相変わらず暑い日々が続きますが、皆さんはお元気でしょうか?私はあんまり元気じゃないです笑
先週9日の晩から12日まで、かぼちゃ・nghs部長・KDIさん・カツヲさんの四人で槍ヶ岳登山へと行ってまいりました(`・ω・´)すげえ疲れた。
とりあえず活動報告をば。
~零日目(8月9日)~
二十一時。部室にて集合。
今回の移動は車で行うため、私は実家の車に乗って阪大へ向かった。部室についてみると、いつもどおりゴチャゴチャ。どうやらほかにココで麻雀やら何やらで騒ぐつもりだたようだ。数分後にK津さんもいらっしゃったので、少しお話。
部室でミーティング。内容はコースの確認、メールでは伝えられなかった諸事情等。結果、予定を変更して、新穂高温泉→双六小屋でテント泊→槍ヶ岳→横尾(余裕があれば徳沢)でテント泊→上高地→平湯温泉、というルートに。
二十一時半。
いざ出発!
が!!
出発した瞬間に問題発生。まさかのKDI’s Fatherから電話!どうやら食料を忘れたと勘違いしたようだ。なかなか楽しい出陣となった笑
吹田ICから名神高速道路に乗る。ここから東海北陸自動車道の飛騨清見ICで下りてから中部縦貫道を通って高山まで行く。
名神に乗っているあいだはひたすらトラックが多くて怖かった印象。やっぱり夜は怖い。
途中、何度かSAで休憩を挟みつつ、時折熱唱しつつ目的地まで車を走らせる。
高山に着いたらローソンで朝食等を買って、新穂高温泉を目指す。新穂高温泉付近には登山者ように無料駐車場がある。シーズンは満車になることが多いようで、私たちの車も入れなかった(´・ω・`)仕方ないので、別の無料駐車場を目指した。多少登山口から遠ざかるが、仕方ない。
車を止めたら仮眠。時間は早朝四時過ぎ。十六時に双六小屋につくように、七時出発を目処に仮眠をとることにした。
~一日目(8月10日)~
朝七時、起床。流石に車内泊、しかも運転席。疲れや眠気は完全には取れないが、初日は大丈夫そう。朝食をとる。前日に多賀SAで購入したメガメロンパンを四人で割って食べた。
メガメロンパン。春合宿でも食べた。 |
いざ登山!この日の予定は、新穂高温泉からわさび平小屋、鏡平小屋を経由して双六小屋まで。
わさび平まではほぼ平坦な道をすすむ。私たちと同様に双六小屋を目指す登山客が多く、何度も団体さんを追い抜いた。
わさび平小屋で果物が冷えていたので四人で買って食べた。美味。ナイフでうさぎカットをしようとして失敗して真っ二つにしてしまったのは内緒だ!
冷えたリンゴを選ぶKDIさん |
途中、秩父沢という沢で休憩。この沢の水は飲めるので、ココで水分を補給しておく。このあとは目的地の双六まで水場がないので、存分に休憩をとる。沢の水は恐ろしく冷たかった・・・。
途中出会ったなんかすごい不思議な木 |
奥に見える雪渓から水が流れる。恐ろしく冷たい。 |
鏡平小屋で昼休憩。かき氷も売っていたので、カツヲさんとKDIさんが半分にわけて買っていた。私は金欠だったので我慢。
この小屋からは晴れていれば槍穂高連峰が見えるらしいが、あいにく頂上付近に雲がかかっていて見れなかった・・・
ここから弓折岳へ急登が続く。ここを乗り越えれば、あとは稜線沿いなので、ひと踏ん張り。
ギリギリ見えた槍ヶ岳。霞んで見づらい。 |
途中見つけたお花畑。高山植物は慎ましくて美しいです。 |
双六小屋にはすでにテントを張っている人がたくさんいた。場所が取れるか心配だったが、なんとか場所を確保。わりと快適なテント場だ。
テントを開いてみて、持ってきたステラリッジⅢ型が非常に綺麗。もはやほぼ新品。
ご飯を炊いて、十九時には就寝。翌日の出発時刻は五時の予定だ。
~二日目(8月11日)~
登山家の朝は早い。
朝三時半起床!周りを見ると既に作業している団体がちらほら。それらに混じって朝ごはんを食べる。多少食べ過ぎた気もしたが、吐かなければそれでいいや。
朝日が上り始め・・・双六小屋から見える鷲尾岳はとてもカッコよかった。いつか登ってみるのも面白そう。
双六小屋。とても賑わっていた。 |
この日はしょっぱなから上り。テント場は寒かったが、登り始めるとすぐに汗をかいてきた。
30分で上りの頂上へ、樅沢岳に到着。ここからはとても綺麗に槍穂高連峰が見れた。
槍穂高連峰。左側に見える尖ったのが槍ヶ岳。 |
ここからはしばらく登り下りの繰り返し。西鎌尾根を抜ける。昨日休憩した鏡平小屋などが見えた。
槍ヶ岳山荘直前、千丈乗越からの急登はかなり辛かった。部長、バテバテ。KDIさん、トイレ行きたさに先行。わけがわからん笑
朝日で部長に後光が。 |
途中見えた槍ヶ岳。カッコイイ。 |
予定より十分ほど遅れて槍ヶ岳山荘に到着。ここでお昼休憩をとる。
休憩中、風の少ない場所で昼食を作っていると、山荘のスタッフがやってきた。
「ちょっと今からここにヘリが止まるから、どいてどいて」
どうやら資材運搬のヘリコプターが来るそう。慌てて荷物を片付けて撤退する。
昼食をとっていると、小型のヘリがやってきた。荷物を吊るして飛んできて、降ろした瞬間に飛び去っていった。三回ほど山荘にやって来たが、最後に引き返す瞬間が恐ろしくカッコよかった!パイロットが手を振って、反転して降下していく・・・。部長と大はしゃぎした。
荷物を運搬するヘリコプター |
昼食をとったあとに槍ヶ岳山頂を目指す。サブザックに換装して、いざ登頂!と思ったが、非常に人が多い。大渋滞を引き起こしていた。
普通の登山道なら追い越したりもできたが、槍ヶ岳はそうもいかない。ほぼ崖なので、一列に順番に登るしかない。恐ろしく時間がかかった・・・。
面白かったのはKDIさんの反応。私も軽度の高所恐怖症で、ビクビクしながら登っていたのだが、KDIさんはほぼ叫びというか悲鳴に近い声を出しながら登っていてた。なんだこのひと笑
私とカツヲさん。背景は槍ヶ岳山頂。 |
山頂から見た槍ヶ岳山荘。怖い。 |
ちょっと休憩したあと、下山開始。このあとは最低限ババ平キャンプ場まで目指す。
下山中もしばらくは槍が見えていたが、ずっと急な下りが続いたので、しばらくすると見えなくなってしまった。
下りが急なために膝にダメージが・・・。ババ平に着いた頃にはヘトヘトだった。
下山途中に見える槍ヶ岳。The槍。 |
しかし非情にもテント場はいっぱいいっぱい。もうひと踏ん張りして横尾を目指すことにする。
横尾まではほぼ平坦な道だったのだが、かれこれ12時間以上も歩いていたので全員無言で行進していた。
横尾に着いたら、全員で倒れこむようにベンチに座り込んだ。
軋む身体に鞭打ってテントの受付を済ませ、やっとの思いでテントを張って夕食をとった。
~三日目(8月12日)~
二十時半頃には寝始めて、起床が五時。実に八時間睡眠。快適である。
最終日は横尾から上高地まで歩き、上高地から平湯温泉までバスに乗る。横尾から上高地までほぼ平坦なハイキングコースのようなもので、その上予定はがら空き。ゆっくりと睡眠をとることができた。
この日、私だけ先に行動を始めた。というのも、新穂高温泉に車を止めたままである。このままでは全員で新穂高まで戻る必要があるが、ひとりで車だけ回収に向かえばバス代が浮く!
というわけで、ひとり朝七時に横尾を出発。
ずんずんと歩いていくと、たくさんの人とすれ違う。観光客を含めて、2、300人くらいと出会ったと思う。凄まじい人。
徳沢と明神で一時的に休憩をとった。
徳沢はとても綺麗な宿舎とテント場がある。横尾のテント場もとても心地よかったが、徳沢のテント場も格別。私は何年か前に一度テントで泊まったことがあるが、非常に快適だったのを覚えている。
明神では、少し明神池に顔を出してみた。拝観料がいるとかで、断念して戻ってきた。
徳沢のキャンプ地。芝生が広がる。 |
背後にあるのは明神岳 |
上高地に着いたら平湯温泉までのバスチケットを購入。
お土産屋さんなど誘惑も多かったが、やはり金欠につき断念。
平湯温泉につくと、すぐに新穂高温泉までのバスに乗る。
車を回収して、すぐに折り返して平湯温泉へ。荷台には温泉セットなどもあるので、平湯温泉で温泉を待ちわびる先輩方のもとへと急ぐ。
平湯温泉で合流。そのあと待ちに待った温泉へ!三日ぶりの風呂である。
ひらゆの森という温泉施設を利用したが、この温泉、けっこうな広さである。露天風呂がいくつもあった。そのわりに入湯料は安く、500円。大満足である。
露天風呂で午後の予定について話し合っていると、一人旅が趣味だというおじさまが話しかけてきた。
「観光するなら高山じゃなくて、古川へいきなさい」
高山市街地は完全に観光地化してしまい、人も多いらしい。それに古川には美味しいお酒もあるらしい。待兼祭にもちょうどいいし、というわけで午後は飛騨古川で観光することに。
古川ではおやつ程度にコロッケやねぎ焼き、桃のかき氷なんかを食べ歩いてました。古川の酒蔵で作っているという、蓬莱という日本酒を購入。KDIさん以外は全員運転要員だったので、KDIさんに試飲をお願いした。かなり美味しいらしい・・・。
試飲するKDIさん |
古い町並みがとても綺麗 |
あとは、行きと逆順で高速を使って帰るだけ。ETCの深夜割を使うために、何度も休憩した。多賀SAでは一時間も時間を潰した。
車内ではいろいろとハプニングがありましたが(主にKDIさんの反応が面白い)、事故なく無事に帰って来れた。
とまあ、だいたいこんな感じの登山でした。温泉を出た頃には筋肉痛になっていたので、筋力や体力も落ちたなぁ、と少々問題点も。
次の登山は・・・屋久島でしょうか。一年ぶり、二度目ですが概ね楽しみではあります。
ではでは、大変長々と失礼いたしました(>_<)
みなさんも暑さに負けずに頑張ってください(ヾ(´・ω・`)
P.S.
9月に何かしようかな、どうしようかな。
何か適度な案があればかぼちゃまで連絡をば。