとに直前だなぁ(笑)






13日 ~倍返しだ!倍々返しだ!~

電車にバスで上高地に向かう。
しんしまじまは何度見ても吹きます。

二年ぶりの上高地に到着。懐かしい。
コース変更につき大幅に時間を短縮する必要が出たわけで。
一日で上高地から槍ヶ岳山荘まで登ることに。
しかもバスの都合上スタートは8時半。地図のコースタイムは12時間以上。
ヤマレコによると8時間で到着している人もいるみたいだけど…?

早歩き、というか走るぎりぎりのスピードで進むことに。
バスターミナルから河童橋を眺め西穂を眺め梓川に癒されながら突き進みます。



見てくださいこの川。透き通ってる!


明神館も徳澤も休まずに進みます。ようやく横尾で一度休憩。
ここまでのコースタイムは地図の半分。なかなかのスピード。平坦ですもんねー。
沢山の人を追い抜いていく。気持ちいい!

テンションあがりすぎて
「追い抜いていいのは歩き続ける覚悟のあるやつだけだ!」
とか
「もっと先へ加速したくはないか、少年!」
だとかなんとかほざいていた気がします。

槍沢ロッジでお昼ご飯。
昔表銀座に来た時ここ泊ったんですよねー。懐かしい。
アイス買ってゆっくり休憩。

ここまでの行程は楽な緩い傾斜だったのですが、大曲から段々と傾斜がきつくなってきます。天狗原のあたりはばてばて。

段々と槍に近づいていきます。
そして…ついに見えた!槍!!





威風堂々、貫禄の槍。大好きですこの山。かっこよすぎる。
見上げる槍。この近さでこの角度から見たかったんですよねー。



ちなみに振り返るとこんな感じ。壮大。どれだけの距離を歩いてきたのでしょう?


槍が見えてテンションがさらにおかしくなる。
結構な傾斜を息を荒げながら飛ばしていく。クライマーズハイ。

見えだしてからもきつかったですね…なかなかに遠い。
殺生ヒュッテに到着した時は感動しました。

殺生ヒュッテから槍ヶ岳山荘へ。
傾斜がきついー……。

到着。バテバテ。というか飛ばしすぎて足痛い。
沢山の人がいました。
時間を見る。
大体3時。
12時間のルートが6時間ちょっとまで短縮できた…?
そりゃきついわ(-_-)

とりあえずテン場を確保。
槍ヶ岳山荘は利用者が多いからかテン場が全て番号付されてました。

ちなみにこのテン場、遠くから見たら崖にしか見えないんですが()
もらった番号を確認しつつテン場を探す。
遅かったからかなり後方まで回されてしまいましたorz

山小屋でコーラを購入。山頂で飲みたい!


この景色を見たかったんですよね。



槍ヶ岳登山の行列に並びます()

最初は良かったのですが……列がなかなか進まない。
少し休んでる人達に後ろの方から「そこで立ち止まらないでくださいー」との声が飛んでくるくらいの混雑具合。いやまぁ同じこと思ったけど。

2年前は雨の中登ったから他に登ってるグループいなかったもんなぁ。
晴れてるとこんなに人がいるのか。

まぁこんな梯子だらけじゃ時間かかりますよねー。
昔登った時は凄く怖かったけど、晴れてるからか今回は全然怖くないなーとかだらだらと会話しながら登山。

ここで事件。登ってる途中サブザックを岩場にぶつけたらしく、気づいたらサブザックの中でコーラの缶が破裂、全てがびしょびしょにorz
我がカメラ、水没ならぬコーラ没。

まぁこんな感じでついに槍登山。
久しぶりに戻ってきました。いやぁ、晴れているとこんなに見渡しいいんですねー…。
ここでもブロッケン発見。槍の影が鋭すぎて驚きです。


行列で後ろに並んでいたおっちゃんと何度か話していたのですが、そのおっちゃんが槍の上で手を振り始める。自分の影が霧に映って分かるそうな。僕の目にはどこに映ってるのか分かりませんでしたが、スケールが壮大だなぁ。

いやぁ素晴らしいかな槍。


集合写真。みんな恒例槍のポーズ。

ゆっくりと下山。体はぶっちゃけボロボロです。
テント張って、ご飯食べて…この辺はあっという間でした。

夜の天気は生憎の雨。ご飯食べ終わってから振ったりやんだりの繰り返しでした。

雨のなか、どこかの団体の声が聞こえてくる、うるさい。
仮にも槍までテントで登ってくるような連中が何やってんだよ……。
「倍返しだ!」「さらに倍返しだ!」「倍々返しだ!」
どこの半沢直樹か知りませんが夜中に叫ぶな馬鹿野郎。
探検部の皆さんは夜のテン場で騒がないよう気をつけて下さい。山では本当に迷惑です。





14日~ジャンダルム怖いジャンダルム怖いジャンダルム怖い~



起床。槍に朝焼け。贅沢。

ここで台風の発生を知る。発生場所は小笠原。なんでこんな近くにできてるんですかねぇ……。到着予定が16日。はやい。さすが台風を呼ぶ男。最強の雨男。なにもないわけなかったか。いやぁ、ルート変更してて助かりました。

この日の天気は晴れ後雨。午後から気温の上昇で雨が降るそうな。
台風も心配だけどこっちも心配。雨が降る前に大キレットを通過せねば…。

テント畳んでとっとと出発します。
前日仲良くなったおっちゃんを追い抜きかけていく。

ぱぱっと大喰岳をクリア。休憩も写真も取らずスルー。
ちなみにこれ、日本で標高10番目の山なんだけどなー。標高3101なんだけどなー()

次は中岳。この辺まで順調。気楽で飛ばしやすい道。
非常に気持ちのいい登山。山頂をほぼスルー
ちなみにこれ、日本で標高12番目の山なんだけどなー。標高3084なんだ(ry

そして中岳からの南岳。順調順調。
山小屋覗いてちょっと休憩。沖縄ソングのかかる不思議な山荘でした。



途中で取った写真。段々離れていく槍が不思議です。

そして、そして、いよいよ穂高に足を踏み入れます。
この16日の旅行の一番の大ボス穂高連山。
これに比べれば槍なんて所詮小ボスよ。



目の前にある大キレット。三大キレットのうち最大。
いやぁ三大とか言ってるけど不帰とは桁違いだわ。
多分日本の登山ルートでは最高難易度のルートです。



ヘルメット着用!一般の登山道で使うのは初めてですねー。


まずは下り。キレットを降りていく。
まぁそこまで怖くはないかな?

一旦降りた後は鋭い背を歩いていきます。楽し怖い!
雨の予報はどこにやら、非常に強い日差しが照りつけ、ヘルメットのせいか髪の毛から一歩一歩汗が落ちてくるはめに。辛い。暑い。





長谷川ピークに危険ポイントに…。
大キレットはずっと集中してないといけないのが辛いですね。
集中切れたら命が危ない。落ちる。

長谷川ピークを越え、北穂側に近づきます。
うーむ展望台からの眺めは絶壁。
登山道どこよ…。どこから登ってもアウトにしか見えない……。

動きがしたら分かったのですが、ぐるっと巻いてから上がるんですね。なるほど。

北穂高小屋についてほっと一安心。長くて辛かったー。
でもまぁ渡り終えて振り返ってみるとなかなかの達成感でしたね。

ここで昼飯。山小屋で牛乳を購入。おいし。
槍を見ながらの素晴らしいテラスです。

食べてから北穂山頂へ。なかなかの景色。



北穂北からの北穂南。
そして次の目的地は涸沢。大キレットよりは全然ましですがなかなかに怖い場所も。
さすが穂高。

涸沢からの穂高岳山荘へ。
山小屋でお土産をかいつつ休みつつ、ここで話し合い。ペースを見てこの日のテン場を決めようとしていたのですが、現時点でまだ12時。
立ち止まるにはさすがに早い…ジャンダルムは怖い…前穂も行きたいし……。
ということで前穂経由で岳沢を目指すことに。
コースタイムは…俺らなら4時には付くかな?というところ。
なかなかの無茶ですね()
山ちゃんジャンダルム行けずにごめんよ。あれは怖すぎるw

充分休んで再びスタート。さらに加速していきます。
目指すは穂高の中の最高峰。日本で3番目の標高、奥穂高岳。
テントを背負っているとは思えない速度で登る。
山頂までは結構速かったです。


祠の前で写真撮影。天気が良ければなぁ…。
まぁ雨が降ってないだけ上々ですかねぇ。


ロバの耳にジャンダルムがすげぇ。よく登る人がいますよねぇ。


時間が無いので奥穂を離脱し前穂へ向かいます。
すれ違う人は多いものの、時間が時間なのか同じ向きの人がいない。
焦りながらさらに加速。

すれ違う人の中にはほんとに小さな女の子にロープ巻いて確保しながら進んでる人達もいました。
英才教育ですねー。

その後遠くの岩にはいついて写真を撮っている子供たちと遭遇。
この時間にここで遊んでるって凄いな…どこに泊まるつもりなんだろ?

そうこうしながら前穂へ。
サブザック背負ってすごいスピードで登っていきます。山ちゃんが。
おいてかれるガッツ。むーりぃー。




20分くらいで山頂へ。意外と長かった。
あまり景色は良くなかったですね。
23峰と前穂の先が凄い…


あっち登るにはどうするのでしょうか?

そこからは下り。重太郎新道。
最初は梯子もあり険しい道でした。いや、梯子とか危ない道多すぎ!
しばらくすると林道が続きます。山小屋は見えているのだけどなかなか辿りつけない。
まぁ当たり前ですねー。高度差がいくらあるのやら。足ボロボロになりながら飛ばす気も失せながら進んでいくと……なんと同方向に向かう一団と遭遇。追いついた!追いついたぞ…!

俄然やる気を取り戻し進みます。ずーっとくねくね降りていく道でした。

そんなこんなでようやく岳沢に到着。俺息絶え絶え。もう動きたくない…。
テン場から山小屋でお金払ってもう一度テン場に戻るのさえ辛かった。
今回の旅では双子池程ではないにしろなかなか遠い場所でした。
いや、単に足にきてたからそう思っただけかもしれませんが

で、テン場の範囲で良い場所を探すもどこにもない。到着時間が遅かったからか大体埋まってしまっているし。余ったところは二人で泊まるには狭すぎるし…。

ということで開拓が始まりました。
もともとテン場ですが、巨大な岩が地面にごろごろして、テントが破れそうで不安なテン場。匠の手にかかると…この通り!山ちゃんが岩を引っこ抜いて行きます。

いや、どこからそんな力湧いてくるのさ…
いくつもの岩を抜いて埋め立てて。その繰り返し。テントが入らないので入口付近も開拓。絶対に動かなそうな岩をどけていく。
いや、意味わからん。

快適な寝床を一時間くらいかけてつくりました。

テン場はあまりにも虫が多かったので山小屋の外にて晩飯作り。
ついでに山小屋で生中とポテチとアイスと…疲れきった体には贅沢ですね。
豪華豪華、最高の飯でした。生中うまっ!

夜は山を語るおっさん達が。
「今の若者はわかっちゃおらん」
Twitterfacebookだのばっかりしやがって」
「そんなのがなくても山に来れば十分面白いのに」
言ってる事は全面的に賛成なんですが音量が^^
昨日の倍返しと変わらない。





15日~初寝坊~
雨。寝坊。無気力。
台風も来ており、雨の中危険なルート行くかどうかで悩んだすえ、朝になっても雨が降り止まず、二人とも二度寝してしまう。5時起床7時発。遅いにも程があります。
前日夜はどちらも疲れきっており満足に話せなかったのでここでもう一度話合い。

話しあった結果テントにメインザックを置き、サブザックで西穂まで登り、往復して帰ってくることに。
この日の夜から台風なので、絶対に遅くならないよう飛ばす。

……つまりは今日もごり押しですねー
でも雨の中メインザックで奥穂、西穂間の危険なルートを渡りたくはないし、これが最善手。

そんな訳で西穂にトライ。岳沢からガレ場を登っていきます。
実はここ、西穂からのエスケープルートであり、岳沢から進むのは一般的ではないそうな。
地図にまで書かれるとは相当ですよね。
最初は花畑などあり気楽?な道のりでしたが(迷いかけましたが)
花場を抜けた後のガレ場が危ない。人の子サイズの石が全て浮石のイメージです。こんなに危ないと思った登山道は中々ないですね…。
歩けば歩くほど落石していきます。他に人がいなくて良かった…。
一度1m級の浮石を数メートル程度ですが転がしてしまい、本気で冷や汗をかきました。
ホントに他に人がいなくて良かった…。

3時間の道のりを半分くらいのペースで進んでたのですが頂上に近づくと突風が。
恐ろしい風がふいてきます。雨&風。強すぎる。
サブザックをレインウェアに下にかるってたため、しまらないレインウェア。
風にあおられ捲られ台風時のJKの気持ちが分かりました(笑)

天狗のコルに到着。
信州側から岐阜側の斜面に出ると、先ほどまでの突風が嘘みたいに静かでした。
信州側はお互いの声さえ届かなかったのに…。

雨宿りしながら悩む俺ら。
台風が早まったのか?朝みたからそんなはずはない。台風はもっと南西側だし、山の天気予報では南の山脈から徐々にやられていくとあったはず。まだ早い

そんな感じで相談していたら、奥穂側から二人組のおっちゃんが歩いてきました。
…この天候でジャンダルム通ってきたのか?信じらんねぇ。
ロープ等の装備を見て分かりました。この人達ほんとにガチだ。
おっちゃんすげぇよおっちゃん。かっこいい。

相談の結果。少しだけ西穂側に進むことに。
岐阜側を進めるだけ進んでみよう、風が強いとこに出たら引き返そう、第一ピークまでいけないかな?おっちゃん達に勇気をもらいました。

天狗岩より全然前だったと思います。
ずっと岐阜側に隠れて登山道があったのですが、ついに稜線を歩かなければならなくなりました。ここで僕らは撤退。
おっちゃん達に最大の敬意を。頑張って下さいと祈りつつ僕らは下山に入ります。
岳沢まで同じ道を辿っていくのですが、道程で「あのおっちゃんの背中を俺たちは忘れない!また来るぞ!」とか叫んでた気がします。うん、そのセリフはあかん。

高度が少し下がると、またおだやかな斜面へ出てきます。
おだやかと言っても危険なガレ場ですが。
ゆっくりと下り、登りと同じくらいの時間をかけて山小屋に到着。
西穂登れない無念さからゆっくりだった気もします。

少し休憩。
昼ご飯には早いけど美味しいものを食べたかったので山小屋でおでんを頼みました。
美味しい…。

昼に山小屋に長く入ることはあまりなく。この時山小屋バイト達の雰囲気を知ることが出来ました。他の山小屋のバイトが来てたのかな?凄く和気あいあいと話してましたね。

一休憩からのテント撤退からの上高地へ。目指すは下界。台風が来る前に逃げ切ります。
上高地までの2時間の道を、ほぼトレラン状態で半分以下で下りきるという。
毎度ながら意味分からん。

数人グループに遭遇。挨拶。挨拶の返事に違和感。返してくれるもなんか変な空気。
あぁ、下界ですねー。一般の観光客か。上高地到着です

台風が来るとは思えないくらい沢山の人がいました。さすが上高地。
そして服装が僕らと違います。下界を実感します。

ラーメンにコッヘル米にアルファ米に飽ききっていたので、美味しいものを大量に購入。
相席になったおばあちゃん達と互いに台風に愚痴をいいながらホットドックにチーズにミルクにヨーグルトにラムネに貪りました。

まだまだ足りずお土産を買う傍らチキンやら生ハムやら高そうなチーズやらコーラやら購入。
今書き出してみると二人で凄い色々食べてますね。飢えすぎです。

バスに電車にで松本に帰還。疲れた体にムチを撃ち焼肉へ()
この店3度目!最高です!

ホテル到着。当日格安で取った結果ダブルベッドでした。
男二人ぃ……。

漫画室の漫画がすばらし。幽白読んでました。なつかしー。
コインランドリーでは色々ありましたねー。屋久島を思い出す。






16日~こんなにだらけていいのかしら~

台風につき寝坊。台風につき漫画三昧。
時折明日、明後日のプランを考える。なんじゃこりゃ。

午前中引きこもってたせいで台風が来たのかどうかすら分かりませんでした。

雨が止んだら買い出し。もう松本の街なら完璧です。
好日山荘何度目だよ()

夜に車を借りておきました。駐車場の狭さビックリ。
当日借りても安いところは安いですねー。






17日 ~俺様の美技に、酔いな~
西穂リベンジ。山ちゃんの運転で新穂高に向かいます。
選曲はガッツ。Ipodから同期できたのでガッツホイホイ三昧。

新穂高のロープウェイへ。なかなかに遠い。2時間の道のり。でも朝は車も少なくかなり早くついてしまいました。車の中で朝ごはん。コンビニのおにぎりが旨すぎる。米がちゃんと炊けているという時点で高評価ですね。
値段の都合より新穂高の第二駐車場から二つ目のロープウェイに乗ります。
ここ分かりにくいから注意。

かなり早めにきたのでダラダラしてたのですが、並びだしてしばらくすると尋常ではない人の数に。
一本目のロープウェイに乗れない人も数多くいたのではないでしょうか?

上の駅に到着。
快晴ですね。台風一過ですね。

ロープウェイで上がる人は多かったものの、みんな展望台でゆっくり写真撮影してました。
追い抜くのがあまり好きではないのでしょっぱなから飛ばしていきます。

山ちゃんがなかなかのスピードを出してくれたおかげでこっちは息が絶え絶えでしたねー。
あっという間につく山小屋。自販機がある!そして値段が安い!素晴らしいかなロープウェイ。←とか思ってたらヘリで運んでたみたいです。

ここまでスピードを出していたのですが、中々ついていけなくなり、一気に行程がゆっくりに。たまにはぼーっと歩こうぜと。




のんびり蝶を眺めながら丸山を登る。
ここからいささか遠かったような。




まずは初心者用の西穂独標。

そして結構な岩場を登ったり下ったりしながら(この夏の企画に比べると全然楽ですが)
西穂山頂へ。




最高の景色。最高の天気。

山頂でお昼ご飯。やっぱ山頂で食べれると気分いいですね。

時間が余っていたので西穂から奥穂方面に進んでみます。
途中抜かれたおっちゃんがありえないくらいはやかったですね。
独標から西穂山頂への道も一気に雰囲気が変わりましたが、西穂山頂からも一気にハードになった感じです。危険な場所もいくつかありました。ほんとに雨の中渡らなくてよかった。赤岩まで行こうといっていたのに結局間ノ岳まで行ってしまい……もう少し時間があれば天狗までいけたのに(T_T)
ジャンダルムは見えませんでしたがなかなかの景色でした。

時間の都合上下山。
下山後に駅で飛騨牛の牛串食べました。
ブランド力は強い。

時間もあるし車もあるし、温泉に入ろうということに。
新穂高は有名な温泉がいくつもあつまってます。
どうせならその中でもランキング高くて近いとこに行こうということで温泉に入ったのですが……

ここで事件発生。まさかの混浴でした。
まぁどうせおっさんしかいないだろとか思ってたらまさかの若いカッポーが。
どういうこと!?よくきますね……。
屋久島で混浴は入ったことあるけどあそこはみんな水着だったからな……。

あと風呂でもう一つ事件。
足の爪が剥がれかけました(笑)
巨大な露天風呂がいくつもつながっていたのですが、歩くと水の抵抗を受け爪がふわっと剥がれかれるという。
個人的には混浴よりもこっちがやばかったですね。

帰りは僕が運転しました。有料のトンネル使わまいとしたらすっごい山道に連れてかれ怖かった。あの車のライト暗すぎ!そして山道だしくねくねとした曲がり道。俺様の美技に、酔いな。

帰って、ホテルのそばで晩飯をすませて、また翌日の買出し(笑)
準備できて漫画読みながら直ぐに力尽きた気がします。





18日~ローリングッ!~ 
もともとは予備日。余ったので山に登ります。
今回は常念岳!

百名山ですね。素晴らしい。
朝は僕の運転。明るいと気楽ですな。

一の沢。冷沢小屋付近の駐車場に車を止め登っていきます。

最初は森の中。段々と沢の道。川に出て道が開けた時は少し感動しました。

ちなみにこの川、…2日前の台風の時に亡くなった方がいたのだとか。
そのニュースを知ったのが下山後だったので、普通に水をガブガブ飲んでしまいました。
ご冥福をお祈りします。

ベンチを超え、常念小屋へ。なかなか遠かったですね。
小屋のアイスを食べたい気持ちを抑え、山頂に向かいます。



下から見るとすぐかとも思ったのですが、登っている途中は今自分がどれくらいにいるのか全く分からず、遠くに感じましたね。

小屋から山頂までは地図でもサブザック計算なのかあまり短縮することができませんでした。
そして山頂。素晴らしいですね。






槍に穂高に一望できます。やっぱ槍と大キレットは目立ってないと。最高の山ですよ。

のんびり北アルプスを眺めながら、いろんな山の名前を確認しながら山頂でご飯。表銀座の大天井や燕ももちろん、劔や立山まで見渡せました。
素晴らしいなこの山。

満足して、山小屋に戻ってアイス。なぜかハーゲンダッツが400円であるという格安仕様。




アイス食べて。……山小屋のベンチで昼寝。爆睡。
気楽な登山っていいですね。

ここでもヘリを間近で見ることになりました。というかヘリの音で起こされました()
下山は長かった気がします。毎度思うんですよね……往復の登山は帰りが長く感じます。
行きは登るのに必死だからでしょうか?

下山からの温泉。今回は普通の温泉でした^^

レンタカーの時間が怖いので早めに松本入。

ご飯は郷土料理が有名な店へ。飲んで食ってでなかなかの豪遊。




ここで初めて蚕たべましたよ。蜂の子よりは食べやすいかな?


ご飯の後は松本城へ。




丁度このシーズンは月見の宴というのを催しており、松本城の中で、当時の格好をした人達が邦楽を演奏しているのです。

二年前は城の中庭を寝転がって…そのまま転がって遊んでた気がしますね。
うん、今回もいい演奏でした。満月には1日はやかったけど月と城と邦楽となかなか。

城を出て、時間を潰して夜行バス。
今回の旅はここまでですね。

ちなみに山ちゃんチョイスは1列3人だったので夜行バスでもよく眠れました。





19日~ギガンティックただいマンボウ!~

帰ってきました大阪に。現実に。
もう少し山にいたかった気もしますけどもう足がボロボロです()
こんな長く連続で動いたのは4年間で初めてでしたね。
いっつも一度大阪に帰って補給してましたし。
補給なんて松本でできるし、こっちのがいいですよ。

今回の企画は以上です。楽しい旅でした。やっぱ一年に一度は探検部で山に行かないとね。生きてる気がしないよ。生きがいですよ。

参加した皆様お疲れ様。企画者さんもお疲れ様。



次はどこの山かな?関西の百名山かな?
それとも卒業旅行かな?

乞うご期待