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2025年6月24日火曜日

日本最長!信濃川ダウンリバー 

ep.1 旅が始まる!

さあ!いこう!


4/30 旅立ちの時


とうとう出発の日がやってきた。
僕(今岡)と有末はカヤックへの情熱とまだ見ぬ信濃への思いが最高潮に高まっていた。

出発は梅田のバスターミナル夜10時ごろの長岡駅行のバスである。

ひとり8000円

まずこの日、部室にて6時ごろ落ち合った僕たちはたまたまそこにいた中邨とともに出発前の腹ごしらえに向かった。
3人はとんかつを食べに松のやへ。勝負の前はとんかつと相場が決まっている。まあでも実際別に勝負しにいくわけでもない、ただ松のやが安いというそれだけの理由で松のやが選ばれただけだ。

とんかつを食べながらこの旅への思い(主に不安)を語り合いながら、カツを食べた。白ご飯が食べ放題ではあるがここで食べすぎては夜行バスでお腹が心配なので抑えめに食べることにした。だいぶん先を見据えて行動ができるようになってきたものだ。

とんかつを食べきり、中邨に見送られ、僕と有末は阪急宝塚線で石橋から梅田へ。
梅田スカイビルの1階からバスはでるそうなので阪急梅田から10分ほど歩いて向かう。
再開発が進み綺麗になったあたりを歩いて抜けていく、自分たちのほかにも大勢同じ方向に向かう人がいた。

マツダのショールーム、かっこいいね

都会のバスターミナルは大抵そうだが、ここのターミナルの待合席もやはり人で埋まっていた。みんな早めに来て自分の予約したバスを逃さないように必死なのだろう、僕たちは建物の外のベンチで時間をつぶすことにした。

こいのぼりが夜の梅田を泳ぐ

出発の時間がやってきた。運転手に僕たちの大きなザックを荷室に入れてもらい座席へ向かう。
隣の席が見知った人間の高速バスは気楽に乗れていいものだ。いつにもましてぐっすり寝られる気がする。(いびきもあんまり気にしなくていい)

夜行バスなので出発早々電気も消され、僕も常備しているアイマスクと耳栓を装着してさっさと寝た。近頃は特技といっていいほどどこでもすぐに寝られるようになってきた。野宿だってどこでもできるし僕にはもう宿はいらないと思う。

旅の出発には色々なことを考えるものだ、例えば現地の景色を想像したり、どんなご飯があるか考えたり。けれど僕の睡眠力のまえではそんな旅の趣もへったくれもない、気づいたら寝てしまって朝が来ているからである。ということですぐに朝が来てそこは長岡であった。


5/1 長岡到着

長岡駅前!バス降車!

朝6時過ぎ、バスからおりたらそこは長岡駅前の商店街。朝早いからどの店も閉まっていて長岡の町がどれくらい栄えているのかはよくわからない。
長岡にトー横みたいなとこがあった!

有末が朝ごはんを食べようというので長岡駅構内のパン屋へ行ってモーニングを食べることにした。図らずとも同じクロックムッシュを二人は注文して仲良く食べた。この旅では幾度かこうやって同じものを注文することがあった。(食に関しては)案外気の合う二人なのかもしれない。

駅のコンビニにあった、買わなかった

モーニングを食べ終えザックを背負った二人は長岡の町へ歩き出した。

長岡市民の足と有末の足

ところで私たちは肝心の船を持たずに長岡に来ていた。なら船はどうしたのかというと、
遡ること5日前4/26に大阪大学の近くのヤマト運輸の営業所から長岡東蔵王営業所へ送っていたのでした。

そして営業所止め、現地受け取りにしていた船を営業開始時刻8時ちょうどに受け取り信濃川へ向かった。20kg弱あるこんな船を約8000円で運んでくれるヤマト運輸はありがたいものである。
これからもこのシステムで旅をする際は利用させてもらおう。

花火大会が有名な長岡だからだろうか

そんな重い船を有末君は頑張って信濃川の河川敷まで運んでくれました。20分ぐらいの距離だけど大阪から長岡までよりも長く感じる気がしたね。ありがとう有末君

有末は船、今岡は二人の荷物担当

信濃川までついたら、漕ぎ出すのにちょうどいいところを探し出し、船を組み立てる。
やっと信濃川!

組み立てにもなれたね!

そうして5/1の10時ごろ、ようやく二人はわれらが艦艇アルフェック・ボイジャーで信濃川に漕ぎ出していくのであった。

次回 エピソード2、ダウンリバースタート!に続く

ぷかぷかでうきうきな有末(蔵王橋のたもと)