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2012年10月20日土曜日

秋空のもとで八経ヶ岳縦走

13、14日に八経ヶ岳に登ってきました。

八経ヶ岳は日本百名山かつ近畿最高峰、そして世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の参詣道の1つ、大峯奥駈道の縦走路上にあります。

大峯奥駈道は約1300年前、修験道の開祖である役小角(役行者)が開拓した修行場であり、熊野古道の中でも最も険しい道です。(因みに無人島キャンプした友ヶ島も修験道の修行場となっています。)

また大峯奥駈道は奈良県の吉野から和歌山県の熊野本宮大社まで90km以上南北に延び、全山を縦走するには5、6日かかります。

以前から大峯奥駈道には行ってみたいと思っていたのですが、さすがに5日以上も歩く暇もなければ体力もないので、今回の縦走では1日目の後半及び2日目のルートを奥駈道上に設定し、洞川温泉へと下山する行程にしました。

1日目の前半は天川村から八経ヶ岳へ登るルートをとりましたが、大峰山脈自体が奈良県の奥深い山の中にあるため、アクセスは大変でした。

今回のメンバーは2回生のPとわっきー、1回生のなかじーとダンサーの合計4人でした。本当はKDIも来るはずでしたが、直前にドタキャン。どうやら秘密の会合があったらしいです。


前述の通り大峰山脈はアクセスが悪いので、当日の朝は3時に起床し、4時43分の電車に乗らなければなりませんでしたが、どうやら全員数時間ぐらいしか寝られなかったようでした。

移動が長く、天川村に着くのは9時頃だったので、電車では仮眠をとりました。

天川村のバス停に着いたら準備を整え、早速登山を開始しました。

が、いきなり道を間違えました。
登山口をなかなか見つけられなかったのです。

10分ほどロスした後、ようやく縦走開始。

13日は雲がほとんどなく、きれいな秋の青空でした。
今までの登山の中で1番天気が良かったかもしれません。
木々の隙間から差す日光のお陰で汗をよくかきました。

どんどん高度を上げていき、栃尾辻にて昼食。
動きを止めたので、今度は急に寒くなりました。

栃尾辻の避難小屋


じっとしているとどんどん体が冷たくなってくるので、昼食を済ませたらさっさと出発しました。

13日は1300mひたすら登らないといけなかったので大変でしたが、栃尾辻を過ぎた辺りから紅葉を楽しむことができました。



順調なペースで登り続け、狼平避難小屋に到着。
栃尾辻とは違って、とても立派できれいなログハウス風の避難小屋でした。
すぐ側を川が流れており、絵に描いたような風景だと思いました。



狼平を過ぎたら弥山小屋までの登りでしたが、階段続きの鬼畜な道でした。
歩きやすいのはありがたいことですが、重い荷物を背負ってると苦痛でしかありません。



それでもやはり景色はどこを見ても素晴らしく、最高の登山道でした。


八経ヶ岳遠景


景色を楽しみながら弥山小屋に到着。
弥山小屋は立派な営業小屋で、皇太子も宿泊した実績があります。




ここでちょっと休憩した後は、ザックをデポしていよいよ八経ヶ岳に登頂!
サブザックなので体が軽い!
しかも天気は最高だし紅葉も1番キレイ!







山頂からの景色もやはり最高でした!


 


弥山までの帰りも紅葉を堪能。





弥山小屋に戻ってバッジを入手した後は、行者還避難小屋までぶっ飛ばしました。
本当は弥山小屋でテント泊の予定でしたが、これだと14日が12時間の行程になるので、頑張って進むことにしました。
弥山小屋に戻った時点で計画より2時間以上早かったのですが、10月の中旬となると日が傾くのが早いので、少し急がなければならなかったのです。

ひたすら下るだけだったので、かなり早歩きでした。

そして日没まであと30分の17時過ぎになんとか行者還避難小屋に到着。


狼平避難小屋よりも大きな超立派な小屋でした。
水、流し台、トイレ、毛布完備で至れり尽くせりでした。

もちろん無料で宿泊できます。
奥駈道整備に尽力されてる地元の方々には頭が上がりません。

それにしてもこんな山奥によく建てたものだ。


早速晩飯の準備に取り掛かりました。

もちろんPは山の定番プリキュアカレーをチョイスしました。ウルトラハッピー!
スマイルをチャージすることはできましたが、ロイヤルクロックを忘れたのでプリンセスフォームになれませんでした。


この他にもラーメンと缶詰を2つ消費し、この日だけでも荷物を結構軽量化できました。

晩飯を済ませたらさっさと就寝。
ダンサーだけ他の3人が食事の片付けを終えないうちに眠り始めました。
夢の中でも舞っているみたいでした。

小屋泊のお陰で寒さは感じませんでしたが、いつものように何度も目が覚めました。
疲れているはずなのに、何故山の中だとぐっすり眠れないのでしょうか。


14日は4時に起床し、5時半に小屋を出発しました。

この日はひたすら脚の痛みに耐えながら登らなければなりませんでした。
13日の狼平を過ぎた辺りから右脚の付け根が痛み始め、脚があまり上がらなくなっていました。
わっきーも同じように脚の付け根に痛みがあるようでした。

小屋を過ぎるといきなり行者還岳の急な登りで大変でした。行者が引き返すのもよく分かります。
山頂は縦走路からやや外れていたので巻きました。

続いて七曜岳に大普賢岳・・・一気に高度を上げていきます。
急登や鎖場の連続で、今回の縦走で1番息が上がりました。
脚が思うように動かせないと、余計に疲れます。




大普賢岳は14日の最大のピークだったので、この後は比較的緩やかな下りと登りでした。
少し体と心に余裕ができたので、改めて奥駈道を味わいながら歩くことができました。



そして遂に山上ヶ岳への入り口、女人結界門に到着。
山上ヶ岳は山域一帯が宗教上の理由で女人禁制となっており、現在も1300年の伝統を守るために女性の立ち入りが禁じられています。もちろん賛否両論ですが。



この女人結界門をくぐってからは、より一層大峯奥駈道が雰囲気のあるものになりました。

途中には倒木がたくさんありました。
大峯奥駈道を含め、奈良県の山は毎年のように台風の被害を受けているみたいです。



小笹宿に到着。
儀式か何かを行う場所があり、まさに行者が泊まる場所って感じでした。




そして遂に山上ヶ岳山頂、大峯山寺に到着。
この寺も世界遺産の一部。



山頂からの景色はやはり見事でした。
稲村ヶ岳がよく見えました。


そういえば山頂には女性の登山客が普通にいました。
寺自体は5月3日から9月26日までしか開いていないため、それ以外の時期だったら大丈夫なんでしょうか。
そんなはずはないと思うのですが。

大峯山寺を少し過ぎたところには、あの有名な西ノ覗があります。
マジで危なかったです。




西ノ覗の後はいよいよ下山。
長かった山行がやっと終わろうとしていました。

が、しかし、下山したと思ったら今度は県道を温泉まで4kmも歩かないといけませんでした。
さすがに足の裏が痛くなりました。

洞川温泉までの道を歩いていると、鍾乳洞が何個かありました。
もちろん観光用に整備されていますが、時間があれば行ってみたかったです。


温泉に着いたらちゃちゃっと支度して入浴!
汗と疲れを流しました。

風呂から出たら自販機でファンタを買いました。
久々の炭酸のなんと美味しいことか!


そしてバス停へと移動し、帰路に着きました。
バスの出発まで時間がなく、これを逃すと2時間後だったので頼まれていた地酒は買えませんでした。
すまん、コータ君!



今回の山行は今までで1番人数の少ない縦走でしたが、かえって非常に動きやすかったです。
35~40kmの行程でしたが、円滑に行動できたと思います。
登山は少人数に限ると再確認しました。

ただ、KDIのドタキャンのせいで1人当たりの荷物が増えたのは想定外でした。
荷物が予定より増えたことが脚の痛みに繋がったのだと思います。
ホントに困ったものですね。正直に言って、脚の痛みのせいで縦走を完遂できるか少し不安に思うこともありました。
先日の愛宕山登山もドタキャンしたみたいなので、今後の登山企画者は彼のドタキャンに注意しましょう。

冗談はさて置き、最高の天気のもとで、秋の装いの山の歴史ある世界遺産の道を、良いメンバーで歩けて本当に良かったです。
参加してくれた3人、ありがとう。

さて、山では紅葉が見頃を迎え始めていますが、下界ではまだ少し先みたいですね。
まじろーの箕面紅葉ハイキングの頃はどうでしょうか。

この土日には大台ケ原がちょうど見頃みたいなので、ちょっくらまた山に行こうかと思いましたが、土曜日は新旧幹部飲み会でしたね。
日曜日は1日中バイトだし・・・これは諦めるしかないかな~。
お金もないしな~。


あっ!そういえば22日にはアイマスウエハースの第3弾、25日にはアイドルマスター シャイニーフェスタが発売され、27日にはアイマス1番くじpart2、30日にはアイマスのローソンキャンペーンが始まりますよ!!

プロデューサーのみなさんはちゃんと最新情報を毎日チェックして下さいね!

うっうー!