探検部は、自然の中で多く活動します。自然の中でも、心の根底を懐かしく埋まっているような自然こそが、最も探検にふさわしいと思います。 すなわち、雲を眺めているときのような気分の発見が、探検するということです。
そのような探検活動の1つとして、ろうそくを囲んで読書することにしました。人の手によるろうそくですが、火が揺れること、それが自分を照らすこと、そして近づくと暖かいことは、全く自然で、しかもそれの持つノスタルジックな性質は、心へ目を向けさせます。本も郷愁を感じさせるという点で探検的です。
こんにちは63期部長の今岡です。今年のゴールデンウィークは副部長の有末と一緒に信濃川を下ってきました。さすがに信濃川全部は無理なので長岡から新潟港までの約80km、船をこいだのは3日間。ゆったりとした川の流れで心が落ち着くと同時にパドルを漕ぐための肩回りの筋肉がパンパンでした。
折角しんどかったのでブログとしてまとめておきます。
いきなりですが前日譚です。
サークルオリエンテーションの探検部ブースの様子 |
主務尾原(左)副部長有末(右) |
サーオリが4/5,6と開催されて、探検部もブースを出してたくさんの新入生にビラを配りました。(1000枚ぐらい?)彼らの目に宿る希望に満ちた光に入学した当時のことを思い出して時の流れを感じます。
そしてここからは新歓が始まります!
![]() |
サーオリで配ったビラ(新歓案内) |
この画像に書いてある日程で探検部は新歓を行います!
大阪大学近辺での登山が多いですね。どの山も体力がなくても、特別な道具も無くても普通のリュックと運動靴で大丈夫な山なので安心してください!
次に多いのは洞窟ですね!これは見逃せない!
探検部以外で洞窟に行けるところは滅多にないはずです!探検部でいくのは観光客が行けるような所謂観光洞ではなく、開発のされていない自然のままの洞窟です!洞窟特有の暗さ、狭さ、3次元的にうねる迷路のような構造、これらが合わさるとまさに異世界に入り込んだかのような体験ができます!
洞窟に関しては必要なものはすべて部室で借りられるので新歓だけでも気軽に来てみてください!
最後に無人島企画がありますね!
無人島といえばなにを思い浮かべるでしょうか?サバイバル、黄金伝説、チネリ米、焚き火、色々あると思いますが!全部できます!
僕も無人島企画は好きなんです。やっぱり自分で食料を捕まえて調理して食べるというのが、生きている実感を得られていいですね。単に楽しいというよりも生の満足感を得られるという感じでしょうか。あと案外どこでも生きていけるんだなっていう気付きがあって、自信にもなります。
参加費用を書いていないので書いておきます!
電車で行く山の企画はお金はかかりません
レンタカーで車に乗っていく山、洞窟は1000円
無人島は2000円かかるのでよろしくお願いします🙇
最後に。
探検部に興味があればぜひどの新歓でもいいので参加してみてください!新歓に参加してぜひ先輩たちから探検の話を聞いてください!みんな大学に入ってから色んな所にいって、色んな体験をしてるので面白い話が聞けると思います!
話だけ聞きたい場合は授業のある平日昼休み部室に来てもらえば説明会を誰か(木曜以外は部長の今岡)が開催しているのでぜひ来てみてください。
部室は福利会館の裏の明道館にあります。
明道館に入った正面の2階の真ん中にあります!看板も置いてるのでわかりやすいはず!
![]() |
夜の部室 |
皆さんの入部を探検部一同楽しみに待っています!
63期部長今岡
3月27日に、新歓の下見のため、岡山県の風戸穴に行きました。洞窟の中は、どうなっていたのでしょうか?
立って歩ける場所が多く、綺麗な鍾乳石に囲まれた迷路のようでした。上を見てみると、星空のように美しい天井が見えました。
こんにちは!探検部64期の久保木です。
今回は、僕たちが2024年11月9日に蓬莱山に登ったことについてブログで書いていきたいと思います。
まず、蓬莱山について説明します。蓬莱山は標高が1174mで琵琶湖の近くにある山です。「蓬莱山」という名前からも推測されるように昔の人が修行のために登っていたという霊山らしいです。
蓬莱山に到着して僕たちはまず、樹林帯を歩きました。近くに川も流れていてとてもきれいでした!ごつごつした岩の上を歩いたり急な斜面の横の道を歩いたりと登山らしくいろいろな経験ができて楽しかったです!こういう風に自然を楽しみながら体を動かせるのは登山の醍醐味ですね。
頂上に近づいてくると、紅葉が見えてきました!生き生きとした緑の樹林帯も好きですが、紅葉の味のある赤や黄もやっぱり素敵です。
頂上に到着しました。そこで、木がほとんどないことに衝撃を受けました。別世界のような神秘的な草原が広がっており、「これを見て昔の人はここを蓬莱山という名前にしたのかな?」と感じました。
はじめまして!64期の中田です!
10月12日に愛媛県石鎚山に登ったのでそのことについて書こうと思います。なにぶんこういった書き物は初めてなので拙い文章かと思いますが最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。では、参りましょう!
10月11日(金)
17時30分、部室集合。なお、一名遅刻。まぁ探検部クオリティですわな。そんなこんなで車を走らせ登山口の土小屋駐車場に到着。
![]() |
道中の明石海峡大橋 |
野宿と車中泊に分かれて各々登山に備えます。私は野宿でしか得られない栄養があると信じ込んでいるので野宿にしました。これが入部以来最大レベルの危機を招くとはこの時は知る由もありませんでした。
土小屋駐車場の標高は約1500m、時期は10月中旬。加えて私が使っているシュラフは登山用ではなくキャンプ用のものでカバーもありません。そんな中で野宿したらどうなるでしょうか・・・はい、寒すぎました。重ね着していたにしても限度があります。シュラフカバーがないため結露した水分をシュラフが吸い取りシュラフに足を入れるとあったかいのかつめたいのかよくわからない状態に。数時間おきに目が覚めては何度か散歩しつつなんとか元気に朝を迎えました。
![]() |
![]() |
駐車場から |
登山開始。天候にも恵まれとてもいい景色でした。アルプスと違った一面緑の景色で新鮮でした。
![]() |
いい景色 |
そこまで長い行程ではなく順調に進みました。道中にもところどころ岩がありそのたびに寄り道して楽しみました。そしてすぐに今回の目玉の鎖場に到着。人気の山なのでこの辺りでかなりの渋滞ができていました。肝心の鎖場は二の鎖と三の鎖、それぞれ約70mほどが連続してとても楽しかったです。鎖場好きの私も大満足でした。
![]() |
楽しい楽しい鎖場 |
三の鎖を登るとすぐ石鎚山の山頂、および石鎚神社に到着しました。山頂付近は紅葉も色づいていて最高の景色でした。軽食や売店で少し休憩してさらに奥の天狗岳、南尖峰に向かいました。
![]() |
石鎚神社にて |
南尖峰では奥に目立った岩があり私を皮切りに全員1回ずつその岩に立ち写真を撮りました。
![]() |
南尖峰の岩 |
実は渋滞と南尖峰ではしゃぎすぎたこともあり予定がかなり遅れており少々急ぎで下山し始めました。とはいえ、鎖場は別。下山は回り道で帰る方々も多かったですが我々は下山も鎖に挑みました。登りよりもかなり恐怖感があり慎重に降りました。
そうして下山完了し、いつも通り温泉に行きご飯を食べ帰阪しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。これからも投稿し続ける予定なのでよろしくお願いします。
新ジャンル、廃線廃道探索
こんにちは。阪大探検部一の(いや唯一の?)廃土木構造物マニアであり64期副主務の國部です。突然ですが皆さんは廃線、廃道と聞いて即座にどんなイメージが湧くでしょうか。普通の人からすれば、廃れた鉄道や道路…何それ?という感じだと思います。我々が普段歩いている歩道、車に乗って移動している車道、電車に乗って通勤通学している鉄道は決して土砂に埋もれたり崩れたりしないし、「廃れる」という概念がそもそも無いかもしれません。しかしそれはそれら交通インフラの重要度が高く、絶え間なく人の手を加えて維持されている都市部での話。人口減少の著しい特に山間部には、人の手が長きにわたって加えられず、今この瞬間も崩落し朽ちていく交通路が数えきれないほど存在しているのです。本記事のタイトルにもなっている「廃線廃道探索」では、打ち棄てられ人々から忘れ去られた古の交通路を辿り、踏破して達成感を味わうとともに歴史的な好奇心を満たすことを目的として活動します。
愛宕山鉄道鋼索線とは(企画書より)
今回の探索目標に選んだ愛宕山鉄道鋼索線は、かつて京都市右京区の愛宕山東側斜面に存在していたケーブルカー。京阪電気鉄道と京都電燈(のちの関西電力)が共同出資して設立された愛宕山鉄道により1929年に開業した。麓の清瀧川駅と山頂付近の愛宕駅との高低差638.38mを水平距離2.13kmで結び、当時としてはかなり大規模で先進的なケーブルカーであったが、1944年に戦況の悪化また金属供出の対象になってしまったことなどにより廃止された。
※現役当時の写真はネットで探せば出てきます。興味のある方は是非。
集合、平坦線を歩く
西宮市の武田尾廃線敷(国鉄福知山線旧線)を歩くような企画は以前にも開催されていますが、より世に知られていないような場所を探し探索するという点で、これまでこの部には無かったジャンルだと考えられます。新ジャンル開拓!と銘打って掲示板に募集をかけたところ、想像以上の人数が集まりました。そうして2024年12月21日朝、JR嵯峨嵐山駅に集合した総勢10名の探検部一行は、京都市右京区清滝へ向かいました。