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2012年8月19日日曜日

白馬縦走

ども、企画者のKDIです。白馬縦走の報告をします。
こちらも六甲縦走と同じくらいきつかったです。企画者はだらしなくも2日目にバテました。
時には、悪天候に見舞われながらも、要所要所で好天にも恵まれ、充実した3日間でした。
無駄に長文なのはご容赦ください。

8月11日
前日、新大阪駅から夜行バスで白馬村へ到着。近くのLAWSONで朝食を購入。
これで後2日間コンビニとはおさらば・・・。
八方バスターミナルから路線バスに乗って、猿倉山荘へ。
















ここから縦走スタート。緩やかな山道をだらだら登っていきます。
林から出て、一気に視界が開けると、はるか遠くに白馬岳が見えました。
やっぱりアルプスは最高だぜ!!若干テンションが上がりました。
川を越え、階段状の道を登り、白馬大雪渓の玄関口、白馬尻小屋に到着。
















ちょっと休憩。
ここから見ると、改めて大雪渓って結構傾斜がきついのだと実感。ほとんどスキー場と変わらないレベルのように見えました。ちなみに今回はテント泊なので、割と荷物は多め・・・。行けるのか?
白馬尻小屋を出発し、20分ほど歩くと大雪渓が間近に迫ってきました。




















すごい迫力。写真より実物の方がもっとすごいです。こんなところを登れるだけでも、今回来た価値があります。登山靴だけだと、滑落の危険があるので、アイゼンを装着し、登り始めます。
















登っていてどんな感じかと言いますと、ゲレンデを登っていく感じ。雪質はちょっと硬めです。後ろを見ると遮るものが無いので、遥か下、雪が解けて岩が露出しているところまで見えます。
















このまま滑り落ちると本当に下まで行ってしまいそうで、ガクブルでした(企画者は軽い高所恐怖症なので、多少バイアスがかかっています)。
延々、歩いていきます。落石が怖いので、休憩はちょっと立ち止まる程度に済ませます。
段々ときつくなっていく傾斜、なかなか進まない人の列・・・少しずつ疲労が溜まっていきます。
2時間ほど歩き、ようやく安全に休憩できる葱平に到着。
少し休憩をとり、そして雪渓を登りきります。

アイゼンを外し、ここからは普通の山道を歩いていきます。周辺には高山植物が花を咲かせていました。ふと横の雪渓を見るとそこには元気に走り回るニホンザルの姿が・・・
















これらもろもろも、疲れを吹っ飛ばすまでには至らず・・・。道もだんだん急な石段になってきました。一回生たちも一歩前に足を踏み出すのがつらそうです。しかし天候も少しずつ悪くなってきていているので、できる限り急いで、今日のゴール、白馬岳頂上宿舎へ到着。


 とりあえずテント場にテントを設営。使うテントはいずれも今回の縦走が初陣。今回は悪天候が予想できるだけにその実力を発揮してもらいたいところです。荷物を置くと体が軽く感じられます。
このまま一気に白馬岳の頂上へ!


山頂周辺はガスっていてあまり周囲の景色は楽しめませんでした。さらに帰り道では雨が降り始めました。仕方なく夕食はテントの中で作ることに。普段の探検部では夕食はアルファ米が主食ですが、今回はコッヘルで全員分の米を炊くことにします。炊き立てごはんおいしいです。
こうも雨だと憂鬱な気分に。後片付けを済ませて19:00までに就寝。

8月12日
4時に起床。テントを片付け、5:00に出発。
今日の天気はどうなるのか・・・と不安でしたが、日の出とともに一気にガスが晴れ、最高の天気に!

雲海が素晴らしかったです。やっぱりアルプス最高!
稜線伝いにどんどん進んでいきます。
















晴れているときの稜線歩きは最高です。多少しんどくても、これだけで登山に行く価値はあります。
一日目はかなり多くの人を登山道で見かけましたが、今日はすれ違う人も少なめです。
なので、2人が探検部の「正装」を披露してくれました。流石探検部、歪みねぇ。

鑓ヶ岳を超えると眼下に天狗山荘が見えてきます。緩やかな下りを終え、ふと横を見ると
















1mも離れていないところにライチョウがなんと3匹もいました!というわけで写真タイムに突入。
全員こんな間近で見るのは初めて。今日はほんとにツイているような気がしてなりません。

天狗山荘で一休み。
















ここまではほぼコースタイム通り。出発が多少遅れたり、途中遊びすぎたせいもありますが、いつものように下り道で走ったりせず、ふつうに下りてきてしまいました。もっと遊んでもよかったような・・・
とりあえず水場で水を汲み、ゆっくり食事をとって、出発。雪渓の解けた水でできたのか、山荘のすぐそばに池もありました。立ち入り禁止で奥までは行けなかったですが、もっと周辺を散策してみたいところでした。

ここから天狗の頭まで、尾根伝いのなだらかな道が続きます。
天狗の頭からは・・・
















向こうに不帰キレットが見えます。
天狗の大下り、名前からしてヤバそうな、そして相当長い下りを下り、不帰キレットへ。
ここには3つの峰がありますが、一番キツいのが不帰キレット2峰。鎖場あり、はしごありのけっこうきびしいルートです。





















最初の鎖場。こえぇぇぇぇ。
















岸壁を横にトラバース。鎖から手を放したくない。
以外にも後で感想を聞いたら、「それほどでも・・・」という人が多かったです。しかしながら企画者はかなり精神力を削られました。ボロボロです。

不帰キレットを超えると後は唐松岳を目指して歩くだけ・・・なのですが、この時点で企画者は体力的にも精神的にも疲れ切っていました。これまでで一番キツイ道のりに感じられました。

どうにか唐松岳に到着。





















ここで、今回の縦走コースでの主要部分は終えたことになります。後は下りるだけの簡単なお仕事が待っているだけです。山頂で昼食。疲労し切っていたので、その分おいしく感じられました。
2日目のゴールは唐松岳を下ってすぐそこに。
















今日は唐松岳頂上山荘に泊まります。ちなみにテント場は右側に階段状に設置されています。テントを張り、とりあえず一休み。四人用だとすこしせまいのも仕方ないですが、できればゆっくり昼寝をしたい気分でした。

16:30ごろから夕食の準備。今日もコッヘルでご飯を炊きます。
















自分も一人で飯を炊けるようになれれば・・・と思いました。余裕があったら、アルファ米よりも良さげです。ちなみに今夜、ペルセウス座流星群が最大になるそうなので、観ることにしました。その場所探しも含めて、夕食後、周辺を散策。上の山荘までの登り道は以外にきついです。
山荘の裏手の高台からは
















唐松岳と不帰キレットが見えました。特に写真中央の不帰キレット、あそこを通ってきたのかと考えると、少し感慨深いです。

いかに夏とはいえ、アルプスの夜は寒いので防寒着を着込んで出発。
19:00過ぎにはだんだんと空が暗くなり始め、次第に星が頭上を埋め尽くしていきました。
こんなすばらしい星空を見たのは生まれて初めて。天の川銀河も見えました。
が、徐々にガスが空を覆い始め、見えなくなってきました。疲れていたので、21:00前に撮影に専念する一回生2人を残し、テントへ戻ると、運よくガスが少し晴れ、どうにか流星も見ることができました。後で聞くと22:00ごろから、かなり流星が見えたそうです。もう少し粘りたかったですね・・・。

8月13日
3日間にわたる縦走も今日で終了。朝起きると少し雨がぱらついていました。テントを片づけ、朝食(棒ラーメン)を食べると、あとは八方尾根を下っていくだけです。
ときどき雨が降る曇りがちな天候の中、八方池に到着。
















八方尾根まではリフトが整備されているので、徐々に女性比率も高まっていきます。盛り上がる探検部。なぜかシブい声の「紳士」たちが湧いていました。

小雨のなか、1時間ちょいでリフト乗り場に到着。リフトとゴンドラを乗り継いで下りていきます。
リフト乗り場近くには歴史を感じさせるボロボロの建物が・・・
















長野の冬季オリンピックのもの。ちなみにロンドンオリンピックの閉会式は昨日です。
ここらへんは冬場は八方尾根スキー場のゲレンデになるようです。行きたいですね。

リフトから降りると、次はゴンドラ・・・の前に、ゴンドラ乗り場でソフトクリーム(長野らしくリンゴ味)を売っていたので早速買いました。というか買わずにはいられんでしょう。至福の一時です。

ゴンドラから降りるとそこは白馬村。2日前に出発したのと同じところです。とりま、温泉へ向かいます。少し下山が早すぎたので、最初に予定していた温泉はまだ空いておらず、しばらく歩くことになりました。「第一郷の湯」で旅の疲れを癒します。

白馬駅まで歩いていきます。観光地化されたところを過ぎると、普通の田舎のような風景が広がっていました。風情を感じます。
白馬駅近くで昼食+土産物屋を巡ります。結構白馬山系にちなんだものも売られていました。もっとお金があれば・・・くっ

15:30ごろの電車に乗り、一路松本へ。薄々感づいていましたが、どうやら今回の縦走でまた一人アイマスのプロデューサーが誕生しそうです。全くもって素晴らしいことです。

松本に着いたのは、17:30ごろ。この時間だと、松本城とかの見学は難しいですね・・・。でも、とりあえずロッカーに荷物を預け、市内観光へGO!!
とりあえず行く場所としては、縄手通り→夜の松本城を考えていたのですが、歩いている途中でアニメイトを発見!!さっそく寄ってみました。ちなみに今回の縦走中、前回のアイマス飲み会を引きずっていたせいもあり、さっそくアイマス関連のグッズを探すPさんたち。残念ながらあまりありませんでしたが、ひさしぶりに充実した時間を過ごせました。その後もICIスポーツに寄ったりしつつ、縄手通りへ到着。
















ここは江戸時代の町並みが保存されています。近くの四神神社にお参りを済ませ、しばし散策したのち、松本城へ。





















ライトアップされており、きれいでした。

夕食は松本駅で、「ガッツリ」「肉が食べたい」との要望に基づき、量が多いと評判の唐揚げの専門店へ。結果は以外にも2人ほど、お持ち帰りが出ました。ちょっと時間が足りませんでした・・・。

その後はコンビニに行ったりして時間を潰し、23:30発の夜行バスに乗り、大阪へ。
お疲れ様でした。

まとめ+反省
怪我人もなく、大幅にコースタイムに遅れることもなく、縦走を終えられたのはよかったです。
まずかったのは白馬から松本への電車の時間をちゃんと調べておらず、また松本市内での観光をあまり考えていなかったことです。もっと注意しておくべきでした。
また、今回は夕食はある程度共同でということにしました。準備を行ってくれたF永君には感謝し切れないです。本当にありがとうございました。
後、もしよかったら、他の参加者の方も写真を上げておいてほしいです。

以上、長文失礼しました。では、また。