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2025年6月1日日曜日

日本最長!信濃川ダウンリバー エピソード0 前日譚

 こんにちは63期部長の今岡です。今年のゴールデンウィークは副部長の有末と一緒に信濃川を下ってきました。さすがに信濃川全部は無理なので長岡から新潟港までの約80km、船をこいだのは3日間。ゆったりとした川の流れで心が落ち着くと同時にパドルを漕ぐための肩回りの筋肉がパンパンでした。

折角しんどかったのでブログとしてまとめておきます。

いきなりですが前日譚です。

0.旅の始まりは思いつき
サークルオリエンテーションの探検部ブースの様子

2025年4月5日、大阪大学のサークルが新入生を勧誘するイベント、サークルオリエンテーションにて探検部ブースで部長:今岡、副部長:有末、主務:尾原の3人は同じ時間の担当をしていました。

新入生が少ない暇な時間、3人で喋っていたら話題はゴールデンウィーク(阪大では学祭のいちょう祭が開催される)の5連休に何をするか?というものに。

一般的なサークルにとって、いちょう祭では模擬店を出して部費を稼いだりみんなでいちょう祭を楽しむのが普通ですが探検部員は違います。探検部では5連休もあればどこにいってどんな活動をしようか?つまり阪大、なんなら大阪には留まらず、折角連休なんだからまとまった休みでないといけないところに行きたい!と考えます。
そうやって去年は僕自身5日間の縦走に行きましたし、屋久島に行っているメンバーたちもいましたし、なんなら今年ももう僕たち3人以外は何をするか決まっている部員が大勢いました。
3人は焦っていたんです。何かやりたいけど、中途半端なことはいやだ。折角なら大きいことをしたい、でも何をやればいいんだ?と、そんなことを考えているとゴールデンウィークまで残り1か月を切っていました。

サークルオリエンテーションでは探検部のブースを目立たせるため折り畳み式のカヤックを飾っていました。(上の写真を参照)

それをみて何となく今岡は”この船でどこかいけないかなー”とぼんやり考えて
”せっかくなら数日かけて川を下るのも面白そうだ。”
”キャンプしながらゆったりと川を下るならそんなにしんどくないか”
”どうせ行くならでかい川がいい”
”じゃあもう日本一長い川とか行ってみるか” 
”日本一長い川は信濃川だな”
というようなことをわずか10秒程度で考えて
「信濃川カヤックでくだろうや」と、発言。
するとカヤック未経験の副部長有末は以外にも好感触。思いつきで言ったことが相手の意思を自分の意志より速いペースで固まらせるのは焦ります。自分の意思も固まってないのに相手がその気になったらもう行くしかないからだ。

主務尾原(左)副部長有末(右)

一方カヤック経験あり(なんなら淀川を今岡と二人で下った)主務尾原はなんだか渋そう。理由を聞いてみると言いづらい雰囲気で言うには、
「金がない、ゴールデンウィークは課題をしたい」
なんてこった、仮にも探検部において極めて重要な役職”主務”についておきながらゴールデンウィークを大阪から出ずに過ごそうだなんて。今岡と有末は激怒した。この朽木糞牆 
の主務尾原をこの企画に参加させなければならぬと。
部長と副部長は猛烈な抗議と説得を試みる。しかし弁舌虚しく尾原の意思は固かった。

それから2週間弱、企画書作成の段階まで誘い続けたが結局彼が参加することはなく、今回は部長今岡と副部長有末の二人で行くこととなったのでありました。

信濃川をともに下る部長の今岡(手前)副部長の有末(奥)

次回、エピソード0.5準備編に続きます。




雨の蓬莱山、確定新歓

(今回は雨で悔しかったこの思いを表現するため関西弁でブログ書いてみます。)