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2013年5月18日土曜日

日本百名山登山@四国

GWに四国にある日本百名山の剣山と石鎚山に行ってきた。
今回は123と2人で。


4月30日~5月1日
授業が終わったらすぐに帰宅。
風呂に入り、晩飯を食べ、登山の準備をする。
22時に石橋で123と合流する。三宮へ向かう。
22時40分頃、三宮到着。四国へはジャンボフェリーに乗って渡る。
23時、フェリー乗り場の埠頭に着く。
出港は1時。それまで続々と乗船客が来る。
24時半、乗船開始。コンセントの近くを確保する。

船内はこんな感じ。ソファのスペースもあった。
広くてキレイ。屋久島に行くときに使ったフェリーはいびすかすと比べるとかなり豪華に感じた。
あっちは元々は貨物船だしね…
 
翌日は朝早くから行動するので、すぐに横になる。
だが、ここで問題が。
出港前に早くも眠りについた近くの男が大イビキをかきだしたのだ。
とんでもなくうるさい。思い出しただけで腹が立つ。
トイレに行った帰りに試しに1番離れた区画に行ってみたが、そこでも奴のイビキが聞こえてくる。
こっちもイビキで対抗してやろうかと思った。
 
さらに最悪なことに、隣の区画ではビールを飲みながら談笑し始める男女もいた。
何を考えているんだ?周りの人は寝てるんだぞ。時間考えろや。
 
そんな中123はPSPに夢中になっている。
 
安いフェリーなんだし、仕方ないかと割り切る。
耳を塞いだり、体の向きを変えたりして2時前にはなんとか眠ることができた。
 
4時半前に目が覚める。
依然奴は気持ち良さそうにイビキをかいている。
 
ふと隣を見ると知らない男がすぐ近くで寝ていた。
眠りにつく前にはこんな奴いなかった。
なんでわざわざ移動してきたんだよ。
気味が悪いので慌てて距離をとる。
 
ほどなくして高松港が近づいてくる。ジャンボフェリーの歌が船内に流れる。
5時に入港、下船。
無料のシャトルバスに乗って高松駅近くで降りる。
ミニストップで朝食と昼食を購入して駅へ。
駅で朝飯を食べ、6時過ぎに電車に乗る。
 
8時前、阿波池田駅で下車。バス乗り場へ移動。
8時15分、四国バスに乗車。ここからひたすら山奥へと入っていく。
乗車中はほとんど寝ていた。途中で乗ってくる人は全員老人だった。
10時過ぎに終点でバスを降りる。
気がつけばとんでもなく山奥だった。
寝てる間にかなり標高を上げたのだろう。寒い。
三好市営バスに乗り換え、見ノ越まで向かう。
11時前、見ノ越に到着。やはり寒い。
片道約3時間、運賃は3000円以上…バス移動長すぎ高すぎ。
 
トイレを済ませ、軽く体操したら出発。
2日前に山開きされたばかりだったようだ。
 
 
剣山にはリフトがある。リフトを使えば山頂まで1時間もかからない。
我々はもちろんそんなものに頼らない。
リフトを使わずにゆっくり歩いても、2時間もかからずに山頂に着くことができるからだ。
標高は西日本の中では2番目だが、体力度は日本百名山の中では最低レベル。
 
登っているとだんだんと暑くなってくる。
天気は晴れだが雲が多い。
 
12時10分頃に山頂に着く。
GWだというのに人が少ない。まぁまだ平日だしな…
 
山頂一帯は熊笹に覆われている。熊笹の保護のため木道以外を歩いてはならない。
 
 

三角点は木道から離れたところにあったので、いつもの三角点タッチができなかった。
あまり意味はないけど…
 
 
山頂から見る次郎笈が素晴らしかった。晴れていて新緑が生い茂ればもっとキレイだろう。
 
 
いつも通り山頂で昼食を食べようと思ったが、風が強くてとても寒い。体が冷える。
食べ物の持ち込みが可能だったため、頂上ヒュッテに移動してそこで食べることにする。
入り口付近にかかっていた温度計は5.5度になっていた。ヒュッテ付近はほぼ無風だったので、山頂は体感で2~3度だろうか。
中は暖房が効いていて暖かい。テレビまで置いてあった。
 

食後にバッジを購入する。何種類かあったが、1番デザインが良かったものは売り切れていた。
 
そして下山。
登りは尾根伝いの最短ルートで来たので、下りは大剣神社経由の道を行く。
 
14時前に見ノ越に下山完了。
寒い。バスが来るまで耐える。
 
1時間後、バスに乗って再び3時間かけて駅に戻る。
 
19時前に阿波池田駅から今度は4時間かけて愛媛の伊予西条駅まで移動する。
 
23時過ぎに伊予西条駅到着。遅めの晩飯を食べに吉野家へ。
食後はネカフェに移動。駅から歩いて30分以上かかるところにある。
 
ベルセルクの最新巻は残念ながら置いてなかった。
 
 
 
 5月2日
5時半起床、6時ネカフェ出発。
伊予西条駅まで歩く。遠い。
 遠くに石鎚山が見える。
あれ?なんか白い…
ローソンで朝食と昼食購入。駅のベンチで朝飯。
 
7時30分、バス停に移動。
自分達以外にも登山客が10人ほど。
バスに乗ったらすぐに眠りについた。
1時間後、ロープウェイ前で降車。
他の人たちもみんなここで降りた。
すぐにロープウェイ乗り場まで移動する。
バスの到着時間がロープウェイの出発直前なのはおかしい。
 
剣山ではリフトを使わなかったが、石鎚山ではロープウェイを使う。
なぜなら徒歩だとコースタイム2時間30分・標高差800mのところを、ロープウェイだとたった8分で移動してしまうからだ。
登りでロープウェイを使わないとコースタイム上では帰りのバスに間に合わない。
 
 
 
 ぐんぐん高度を上げる。
すげー楽。
 
9時前、山頂の駅に着いたら準備体操をしてから出発。
 前日の剣山に比べると暑い。
すぐにジャージを脱ぐ。
 
成就社を抜けると木々の間から山頂が見えてきた。
白い。霧氷がついている。
 
 
登りの標高差は700m。
大したことはないが、途中に鎖場がある。
巻き道もあるがもちろん鎖場を行く。
鎖場=崖
これが石鎚山の魅力。
 
まずは試し鎖。
人だかりができている。登るのを躊躇っているようだ。
なぜなら氷っているからだ。足場が…
そして鎖がすごく冷たい。手が冷たくなる。
 
途中で引き返すことはできない。登りより降りる時のほうが危険だからだ。
注意しながら登る。剱岳のカニのタテバイよりも危険を感じた。
“試し”なのに74mもあって勾配も一番急らしい。
この鎖場だけ少し怖かった。
 
標高を上げるに連れて霧氷がすごくなる。
 離れて見ると桜みたいでキレイ。



 
 次は33mの一の鎖を登る。
あまり記憶にないので、雪も氷もなく普通に登れたのだと思う。
 
その次に65mの二の鎖を登る。
ここは氷ってはいなかったと思うが、残雪が多かった。
しかも足場が悪いので、腕の力に頼って登る場面もあった。
 
二の鎖を登っていると両手首にストックをぶら下げたままの老夫婦がいた。
鎖場でストックとか無意味な上に邪魔なだけだろう。ひっかかったら危ないし。
どうして横着をして片付けないのか。
 
 
三の鎖は工事中だったので巻き道を進んだ。
 
 
鎖場は予想以上にスリルがあって面白かったが、登っていると先に登り始めた人にどうしても追いついてしまい、不安定な場所で待機しないといけないのが面倒だった。
二の鎖を登っている時、恐怖と疲労でヒーヒー言いながらお年寄りの女性が鎖にしがみついているのを見たが、はっきり言って邪魔だし迷惑。滑稽にすら思う。
体力や筋力がないなら無理に挑戦すべきでない。
滑落した場合、周りの人間が巻き添えを食らう。
スピードが遅いと先述の通り後続の者が不安定な場所で待機しないといけないので、これもまた迷惑だ。
そんなことも分からないのか?
冷静な判断をして頂きたい。決して想像するに難いことではない。
 
 
10時43分、山頂(弥山)に到着。まだ最高峰ではない。
最高峰の天狗岳は目の前だが、少し息を整えてから向かう。
 
 
11時、天狗岳到着。
流石西日本最高峰。景色が素晴らしい。
そして一歩踏み外すと死ぬ。
 
 
どんどん人が来るので、写真を撮ったら早々に引き返す。
弥山で昼飯。
剣山の時とは違って風はなく、よく晴れていて暖かい。
しかも携帯が普通に使える。
天気も景色もいいし、お仕事もできるので長居してしまう。 
到着から1時間ほど経ったところで小屋に行き、バッジを買ったら下山開始。
山頂の神社でお参りするのを忘れたけどまぁいいや。
 
 
気温が上昇し、木の葉に付いた霧氷がどんどん落ちていく。
残雪のほとんどがそれだった。

 
三の鎖の巻き道には階段が設置してあるが、崖側に手すりがないので危なかった。
 
 
13時16分、成就社まで戻ってきた。
この先の分岐でロープウェイの方ではなく西之川へ下山するルートをとる。
下山はロープウェイを使わない。高いしどうせ時間あるし。
いつも通りコースタイム以下で登ったおかげで1本早いバスに乗れそうだ。
しかし、ここからが大変だった。例の登り2時間30分の区間を1時間30分で下る訳だが、勾配が急で九十九折れの道ばかりだから飽きる。膝が痛くなる。景色も樹林帯の中なので全く見えない。
実際は1時間10分で下山することができたが、登りでロープウェイを使わずにこの道を行く人は相当なドMだと思った。
 
下山した先はちょっとした廃村になっていた。
廃墟の間を抜けて道に出ると既にバスが来ていた。
出発まで時間があったが、運転手が車内に入れてくれた。
 
15時半頃に西之川を出発し、1時間後に伊予西条駅に到着した。
バスに乗ってる間はずっと寝ていたので、駅に着いた時に123に起こされた。
 
電車に乗ったら私は今治で降り、123と別れた。
123は実家のある松山に帰って行った。
 
今治駅から40分ほど歩き、フジグランの店内にあるネカフェにこの日は泊まった。
個室だったが2人分の広さだったので快適に過ごせた。
ベルセルクの最新巻も置いてあった。
 
あとは実家に帰るだけ。
つい漫画を読んで夜更かししてしまった。
 
 
5月3日
4時半に起床し、店を出る。
今治駅まで戻り、5時半頃に電車に乗る。
一駅先の波止浜駅で降り、サンライズ糸山まで歩く。
6時半頃に到着。7時からレンタル開始だったが、既に15人ほどの列ができていた。
その後もどんどん人がやって来た。
 
7時になり、レンタル料と乗り捨て料金を払って自転車を選ぶ。
ロードバイクにするつもりだったが、ロードバイクの利用は愛媛県内に限られているとのことだったので、仕方なくクロスバイクにする。
結構ボロイ。漕いでいるとギシギシと音が鳴る。ちょっと不安。
 
7時半頃にスタート。尾道まで70km。
少し筋肉痛だったので思ったよりスピードを出すことができない。
30km進んだところでお腹がすいてきたので休憩をとる。
昼食後にすぐ出発するつもりだったが、スマホでお仕事をしていたら30分もたっていた。
 
 
見慣れた景色なので走っていて面白くない。
向島から見た景色だけキレイだと思った。
 
1度ルートを間違えたりもしたが、パンクすることもなく11時半頃には渡船に乗って尾道に到着することができた。
 
尾道駅周辺はGWのせいか人がとても多かった。
あとは電車に乗って実家に帰った。
 
 
 
今回の山行もやはりイージーではなかったが、GWを有意義に過ごせたと思う。
付いて来てくれた123に感謝。
 
以上