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2020年1月24日金曜日

冬の三峰山

あけましておめでとうございます。
そろそろおなじみ?斎藤です。
暖冬というより無冬という表現がふさわしい冬になるとは知らなかった12月上旬。
清川と私で共同企画を立てた。

「三峰の霧氷を見に行こう!」

冬山ということでテンションが上がっていたが、全然年が明けても寒くない。霧氷どころか、そもそも雪あるんか??



と、センター直前。寒波がやってきた。
これは…積もるんじゃね…??



当日。豊中住みの2人が少し遅刻。
森脇さんのは、私たちのために温かい飲み物を作るために一度帰宅した結果らしい。
三峰山に向けて車を走らせていく中、いくつもトンネルを通過する。

抜けたところには雪景色が広がっていた。


「雪国」の冒頭を想起させる。
<国境の長いトンネルを抜けると雪国であった>(川端康成)

ゲイターやら防寒具やらの準備をして9時半ごろ出発。
ふもとは結構暖かかった。
7Lザックの鈴子は暖かいからとあらゆる防寒小物を車内に放置。
だいじょうぶか
まぁ手袋は見つからんかったらしいから貸すけども。3個持ってきたしね。

山が白い!天気がいい!
 予想以上の雪にテンションが上がる。
隊長、三村

ついていく隊員たち


雪景色ーー!!
きれいー!と鈴子。ええねぇ。

避難小屋を通り過ぎ、滑るようになってきたところで軽アイゼンの装着。
べーこんさん・森脇さんは12本アイゼン

モンベル店員スキル、アップした?
登りながらの雪玉の投げ合い。
犯行現場(証拠写真)

二回生s「一回生元気やなぁ」

新雪に人型つけたくなるよね

ただの不審者
(立山剱のブログにも登場)
遊びながらもてくてく登って山頂到着
はめたくなるよね

集合写真

さてさて鈴子よ、それは誰に投げるんだい?
狙われた清川(撮影者)
 清川が標的と思いきや。





鈴子は振り返った!!
部長にも容赦なし

いや森脇さんかいっ!!

鈴子、巨大雪玉を作成

鈴子「雪合戦しましょー!!」

部長「いや持ってから言うのなしやって!!」
 この直後、よさげな雪玉を見つけた部長。
部長「よっしゃ雪合戦しよか!?」
おなかがすいたし昼ご飯。
昼食タイム
昼食のち、ソリ大会。
はしゃぐ
逆向きすべりやら飛び込みやらぶりっ子やらいろんな滑り方を楽しんだ。
滑ってる途中に雪玉が飛んできたりもする。
うぇーーーい

西澤さんも楽しそう

小西さんも満面の笑み
ああぁーーー。

次はこけへんからな!!
 午後から天気が崩れるようなので午後1時すぎ下山開始。
有名な滝
名前は忘れた
霧氷こそほとんどなかったがかなり充実した冬登山となった。
雪をかぶると山は全く異なる表情を見せてくれる。
また山の楽しみ方の幅が広がったなぁ。
なんで暖冬なんだ。もっと寒気頑張れよ。

合同企画者の清川、いろいろ本当にありがとう。
ほかのみなさんも助けてくれたり盛り上げてくれたりしていただき、ありがとうございました。

以下オフショット集
出発の朝
シブいね

めちゃくちゃきれいな雪だるま発見

下りのコンクリート、スキップ楽ちん♪

下山後覗いた霧氷まつりにて。
その表情はなんだ?美味しいのか?

美味しかったようだ。みんなもぐもぐ。

森脇さんごちそうさまです。
私と鈴子にも甘酒を奢っていただいて。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
木々は春の準備をしていました。
未来の探検部員、あともうひと踏ん張り、頑張ってください

2019年12月4日水曜日

無双洞測量調査

皆さま、初めまして。1回生の井加田といいます。以後お見知り置きを。

もう1か月も前ですが、奈良県は上北山村に、無双洞という洞窟があります。
10月31日から11月5日まで、そこの測量調査に行った時のお話です。
測量し終えるまで帰れないという企画。
はじまりはじまり~。


【10月31日 0日目】

何故0日目か? 日もとっぷり暮れてから集合です。
メンバーは4人。甫田さん、村上さん、西澤さん、そして僕。


とは言え目的地は隣の県なのですぐ着いた。夕食は餃子の王将。

娑婆ともしばしの別れである。


山道に入り、これから毎日お世話になるであろう銭湯の近くにて車中泊。


【11月1日 1日目】

1日目。早朝はとても寒く、今日から11月だと思い知らされる。

洞窟に続く登山口に着くと、ツナギに着替えて入洞。
だがテントから洞口までが遠い。しかもただ遠いだけでなく、急峻な山道。
長靴なので大変だ。
出勤風景 

さらに、入洞するにも一苦労。下は滝なので、慎重に行く。
洞内の注意箇所より怖いとも

入洞すると、まずはリーダー・甫田さんの案内の元、一通り無双洞を見て回る。
無双洞はループやホール、支洞といった難所に溢れていた。

その後洞口からわずかに測量をして、この日は終了。
甫田さんの想定よりも、進捗は遅れているとのこと。う~む。


ツナギを脱いで、銭湯に向かう。
風呂から出て、その日測量した分を製図していた時のこと。

甫田さんの「風邪引いたかもしれん」。
前日からノドが痛い、と言っておられたが、本格的な風邪になったようだ。
隊を二分し、村上さんが甫田さんを病院へ搬送。
僕と西澤さんはテントに残った。

その後は隊内で連絡を取りつつ、互いの状況を確認したうえで就寝。

【11月2日 2日目】

お先真っ暗の2日目である。

午前9時頃に甫田さん、村上さんが病院から戻ってきた。
しかしメンバー全員が多かれ少なかれ体調不良であったため、この日は休養日となった。

当然丸々一日失うわけで、延長戦突入の可能性はいよいよ濃くなる。
ひとまず前日分の製図を終わらせる。

明日の復活を願いつつ、就寝。

【11月3日 3日目】

3日目。朝っぱらから腹に流し込む、味の濃いカップ焼きそばにも慣れてきた。
血液ドロドロに違いない。


前日一日中寝ていただけあって、メンバー全員復活である。
意気軒高、今日中に最奥まで測量するぞ。


この日から今回の調査の秘密兵器・ポケコンが投入された。
甫田さん大喜び。洞窟に入れば人が変わるが、ポケコンのおかげで一層拍車がかかる。
そんなにポケコンが可愛いのだろうか。
ご満悦?

溢れ出る職人感

僕としてはキクガシラコウモリやカマドウマの方が可愛く見える。


ポケコンのおかげもあってか、予定通り最奥に到達。
支洞やループも繋げ、ある程度進んだ。

銭湯に行く前に夕食である。しかし食材がない。
キムチ鍋のスープの素と、うどんの麺、食パンしかない。
その結果できた食事が、写真のものである。
食事・・・?

食パンをキムチスープに浸ける西澤さん

「最後の晩餐」


ご家族から焼肉に行かれた写真がわざわざ送られてきた西澤さん。
心中お察し致します。

何はともあれ、3日目も終了。

【11月4日 4日目】

4日目。今までで最も冷え込んだ朝だったと思う。
いつのまにかハロウィンも終わって、11月になったな・・・と郷愁に駆られる。

この日の目標はホールと、1989年の調査では未測量の支洞を終えること。

ここでも隊を二分し、僕と西澤さんでホールを、
甫田さんと村上さんで未測量支洞を測量する。

ホールと主洞を結ぶ道が、メヤンダートレンチという形状になっている。
トレンチ(溝)らしく狭い
この鱗みたいなのはスカラップというそう

この日の測量で、残るは洞口入ってすぐの分岐で分かれる、水支洞のみとなる。

この日の夕食は銭湯近くの定食屋で。久々の文明的な食事に感謝する。
カレー美味しかったです。ごちそうさまでした。

【11月5日 5日目・最終日】

最終日。残した水支洞の測量である。

なるべく濡れないように壁を伝いながら作図していく。
5日目ともなるとサクサク進み、昼過ぎには水支洞の測量終了。
腰と膝が痛くなる姿勢

最後に、水の流れているもう一つの洞口を測量してそのまま出洞である。
洞口は水が多く、全身濡れざるを得なくなった。

ままよ、と思いザンブと水に入る。

冷たいね。もう11月だよ。水に入るような季節じゃないよ。

だがこれで終わりだ。無双洞よさらば。次来るときは新歓になるのでしょうか。


何はともあれ、測量終了だ!やったー!
達成感に包まれて帰阪するものと思われたが・・・・


さすがは探検部の企画、そう簡単に終わらない。

車のタイヤが石を踏んでパンクした。

西澤さんが油圧ジャッキでタイヤを交換する。かっこいい。
あの場にいた1回生が口下手な自分だけだったのが残念でならぬ。
その後はタイヤを気遣いつつ、帰阪。長い長い6日間であった。



僕にとっては3回目の洞窟であり、また久しぶりにテントで寝ることができた。
精神的に追い込まれた決して楽ではない合宿だったが、
とても貴重な体験になったと思っている。
先輩の御三方、本当にありがとうございました。

今の1回生はあまり洞窟に行きたがらないようだが、行きましょうよ、ね。
コウモリ可愛いよ。カマドウマも。


ね?行きたくなったでしょ?












2019年11月13日水曜日

回生企画 六甲ナイトハイク

はーいどうも。斎藤です。

あーーーまちかね期間鈴鹿セブン縦走行きたかった。
なんで家の中で右足の人差し指の骨にひび入るかね。あほやろ。あほすぎ。あほすぎる。本当にその節は関係者各位にご心配とご迷惑をおかけいたしました。

そしてその怪我のせいで下見行けなくてごめんなさい。行ってくれた方々ありがとう。

えー謝罪はこれくらいにして。

11/910に摩耶山に1回生でナイトハイクしたお話です。

恒例となりつつあるらしく、昨年の企画書をほぼ踏襲して、企画立てました。聞くところによるとこのナイトハイクで回生どうしの仲が一気に深まったとか。たしかに同じ企画に行くと距離縮まるけど、同期だけでわいわい集まる機会ってなかなかないもんなー。

呼びかけたら予想以上に人集まってくれて。気合いが入る。

出発が近づくにつれ、季節が進み、気温が下がってきた。山頂、非常に寒そう。
いやこれ…やばくね??
企画者として同行者を凍えさせるわけにはいかない。
寒いし暗いし…もうキャンセルでるならでてくれ。
明らかに一人分じゃない防寒具を詰め込みまくった結果60Lザックがええ感じにいっぱいになる。あれれ。

体調不良や家の事情で竹下、ゆーり、清川が来れなくなってしまう。残念…また次の機会ね。
22:17、六甲全縦中のふたりから疲労で来れない連絡がくる。うん、そりゃ仕方ない。

こんな遅くまでお疲れさまでした
しばらくのち、鈴子からLINEで六甲全山縦走終了の報せ。
そしたら行けなくなった清川からの熱いメッセージが届く。
鈴子少し揺らぐ。
清川が福井銘菓の羽二重くるみのごほうびを提案する。
鈴子揺らぐ。揺らぐ、揺らぐ……

「今から向かいます!」

…すずこぉぉぉぉぉぉぉ!!!さすがやぁぁぁ!!!


各班それぞれ部室から持ち出したり買い出ししたりして23時六甲駅集合。バイト終わりの方々お疲れ様。さえはなんで土日フルでバイトいれたんや。藤澤は昼間にすでに六甲系を登っていたそうだ。

重松班に全縦組の鈴子とれなを拾ってもらうようお願いし、斎藤班、上別府班の順に出発。ひたすら坂道の住宅街を行く。
鍋係の三村
半袖は寒くないか?

後ろ向きで登る人々
眺めるさえは苦笑い(映ってない)
ナイトハイクって不得意やぁ。暗いからゴールがわからない。
だから逆に坂見て絶望することなく登れるから楽やという声も多いけど…
私は不得意やぁ。なんか知らんけど一泊のテント泊より荷物重くなってるし。
ぐったり鈴子
手塚もおつかれ

誰も小言のひとつもこぼさず速めのペースで歩を進める。みんな忍耐力あるなぁ。これならどこの山でも登れるよ。一緒にいろいろ行きたいな。
えっちらおっちら登って掬星台到着。夜景えぐい。
ふぃ~

100万ドルの夜景というのも納得

防寒具をおのおの着用し、鍋や豚汁の準備に取り掛かる。
藤本が探しまくってくれ、上別府が見つけ出してくれた部室のサッカーボールで鳥籠。走ったら暖まった。楽しかった。

鍋おいしい。いやめちゃくちゃおいしい。夜中2時の鍋がこんなにおいしいとは。締めのうどんも味が染みてて美味しかった。
暖まるね
鍋が早く終わった私の班はチーズフォンデュの具材の下茹でをした。
チーズフォンデュ部長のちあきが大活躍。ブロッコリーにじゃがいもに人参。さえと朱音と3人で下準備頑張ってくれた。じゃがいもつまみ食いしたらほくほくで美味しかった。
鍋、豚汁がひと段落したところでチーズフォンデュタイム。
チーズを100均の直火対応のアルミ皿にたっぷり入れ、牛乳も足していざ加熱。
とろとろしたチーズフォンデュの完成。20名によるチーズ争奪戦が繰り広げられる。
フォンデュ中のチーズの割合が高いゆえに具材にたっぷりチーズがついてしまう。贅沢。


フォンデュ第二弾
混ぜまくる三村
チーズを溶かしまくる三村
後半、チーズが不足し、また具材が冷えてきたので、ひなこ先生によりフォンデュにアレンジが加わる。

具材をいれて煮込んじゃえ
これがめちゃくちゃおいしかった。
男子は「チーズ卒業」とかいって、ベンチに四段座り(?)してくっついておしゃべりしていた。なんやねん卒業て。女子はみんなぱくぱくしてた。元気。いいね。鈴子とれなは寝袋の中で就寝。60Lのザックで歩荷したかいがあった。そのあとなぜか、なぎさが寝袋でぐっすり寝ていた。どこでも寝るねぇおぬしは。
エマージェンシーシートにくるまる
鈴子と初音
山頂でたっぷり楽しんだあと、片づけて、5時ごろからおのおの下山。街までおりたら朝焼けがきれいだった。ふもとの温泉は朝五時から開いていた。有能。素晴らしい。

総勢20名以上のナイトハイク。これだけの大人数になると心配事だらけになってひとりであたふたしてしまってた。みんなはどう考えているのか、どうやったらみんなが楽しめるのか、些細なことも考えこんでしまい、自分自身でよくわからないことになったりもした。やけど周りが話聞いてくれたり、動いてくれたりして助けてくれ、事故なく無事に終わらせることができた。ありがとう。楽しかった。
うまくできひんかった部分とか、これでよかったんかなぁと思う部分がいくつもあって、帰宅直後はうじうじしていたけれど、暖かいメッセージもらえて、企画者冥利に尽きます。
次の回生企画はだれが立ててくれるかな。企画じゃなくても、また集まっていろいろできたらいいなぁ。
ふもとの朝焼け

最後まで読んでいただきありがとうございました。