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2013年8月27日火曜日

五竜岳~唐松岳縦走(予定変更)

どうも、3回生のKDIです。遅くなりましたが、8月20日~8月23日の縦走登山の報告及び反省です。今回は悪天候のため、事前の計画から行程を大幅に変更することになりました。

8月20日(火)
22:00ごろ阪急梅田駅へ集合。夜行バスで一路、長野県へ。

8月21日(水)
目が覚めて窓から外を見てみると…雨降ってる(;・∀・)!!
事前の天気予報だと曇りだったのですが、こればかりは仕方がない…このときはそう考えました。
白馬五竜で夜行バスを下車し、神城駅へ。

装備を整え、朝食を食べていると少しずつではありますが晴れ間も見えてき、天候もどうにか回復してくれたか!とほっと安堵(※フラグ)

神城駅から白馬五竜エスカルプラザへのシャトルバスに乗り、そこから遠見尾根をテレキャビンに乗ってアルプス平へ。一気に高度を稼ぎます。
縦走登山一日目の登りは毎回荷物の重さも相まって、体力のない自分は苦手とするところですが、今回は楽に済ませられると計画段階では考えていました。

実際は…また雨降ってきたよ(;´Д`)
アルプス平駅に着くころにはパラつく程度になっていたものの、空を覆う雲の色は依然として黒いまま。これはもう回復しそうにありません。

とにもかくにも出発。しばらく階段状の遊歩道を歩いた後、登山道に入ります。地蔵の頭を過ぎ、30分ほど経ったころから一気に雨足が強くなってきました。
慌ててレインウェアを取り出して羽織り、歩き始めると、雨足が弱まり、レインウェアを脱ぐとまた雨足が強まって…というようなイタチごっこが何度か続きました。

小遠見、中遠見、大遠見、西遠見とピークを次々と通過。ペースは悪くなく、コースタイムより大幅に早いのですが、西遠見のころにはすでにレインウェアはずぶ濡れに。朝方には辛うじて見えていた後立山連峰の山々も完全にガスに覆われました。

西遠見から白岳への登りは岩場が連続して続きます。ガスがかかっているせいで景色も楽しず、先も見えずで、テンションがダダ下がり、一気にペースが落ちました。

五竜山荘は白岳のすぐ下。一息に下り降ります。計画ではここで天泊の予定でしたが、天候も悪く先行きは不透明、おまけに風も強くなってきていたため予定を変更して、五竜山荘での素泊まりを選択。

夕食を取り、19:00に就寝。布団でぐっすり休むことができました。寝袋にマットではこうはいかない。

8月22日(木)
3:00ごろに起床。小屋の外に出てみると…何も見えない( ゚д゚)
視界は辛うじて3メートルあるかないか程度でした。ものすごいガスです。

さて今回の縦走ですが、最初に悪天候で予定変更うんぬんと書いているように、行程を大幅に変更しています。タイトルだと五竜岳~唐松岳縦走ですが、当初の予定は五竜岳~鹿島槍ヶ岳縦走でした。行程の変更の理由としては、五竜岳と鹿島槍ヶ岳の間には鎖場や岩場などの難所が多く、悪天候の際に滑落などの事故が発生する可能性が高く、なおかつ今回は天泊用の装備で重量が大きかったため、危険であるためです。
今回は濃霧のため、見通しが悪い上に前日の雨で岩場、特に八峰キレットの通過に不安が残ることも考えて8月22日の朝の段階でルートを変更することを決定しました。

朝食を食べた後、05:30ごろに山荘を出て五竜岳に向かいます。

五竜岳までは険しい登り。濃霧で視界が悪いのに加え、風も強いため、歩きづらく感じました。
途中のピークにザックをデポして前進。五竜岳に近づくにつれ、登山道は鎖場もあるような岩場に変わっていきます。

40分ほどで山頂に到着しました。山頂で記念写真を撮ったりしているとライチョウを発見。あまり動かずにじっとしていました。

いったん五竜山荘まで戻り、少し休憩を取った後、唐松岳方面へ出発。

唐松岳頂上山荘へのコースタイムは2時間半。そこまで長くはないものの、後半は厳しい岩場の登りが連続しました。ガスのためあまり高度感を感じないのが唯一の救い(しかし眼鏡に水滴が付着して著しく視界が悪い)。強風のためもあってか体感温度もこの時期にしては低く感じました。寒い。


唐松岳頂上山荘にザックを置いて唐松岳へ。ここは去年の縦走で来たところ、しかしながら唐松岳への道を間違える企画者。標識を見よう。

唐松岳頂上山荘で昼食。風が強いので休憩料を払って中で自炊。

1時間半ほど休憩した後、八方尾根から下山。高度を下げていくにつれて…


おや?空の様子が…( ゚д゚)


きれいに晴れました!!!やったね!!!


工エエェェ(´д`)ェェエエ工

がっくりきました。しかも鹿島槍の方も少しずつ晴れつつある様子。あの悪天候はなんだったのかという快晴っぷり。山の天気は本当にわかりません。

ともあれ下山を続行。幸か不幸か快晴のため、白馬岳や旭岳、杓子岳が良く見え、稜線歩きを楽しむことができました。去年通った時にはガスのせいで景色がよく見えなかったこともあり、あまりいい印象を持ちませんでしたが、今回で様変わりしました。見晴のいい稜線+晴天は必勝コンボ。

途中でアイスを食べたりしながら、最後はゴンドラリフトで下山。

さて下山予定は本来明日の23日、今夜は冷池山荘で天泊の予定でしたので、どこかで別の宿泊先を探さないといけません。選択肢としては
(1)民宿で素泊まり
(2)キャンプ場で天泊
の二つですが、費用とせっかく天泊用の装備を持ってきたのだから…ということでキャンプ場での天泊を選択しました。こんなに晴れているのだからもう雨は降らないでしょうし(※フラグ)

白馬アルプスオートキャンプ場に移動。テントを立ててから、近くの温泉、倉下の湯に向かいます。
露天風呂からは白馬の山々がよく見えました。

温泉後にコンビニに行ってから、キャンプ場に戻って夕食。ヘッドライトを消して空を見るときれいな星空でした。この分なら明日も天気はいいだろうし、どうやらすんなり終わりそうとか思いながら就寝。

8月23日(金)
雨 の 音 で 目 が 覚 め る
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \


天気は昨日の快晴が嘘のように思うほどの悪天候。かなり激しい雨のため、朝食は断念。ずぶ濡れになりながらテントをたたむ。持ってきていた旧いステラリッジⅢ型は完全に浸水していました。ここまで天候に翻弄されるとは思ってもいなかった。天気予報ェ…

倉下の湯の前のバス停からバスに乗り、白馬駅へ。ここから信濃大町駅に電車で向かいます。

駅近くのカツどんの店で昼食兼朝食をとる。多すぎるくらい満足のボリューム。

お土産を買い、駅の待合室で時間をつぶした後、高速バスで大阪へ帰還。解散。


【反省】
というわけで反省会です。
正直天候については仕方がなかったです。山の上では天気が急変することはよくありますし、天気予報が外れることもあります。

むしろ問題だったのは
○往復ともにバスを使ったせいで予定の大幅な変更にうまく対応できなかった
ことですね。
帰りは下山が遅れても対応できる電車の方が、また行きも夜行バスで早朝に現地入り→すぐに登山開始よりも前日に現地入りして宿泊してからの登山の方が断然優れています。また今回は難しいルートを選択したこともあって予備日を設定しておくべきでした。
3回生にもなって何をやってんだかというレベルm9(^Д^)プギャー

その他にもペースが速すぎ、シャトルバスの存在を忘れるなど相変わらずミスが多かったです。参加してくれた方には本当に申し訳ありませんでした。夏合宿まで自宅謹慎します。

では長々と駄文失礼しました。次は夏合宿で会いましょう。




p.s.
トップ画像をあれにした人は怒らないので速やかに名乗り出るように(#^ω^)