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2023年6月26日月曜日

62期 六甲全縦行ってきました!

 初めまして、62期の河島です。4月9日に6213名で六甲全縦に行ってきました!

随分先延ばしにしてしまったのですが、62期六甲全縦の様子をブログに綴らせていただこうと思います。

今回自分が全ての行程を知っているわけではないので、それぞれの班から代表で八田、上田(照)、高須に協力していただきました!

 

【目次】

1.はじめに/メンバー紹介

2.須磨浦公園駅〜菊水山

3.菊水山〜宝塚駅(1班):八田

4. 菊水山〜宝塚駅(2班):上田(照)

5. 菊水山〜宝塚駅(3班):高須

6.おわりに

 

1.はじめに/メンバー紹介】

49日に6213名で決行した六甲山全縦走、通称“六甲全縦”。兵庫県にある六甲山系の山々を通る、全長40km強の縦走です。

トレーニングと下見を兼ねた半縦も事前に2回行い、準備はかんぺき!参加者が多かったこともあり、スピードは気にせず、終電に間に合えばそれでいい!なるべくみんなで走破しよう!というマインドで挑みました。

ここでメンバー紹介をしようと思います!


上田(照):今回の合同企画者!持ち前の冷静さでみんなをサポートしてくれました

河島:集合場所までの乗り換えを毎回ミスる企画者(私)

三寺:入部して初の登山企画が六甲全縦!

有田:当日の朝にザックが壊れるという強運の持ち主

高須:もう六甲に住めばいいのに(褒め言葉)

木倉:行きたくないとか渋りつつ、なんだかんだ参加してくれる

和田:全縦経験者。髪は天パらしい!びっくり!

長松:三宮に前泊で準備万端…!?

植野:私の家で前泊。楽しかった

大井:テーピング上手だった!頼りになりすぎる

加藤:えいみーがいると空気がワントーン明るい

森下:班に一人欲しいパワフルペースメーカー!

八田:今回カメラはお留守番。ポールを使いこなしていました

 

以上、個性豊かな13名の紹介をさせていただきました。いよいよ探検の始まりです!

 

2.須磨浦公園駅〜菊水山】

4月9日朝6時過ぎ、1割のワクワクと不安、9割の眠気を抱えて集合したみんな。遅刻もトラブルもなく、予定通り3班に分かれて出発しました!

集合写真撮ればよかった…

最初の班構成は以下の通り。

1班:森下、植野、河島

2班:上田、大井、加藤、三寺

3班:男子全員(高須、和田、木倉、有田、八田、長松)

 

まず最初に私たちを待ち構えているのは須磨浦公園から旗振山へ至る石段です。体が慣れていないこともあり、わりとしんどい。

ただの公園の階段なのですが、というか、だからこそ、ここで疲れているのはとても悔しい…。序盤で時間を取るわけにはいかないので最小限の休憩で乗り切ります!

階段を登り終え、体が慣れてきたところでしばらくは緩やかに登ったり下ったり。予定より早めのペースでどんどん進んでいきます。

 

お互い好きなことを話すせいでひかるん(森下)との会話はあまり噛み合っていなかったような気がしますが、とりあえずみんなで楽しく歩きます。切り立った岩と青空を一望できる馬の背ではとっても元気をもらいました。いい天気でよかった!

植野のトップスが映えてる!

とってもいいペース…と思っていたのですが、高取山あたりで植野がエスケープを申し出ます。少しペースを上げ過ぎていたことを本気で反省。無理は禁物、エスケープポイントの鵯越駅でお別れをしました。参加してくれて、一緒に歩いてくれてありがとう!!!

植野の離脱で二人になった一班はいつの間にか先頭へと躍り出ていた男子班と合流。そこから一班+八田(以降一班)と残り男子班(以降三班)に分かれて菊水山に挑むことに。

 

植野離脱で落ち込んでいた私は二人に「遅いから先へ行ってほしい」と伝え少し後から一人で登っていたのですが、途中でめちゃめちゃ話しかけてくれるおじちゃんに遭遇。気分がガラッと変わってありがたかったです…。

菊水に入る前の写真かな〜

 そんなこんなで早めのペースで登頂した一班。元気一杯の森下、八田は一足先に出発します!序盤から連絡が取れていない二班の状況を確認したかった私(河島)は二班の到着を山頂で待つことに。

しばらくして三班、二班が順に登頂!女子班もまだまだ頑張れそうなのを見て一安心。タイムも予定より早く、とっても順調です。

 

ということで、菊水山以降は以下の班構成で進むことに。

一班:森下、八田

二班:残り女子(上田、大井、加藤、三寺、河島)

三班:残り男子(高須、和田、木倉、有田、長松)

班が固定されたところで、ここからの報告はそれぞれの班にお任せしようと思います! 

 

3.菊水山〜宝塚駅(1班by八田)】

どうも、菊水から11時間近く森下のノンストップマシンガントークを受けて心身ともに疲弊した八田です。喋りながら歩くことの大変さをお陰で知ることができました。

皆と涙の別れを経て、菊水の山頂には予定より一時間早い午前11時に到着。

小休止の後出発しました。菊水が一番きついと言われていますが個人的には菊水の後の鍋蓋が一番きついと思う。

意識が飛んで気付いたら六甲ガーデンテラス。ここまで来たら後は大きな山は無いので消化試合、おめでとう!!!!!!

まじきつい。ちゃんとアイス食べました。

しばらく車道を歩いた後、山道に入りゴールの手前の塩尾寺までトボトボ歩くことに。

正直ここが一番きつかった。塩尾寺まで距離は無いと勝手に思っていたのが実際は15キロ近くあることを知ったときはエスケープしたいと思ったけど時すでに遅し。足の痛みをこらえながら暗くなる森を森下氏に叱咤激励され、無事塩尾寺まで踏破。

きつすぎ。

そして丁度夜の9時に宝塚駅に到着。池田のガストで涙を流しながら肉を食べました。

お疲れさまでした!!!!!


4. 菊水山〜宝塚駅(2班by上田(照))】

ここからは、先頭を猛スピードで進む ひかるん(森下) を除く女子5人の班の様子をお伝えします。少々長いですがよろしくお願いいたします。

軽く自己紹介をいたしますと、私は62期女子の中で一番背が高い上田です。

菊水山の山頂で 太陽に照らされながらばっちりエネルギーチャージできたところで元気に縦走再開です!

ところどころで、すぐ横に咲いているきれいなお花が癒しでした。


この橋の先は長い急登が続く鍋蓋山。

階段を上るのに必死で無言になって進んでいると大音量でドラえもんの曲を流して下ってくるおじさんたちとすれ違い笑わしてもらえました。

お、山頂か…!と思いきや、いやまだやないかい…というのが3回ほど繰り返され精神的にもきつかったですが、本当の頂上では爽快な景色が待ってくれていました。

 

ここからひたすら下って、水がきれいな市ケ原を目指します。

鮮やかな緑の木々の下をみんなでるんるんと下りました。

えいみー(加藤)「なんか今日、目の解像度高いね!」

言われてみれば、本当に普段以上に緑の葉がはっきり見えていて、わぁ、的確な表現やーと思いました。

 

13時半頃、下りきってトイレを済まし、さあここから摩耶山!

しっかり水分・栄養補給してみんな気合を入れなおし、団結して登ります。

長いなぁ…しんどいなぁ…

階段や大きい岩で足がきつくなってきたら塩分チャージやキャラメルでパワー注入します。しょっぱいのがおいしすぎたので10分おきくらいでつまみ、みんなにも配りまくりました。

最後の30分くらいは、それぞれが登りやすいペースで山頂を目指します。

ほのちゃん(河島)はえいみーのザックをもってずんずんと…

なっちゃん(大井)もついていく…

はなちゃん(三寺)、えいみー、私はゆっくりと…

15時、やっと登り切った!みんな再集合!

 後ろの男子班はもう少しかかるみたいなので、軽食をとってお先に出発!

次は六甲ガーデンテラスを目指します。

このあたりから完走が現実味を帯びてきて心はわくわく。

以外にあと20㎞もあるけど…大丈夫、体もまだ元気です。

 

歩くのに飽きてきたところでやっぱり救世主 おやつ!

ナッツやチョコレートを食べながら地道に進みます。

下見で後半の半縦をしたときに「こんなに長くても食べ物があれば楽しめるかな!」と感じたので、この日は行動食をたくさんもってきてみんなでシェア。そのおかげでずっと楽しかったです。


17時半、到着!

ガーデンテラスのお店が営業していて大歓喜!

ソフトクリームやコロッケを食べて心と体を癒します。

きれいな夕日

少し暗くなってきたけどここから最終章です。

疲労がたまりペースが落ちているけど、みんなでお話ししながら楽しく進みます。


最後の山 六甲山 最高峰

登り切ってよかったって幸せな気持ちにさせてくれる景色です。

あと数分でこの太陽が沈めばもう真っ暗。

 

ここでえいみーの足が悲鳴を上げ始めました。

少し下ったところにある木造のきれいなトイレ・休憩所の前でえいみーのふくらはぎにテーピングを施し(ギリギリ電波が届いたのでスマホで巻き方調べて、なっちゃんが完璧にしてくれました!)、19時、いざ宝塚へ。

滑らないよう慎重に…

終電を逃さないよう順調に…

 

21時前、ずっと前を行っていたひかるん・八田くんペアと連絡がとれて一安心。

もう市街地に出たみたいです。…ハヤーイ


私たちはあと2時間くらい頑張ります。

男子班とは抜きつ抜かれつ、それぞれのペースで下ります。

2240分頃、市街地に出たところで足が限界に近いメンバーもちらほら。半歩ずつでも着実に前に進んでいきます。

北千里組の私となっちゃんは、ほかの3人より終電が少し早いためここまでほんとにお疲れ様!とお別れのハグをして少し急いで宝塚駅へ向かいました。

ここでお別れ。暗くて気づかなかったけど、この写真ぶれまくりです。

北千里組も石橋組のみんなも無事終電に間に合いました。ほんとにお疲れ様でした。

 

5. 菊水山〜宝塚駅(3班by高須)】

どうも、男子班のブログを担当させていただきます、62期の髙須瑞樹a.k.a六甲の覇者です。

4月9日に実施された本企画ですが、その二週間前に半縦×2、一週間前に全縦往復を成し遂げた者です。

 

ただの全縦、片道の全縦など、恐るるに足らず──。

そのような心持で、意気揚々と入山した私でしたが……

 

【菊水山】

図らずとも女子班と合流。みんな軽食を取っていますね

えー、菊水山頂にて、かなり限界でした!

およそ15km進み、約5時間が経過した頃でしたが、様々な要因が重なって疲弊がMAXだったのです。


第一に、睡眠不足だったこと。

前日なぜか目が冴えてやまず、ちいかわアニメをAmazonプライムで一気観していたら、いつの間にか朝日が昇っていました。乱れた生活習慣は己を蝕みますね。

 

第二に、山頂で40分ほど足を止めてしまったことです。

菊水登山の道中、ペースの差から、和田髙須有田木倉長松の2部隊に分かれていました。

その後、とんでもない規模のおばちゃん集団によって、チームは完全に分裂!日曜日で登山客も多く、最終的に皆が自身のペースで山頂を目指していました。

山頂での待ちぼうけで、私の身体はすっかりso cold……

いい笑顔だ

【摩耶山】

さて、少し時を飛ばして摩耶山頂および掬星台。私の限界part2です。

 

ここで衝撃の事実。

実は、班員の一人が道中ずっとナップザックで登っていました。

私と同様、なぜか徹夜明けの彼ですが(法学部生は生活習慣がおかしい)、出発直前に愛用のザックのベルトが千切れてしまったそう。

代替としてナップザックを使用していましたが、これはかなり辛かったでしょう……

 

しかし、他人の心配をしている暇もありません。摩耶登頂中、班のペースが少し落ちていたこともあり、生まれたての小鹿の如く、私の足は悲鳴を、いえ絶叫をあげていました。

そこで比較的装備の軽い私が、彼の荷物を持ち、先に掬星台へ向かうことにさせてもらいました。

自分のペースで登ると、正直とても楽です。しかしながら、孤独は陰鬱とした思考を招きます。エスケープしたい、逃げ出したいという思いが、頭の片隅から追い出せないものです。

 

暫くの待ちぼうけの末、掬星台で班員と合流。みんなの顔が見えたことで、バイタリティも回復!

いい笑顔だ!

 

【六甲山】

六甲山頂の標高は931m。一見険しい道のりですが、その実、摩耶山を過ぎたあたりから、緩い勾配の舗装道路が長く続くだけです。あとは消化試合です。

 

六甲テラスガーデンで小休止。私の不機嫌そうな顔もご愛敬

 19時ごろ、登山開始から約13時間、ようやく六甲最高峰に到達!

日暮れと共に見下ろす神戸の夜景は、えも言われぬ、エモ極める光景でした。

山頂直前。Android画質でも、絶景は絶景です

いい笑顔だ!!!
昨年の六甲山新歓に参加した、私と有田くんのツーショット。思い出の地です。

 

【宝塚駅】

さあ、六甲山を越えれば怖いものなし。心做しか、皆の会話も弾みます。

 

途中、女子班と抜きつ抜かれつのデッドヒート(互いに亀のペースではあるが)を繰り広げつつ、なんとか宝塚駅到着!

荷物を代わる代わる持ち合ったり、ゴール直前で倒れこんだ班員に飲食料を分け合ったりと、男子班みんなで協力し、ゴールを迎えられたのが、非常に感慨深いです。

                                                      

【雑感】

軽く総括を。本企画は、参加者が13名とマンモス企画であったにも拘わらず、非常に上々の内容だったように思えます。

一人一人の体力向上に寄与したのはもちろん、部員間の結束にも多大に貢献したのではないでしょうか。

反省点も多くあります。しかし、偉大なる企画者の御二方、並びに勇敢なる参加者13名に拍手喝采を送りつつ、ここで私の駄文を締めさせていただきます。

 

大阪大学探検部をどうぞよしなに、ここまでお読みいただき、ありがとうございました

 

6.おわりに】

素敵な文章を書いてくれた八田、上田、高須、ありがとうございました!

 

もうあまり書くことは残っていないのですが…。今回の企画では自己ベストを目指して頑張った人、しんどくても弱音を吐かずに歩き続けた人、サポート役に回った人、トークで場を盛り上げてくれた人など、それぞれが自分の役割を全うできた企画だったのではないでしょうか。


宝塚駅にて 

この企画を通して参加者の体力、自信、絆が強化されていれば幸いです。女子部員の変顔写真(わざとではない)も増えて、みんなへの愛が増しました!参加してくれたみんなありがとう〜!

そして最後に、ここまで長文にお付き合いくださった皆さん、ありがとうございました!